今年から阪神競馬場の1800メートルに条件変更となった第9回ジャパンカップダート。マストトラックが出走取消。
発走後の直線で先団がごった返し,なかなか隊列が決まりませんでしたが,最終的にはサクセスブロッケンの逃げになりました。ティンカップチャリス,フリオーソ,メイショウバトラー,アドマイヤフジ,カネヒキリ,カジノドライヴまでが先行集団を形成。最初の800メートルは48秒4。コーナーの関係もあってやや変則的になりましたがミドルペース。
ヴァーミリアンは普段より後ろ目から。向正面からは徐々に進出,外を回りながら直線入口では前を射程圏内に。これをマークするように上がってきたのがメイショウトウコンで,叩き合いではヴァーミリアンを交わしたのですが,先にインから抜け出していたカネヒキリがこの2頭を抑えて優勝。メイショウトウコンが2着でヴァーミリアンが3着。4着以下は少し離れました。
優勝したカネヒキリは2006年のフェブラリーステークス以来の勝利で大レース5勝目。このレースも2005年に制していて2勝目。2006年の帝王賞で2着になった後,脚に故障を発症。今年の11月に2年以上の休養を経てようやく出走にこぎつけ,そこは敗れたものの1度使われて見事に復活を果しました。馬も関係者も称えられるべき勝利と思います。父はフジキセキ。名前はハワイのことばで雷の精。
鞍上はフランスのクリストフ・ルメール騎手で,エリザベス女王杯に続き今秋2度目の大レース制覇。ジャパンカップダートは初優勝。管理するのは角居勝彦調教師で,こちらも天皇賞に続く大レース優勝。このレースはこの馬で2勝目となっています。
明日は王将戦挑戦者決定リーグ最終局。挑戦の可能性があるのは3人。そのうち深浦康市王位と丸山忠久九段が直接対決しますので,ここではその将棋を取り上げます。
第二部定理二六が生じさせるように思われる齟齬と関係するもうひとつの問題は,僕個人としてはさらに重大と思える問題で,これは『エチカ』でいえば第五部定理二二とか次の二三などに関係してきます。
問題そのものの中心がどのような点にあると僕が考えているのかといえば,事物の本性というものと,事物の観念,なかんずく事物の十全な観念というものは,異なったものであると考えるべきなのか,それとも同一のものであると考えるべきなのかということです。あるいは別のいい方としては,事物の本性というものは,観念として客観的にあるとしか考えられないようなものであるのか,それとも観念を離れた形相的なものとしてあると考えることもできるのかということです。
僕は,事物の本性というものは,形相的にもあることができるものではないかと考えています。しかし,『エチカ』第五部というのを全体的に考えれば,この理解というのはやや妥当性を欠くかもしれません。実際,僕は,第五部定理二三などについては,スピノザが出している結論とは別の結論も出すことができるのではないかと思っています。これについてもここではこれ以上は言及しませんが,僕がそう考える根拠だけ同様に示しておくとすれば,これは第二部定理八,そしてその系になります。
いずれにしても,このふたつの問題に関しては,スピノザの哲学を専門的に研究している人たちの間でも,判断が分かれるところではないだろうかと思います。そこで,僕の結論は僕の結論として,第二部定理二六に関しては,それをどのように考えれば僕のこのような理解と矛盾を起こさずに考えることができるのかということを示すことにします。
発走後の直線で先団がごった返し,なかなか隊列が決まりませんでしたが,最終的にはサクセスブロッケンの逃げになりました。ティンカップチャリス,フリオーソ,メイショウバトラー,アドマイヤフジ,カネヒキリ,カジノドライヴまでが先行集団を形成。最初の800メートルは48秒4。コーナーの関係もあってやや変則的になりましたがミドルペース。
ヴァーミリアンは普段より後ろ目から。向正面からは徐々に進出,外を回りながら直線入口では前を射程圏内に。これをマークするように上がってきたのがメイショウトウコンで,叩き合いではヴァーミリアンを交わしたのですが,先にインから抜け出していたカネヒキリがこの2頭を抑えて優勝。メイショウトウコンが2着でヴァーミリアンが3着。4着以下は少し離れました。
優勝したカネヒキリは2006年のフェブラリーステークス以来の勝利で大レース5勝目。このレースも2005年に制していて2勝目。2006年の帝王賞で2着になった後,脚に故障を発症。今年の11月に2年以上の休養を経てようやく出走にこぎつけ,そこは敗れたものの1度使われて見事に復活を果しました。馬も関係者も称えられるべき勝利と思います。父はフジキセキ。名前はハワイのことばで雷の精。
鞍上はフランスのクリストフ・ルメール騎手で,エリザベス女王杯に続き今秋2度目の大レース制覇。ジャパンカップダートは初優勝。管理するのは角居勝彦調教師で,こちらも天皇賞に続く大レース優勝。このレースはこの馬で2勝目となっています。
明日は王将戦挑戦者決定リーグ最終局。挑戦の可能性があるのは3人。そのうち深浦康市王位と丸山忠久九段が直接対決しますので,ここではその将棋を取り上げます。
第二部定理二六が生じさせるように思われる齟齬と関係するもうひとつの問題は,僕個人としてはさらに重大と思える問題で,これは『エチカ』でいえば第五部定理二二とか次の二三などに関係してきます。
問題そのものの中心がどのような点にあると僕が考えているのかといえば,事物の本性というものと,事物の観念,なかんずく事物の十全な観念というものは,異なったものであると考えるべきなのか,それとも同一のものであると考えるべきなのかということです。あるいは別のいい方としては,事物の本性というものは,観念として客観的にあるとしか考えられないようなものであるのか,それとも観念を離れた形相的なものとしてあると考えることもできるのかということです。
僕は,事物の本性というものは,形相的にもあることができるものではないかと考えています。しかし,『エチカ』第五部というのを全体的に考えれば,この理解というのはやや妥当性を欠くかもしれません。実際,僕は,第五部定理二三などについては,スピノザが出している結論とは別の結論も出すことができるのではないかと思っています。これについてもここではこれ以上は言及しませんが,僕がそう考える根拠だけ同様に示しておくとすれば,これは第二部定理八,そしてその系になります。
いずれにしても,このふたつの問題に関しては,スピノザの哲学を専門的に研究している人たちの間でも,判断が分かれるところではないだろうかと思います。そこで,僕の結論は僕の結論として,第二部定理二六に関しては,それをどのように考えれば僕のこのような理解と矛盾を起こさずに考えることができるのかということを示すことにします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます