21日の第61期王座戦五番勝負第五局。
振駒で羽生善治王座の先手。中村太地六段の横歩取り△8四飛。早い段階での戦いとはならず,手順の成り行きから,後手が先手の攻め駒を抑え込みにいく展開になりました。
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3二の金が上がった局面で,後手としては方針通りの指し方でしょう。先手は食い破りにいかなければなりません。▲6六飛と6筋に狙いをつけました。後手は△6五歩と突き,▲同桂に△5四歩と,一転して強く受け止めにいく構え。▲7三桂成△同金に▲9五角と打ちましたが,これは攻めの継続を図る好手だったようです。△8二角と受けましたが構わず▲7三角成と切り,△同角に▲6四金とシンプルに攻め込みました。△同銀▲同銀は当然で,△8四角と飛車に当てて逃げるのも自然でしょう。先手は▲7五歩と手筋で受け,後手は△4二玉と早逃げ。
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ここでは仕方がないのかもしれませんが,この早逃げはあまり効果的ではありませんでした。おそらく第1図から第2図へ至る途中,△6五歩▲同桂としたのは,相手の攻めに乗じて自分の駒も捌いてしまう狙いですが,この将棋では呼び込み過ぎで,単に△5四歩の方が受け止めるには優っていたと思われます。
第2図からは▲2二歩△1三桂の交換を入れて▲2六桂と今度はこちら側から攻撃。△2三銀に▲3四歩と大きな拠点を作ることに成功。△2五歩と催促されましたが▲7三銀不成の決め手がありました。
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これでどう応じても後手の網が食い破られた形。それでは元の方針に沿いませんから,後手に勝機はありません。この後も的確に攻め続けた先手が勝っています。
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羽生王座が3勝2敗で防衛。王座は60期に続く連覇で,通算21期目です。
僕の投票行動の具体的な基準に照らし合わせたとき,投票したいと思うような候補者が存在しないという場合が生じ得ます。というより実際にこういうケースに遭遇したことがあります。ではその場合にどうするかといえば,これは無効票を投じます。すでに説明したように,選挙は日曜に行われるのが常であり,僕は先に勝馬投票を済ませてから選挙の投票をしますので,この場合には投票用紙には馬の名前か騎手の名前を記入します。
無効票を投じる場合に,このような手法を採用するというのは,実は最近に始まったことではなく,かなり以前から同様でした。1995年の4月9日に桜花賞があり,ワンダーパヒュームという馬が勝っています。そしてこの日は選挙がありました。日付から考えると,おそらくは統一地方選挙でしょう。横浜市の場合,地方選挙だと県知事,市長,県議会,市議会とありますから,どれであったかは定かではありませんが,少なくとも1票はワンダーパヒュームと書いて投票しました。結果的に桜花賞馬に投票したことになったので,これはよく覚えています。僕が選挙権を得たのは1990年。ですからこの方式は無効票を投じる場合には早い段階から採用していた手法で,現在もそれを踏襲しているというのが正しい説明になるかと思います。
なお,無効票を投じるくらいならば棄権しても同じであるという主張があるでしょう。僕はそれには同意し,とくに反論はしません。ただ,僕は現時点で考えられる政治制度としては民主制というのが最良であろうと思っていて,そのために投票率が低下することは好ましくないと考えています。なのでわざわざ無効票を投票しにいくということもするのです。僕はかつて1度だけ,直前になって用事ができてしまい,どうしても投票に行けないということがありました。当時は現在ほど投票時間が長くなかったということもあります。そのときは仕方がないので棄権することになってしまいましたが,この例外を除けば,あらゆる選挙で棄権したということはありません。ちなみにこの棄権した選挙というのは,1991年4月7日の統一地方選挙で,初めて選挙権を行使できる選挙だったと記憶しています。
振駒で羽生善治王座の先手。中村太地六段の横歩取り△8四飛。早い段階での戦いとはならず,手順の成り行きから,後手が先手の攻め駒を抑え込みにいく展開になりました。
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ここでは仕方がないのかもしれませんが,この早逃げはあまり効果的ではありませんでした。おそらく第1図から第2図へ至る途中,△6五歩▲同桂としたのは,相手の攻めに乗じて自分の駒も捌いてしまう狙いですが,この将棋では呼び込み過ぎで,単に△5四歩の方が受け止めるには優っていたと思われます。
第2図からは▲2二歩△1三桂の交換を入れて▲2六桂と今度はこちら側から攻撃。△2三銀に▲3四歩と大きな拠点を作ることに成功。△2五歩と催促されましたが▲7三銀不成の決め手がありました。
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これでどう応じても後手の網が食い破られた形。それでは元の方針に沿いませんから,後手に勝機はありません。この後も的確に攻め続けた先手が勝っています。
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羽生王座が3勝2敗で防衛。王座は60期に続く連覇で,通算21期目です。
僕の投票行動の具体的な基準に照らし合わせたとき,投票したいと思うような候補者が存在しないという場合が生じ得ます。というより実際にこういうケースに遭遇したことがあります。ではその場合にどうするかといえば,これは無効票を投じます。すでに説明したように,選挙は日曜に行われるのが常であり,僕は先に勝馬投票を済ませてから選挙の投票をしますので,この場合には投票用紙には馬の名前か騎手の名前を記入します。
無効票を投じる場合に,このような手法を採用するというのは,実は最近に始まったことではなく,かなり以前から同様でした。1995年の4月9日に桜花賞があり,ワンダーパヒュームという馬が勝っています。そしてこの日は選挙がありました。日付から考えると,おそらくは統一地方選挙でしょう。横浜市の場合,地方選挙だと県知事,市長,県議会,市議会とありますから,どれであったかは定かではありませんが,少なくとも1票はワンダーパヒュームと書いて投票しました。結果的に桜花賞馬に投票したことになったので,これはよく覚えています。僕が選挙権を得たのは1990年。ですからこの方式は無効票を投じる場合には早い段階から採用していた手法で,現在もそれを踏襲しているというのが正しい説明になるかと思います。
なお,無効票を投じるくらいならば棄権しても同じであるという主張があるでしょう。僕はそれには同意し,とくに反論はしません。ただ,僕は現時点で考えられる政治制度としては民主制というのが最良であろうと思っていて,そのために投票率が低下することは好ましくないと考えています。なのでわざわざ無効票を投票しにいくということもするのです。僕はかつて1度だけ,直前になって用事ができてしまい,どうしても投票に行けないということがありました。当時は現在ほど投票時間が長くなかったということもあります。そのときは仕方がないので棄権することになってしまいましたが,この例外を除けば,あらゆる選挙で棄権したということはありません。ちなみにこの棄権した選挙というのは,1991年4月7日の統一地方選挙で,初めて選挙権を行使できる選挙だったと記憶しています。
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