第44回京浜盃。
好発はワールドリング。このあおりでアランバローズは加速がつきませんでした。逃げたのはジョーロノ。2番手にピースフラッグとイグナイターでこの3頭が先行集団。3馬身差でワールドリングとランリョウオーの2頭が好位。2馬身差でチサットとマカベウスの2頭が中団。6馬身差でアランバローズ。後方2番手がトランセンデンスで最後尾にセイカメテオポリスという隊列。ハイペースでした。
3コーナーで外からイグナイターが先頭に。ジョーロノは一杯になり,ランリョウオー,マカベウス,ピースフラッグ,チサットの順になりましたが,ピースフラッグは一杯になり,直線では内からイグナイター,ランリョウオー,マカベウス,チサットの4頭がほぼ横並びに。この4頭の競り合いからランリョウオーとマカベウスの2頭が脱落し,優勝争いはイグナイターとチサットの2頭。最後は外から差し切ってチサットが優勝。3コーナー先頭のイグナイターが1馬身4分の1差の2着。ランリョウオーは退けたマカベウスが1馬身半差で3着。大外から脚を伸ばしたトランセンデンスがクビ差の4着でランリョウオーがクビ差で5着。
優勝したチサットは南関東重賞初挑戦での制覇。デビューは北海道。今年に入ってから南関東で走り始め連勝。初戦が5馬身差で2戦目が7馬身差の圧勝という新興勢力。注目は5戦全勝で2歳戦を終えたアランバローズの走りでしたが,逃げることができずに惨敗。ということは逃げないと力を発揮することが現時点ではできないということでしょう。2着馬はここがJRAからの転入初戦で,3着から5着までの3頭が南関東重賞の勝ち馬。つまり新興勢力の2頭が既存勢力に対して勝ったという結果ですから,そのことがもつ意味は大きいのではないかと思います。父はスマートファルコン。母は2008年に東京2歳優駿牝馬,2009年に桜花賞と東京プリンセス賞を勝ったネフェルメモリー。
騎乗した大井の笹川翼騎手は報知オールスターカップ以来の南関東重賞11勝目。京浜盃は初勝利。管理している大井の佐宗応和調教師は南関東重賞5勝目。京浜盃は初勝利。
スピノザが続けていっているのは,相互に等しい無限に多くのinfinita長方形は,どれも円が存在する限りにおいてでなくては存在するといわれ得ないということです。相互に等しい無限に多くの長方形は,円の中に含まれているという仮定ですから,このことは当然といっていいでしょう。そして同時に,これらの長方形の観念ideaは,円の観念の中に包容されている限りでなくては存在するということができないといっています。もし無限に多くの長方形が,円が存在する限りにおいてでなくては存在し得ないのであれば,第二部定理七により,この無限に多くの長方形を観念対象ideatumとした観念は,円の観念があるのでなければ考えるconcipereことができないものです。よって,無限に多くの長方形の観念は,円の観念の中に包容されている限りでなくては存在し得ないことになります。
まずこの部分から,円と長方形が何の比喩であるのかが分かります。ここで円といわれているのは,第二部定理八および第二部定理八系のいい方では神Deusの属性attributumに該当します。また長方形,岩波文庫版の訳語では矩形というのは,第二部定理八のいい方では,個物res singularisないしは様態modiの形相的本性essentia formalisに該当します。一方,第二部定理八系のいい方では,円の観念が神の無限な観念に該当し,長方形あるいは矩形の観念は,個物の客観的有esse objectivumすなわち個物の観念に該当します。
柏葉も論文の中で指摘していますが,これは比喩なので,解釈する上では比喩されているものと比喩しているものの相違点を理解しておかなければなりません。そしてその最大の相違点は,円が神の属性に喩えられている点に存します。第一部定理一〇から分かるように,属性というのはそれ自身で考えられるものです。いい換えればそれを認識するcognoscereためにほかのものを認識する必要がありません。そして第一部公理四により,結果effectusの認識は原因causaの認識に依存するのですから,もしもあるものを認識するためにそのもの自身の認識以外の認識が必要とされないのであれば,そのものは自己原因causa suiであることになります。要するに属性というのは自己原因なのです。これに対して円というのは自己原因ではなく,それが存在するためには外部に原因を必要とします。
好発はワールドリング。このあおりでアランバローズは加速がつきませんでした。逃げたのはジョーロノ。2番手にピースフラッグとイグナイターでこの3頭が先行集団。3馬身差でワールドリングとランリョウオーの2頭が好位。2馬身差でチサットとマカベウスの2頭が中団。6馬身差でアランバローズ。後方2番手がトランセンデンスで最後尾にセイカメテオポリスという隊列。ハイペースでした。
3コーナーで外からイグナイターが先頭に。ジョーロノは一杯になり,ランリョウオー,マカベウス,ピースフラッグ,チサットの順になりましたが,ピースフラッグは一杯になり,直線では内からイグナイター,ランリョウオー,マカベウス,チサットの4頭がほぼ横並びに。この4頭の競り合いからランリョウオーとマカベウスの2頭が脱落し,優勝争いはイグナイターとチサットの2頭。最後は外から差し切ってチサットが優勝。3コーナー先頭のイグナイターが1馬身4分の1差の2着。ランリョウオーは退けたマカベウスが1馬身半差で3着。大外から脚を伸ばしたトランセンデンスがクビ差の4着でランリョウオーがクビ差で5着。
優勝したチサットは南関東重賞初挑戦での制覇。デビューは北海道。今年に入ってから南関東で走り始め連勝。初戦が5馬身差で2戦目が7馬身差の圧勝という新興勢力。注目は5戦全勝で2歳戦を終えたアランバローズの走りでしたが,逃げることができずに惨敗。ということは逃げないと力を発揮することが現時点ではできないということでしょう。2着馬はここがJRAからの転入初戦で,3着から5着までの3頭が南関東重賞の勝ち馬。つまり新興勢力の2頭が既存勢力に対して勝ったという結果ですから,そのことがもつ意味は大きいのではないかと思います。父はスマートファルコン。母は2008年に東京2歳優駿牝馬,2009年に桜花賞と東京プリンセス賞を勝ったネフェルメモリー。
騎乗した大井の笹川翼騎手は報知オールスターカップ以来の南関東重賞11勝目。京浜盃は初勝利。管理している大井の佐宗応和調教師は南関東重賞5勝目。京浜盃は初勝利。
スピノザが続けていっているのは,相互に等しい無限に多くのinfinita長方形は,どれも円が存在する限りにおいてでなくては存在するといわれ得ないということです。相互に等しい無限に多くの長方形は,円の中に含まれているという仮定ですから,このことは当然といっていいでしょう。そして同時に,これらの長方形の観念ideaは,円の観念の中に包容されている限りでなくては存在するということができないといっています。もし無限に多くの長方形が,円が存在する限りにおいてでなくては存在し得ないのであれば,第二部定理七により,この無限に多くの長方形を観念対象ideatumとした観念は,円の観念があるのでなければ考えるconcipereことができないものです。よって,無限に多くの長方形の観念は,円の観念の中に包容されている限りでなくては存在し得ないことになります。
まずこの部分から,円と長方形が何の比喩であるのかが分かります。ここで円といわれているのは,第二部定理八および第二部定理八系のいい方では神Deusの属性attributumに該当します。また長方形,岩波文庫版の訳語では矩形というのは,第二部定理八のいい方では,個物res singularisないしは様態modiの形相的本性essentia formalisに該当します。一方,第二部定理八系のいい方では,円の観念が神の無限な観念に該当し,長方形あるいは矩形の観念は,個物の客観的有esse objectivumすなわち個物の観念に該当します。
柏葉も論文の中で指摘していますが,これは比喩なので,解釈する上では比喩されているものと比喩しているものの相違点を理解しておかなければなりません。そしてその最大の相違点は,円が神の属性に喩えられている点に存します。第一部定理一〇から分かるように,属性というのはそれ自身で考えられるものです。いい換えればそれを認識するcognoscereためにほかのものを認識する必要がありません。そして第一部公理四により,結果effectusの認識は原因causaの認識に依存するのですから,もしもあるものを認識するためにそのもの自身の認識以外の認識が必要とされないのであれば,そのものは自己原因causa suiであることになります。要するに属性というのは自己原因なのです。これに対して円というのは自己原因ではなく,それが存在するためには外部に原因を必要とします。
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