右折事故で自動車が歩道に突っ込み歩行者が亡くなる事故がありました
被害者の遺族の方が警察に「事故で死亡者が出ないように歩道に車止めを設置してもらえないか」と相談したところ
あっさりと要望に応えてくれたそうです
ところが 車止めというのはガードレールのような安全基準がなく 走ってくる自動車を防ぐ能力は特にないのだそうです
実際に ガードレールの支柱というのは地面から上に出ている長さと同じくらいに地中にも埋設されており 大型トラックの激突にも耐えられるよう試験をクリアしているのですが
車止め場合は20〜30センチくらいしか地中には埋まっておらず 自動車が激突した場合には簡単になぎ倒されてしまうそうです
この話 何かおかしくありませんか?
被害者遺族の方は再発防止という目的のために要望したものであるにも関わらず 警察は「車止めを設置してもらえないか」という要望に対し ただ設置しただけなのです
要望の目的というものを無視して ただ「車止めを設置してもらえないか」という要望を叶えただけなんですね
もし同じように自動車が歩道に突っ込んできて誰かが死亡しても 警察は何の責任も負わないつもりです
「言われたから やっただけ」という 機械的手続きに人間性があるでしょうか
要望の目的を無視していても それが原因で助かる命が助からないとしても 警察は何も責任を取るつもりはないようです
法律というのは 機械的な手続きに過ぎず 誰も迷惑していない場合においても法律に触れさえすれば刑事告訴も可能となるものであって 逆に明らかに無責任な行動であっても法律上存在しなければ無罪なのです
「法律は人類の財産」などと形容するバカがいますが 憲法で武装の放棄を宣言しているにも関わらず 地政学的恐怖心から戦略航空母艦を配備できるという「解釈」も可能なのが 法律というものの実相です
法律というもの 規則というものには必ず主旨というものがあります
主旨を逸脱した運用をすれば 人畜無害な行為も犯罪にでっち上げ 無責任な脱法行為も許容されるのが法律というものなのです
法律は所詮道具に過ぎず 使う方の人間性が必要となるのです
「法律は人類の財産」と 学校では教えられたでしょうが そこに論理的根拠はあるのかを 考えた人はいるのでしょうか
ジャック:デリダは脱構築可能性を説きました
ヒトという種の生物は どうしても根拠のない実証不能の観念を鵜呑みにし 疑うことを忘れて構築性の檻の中に閉じこもろうとする先天的習性があるからです
警察というのは犯罪者や違反者を取り締まることだけが目的で
適度に犯罪者や違反者がいた方が組織にとって有利であるため 犯罪や事故が減らなくても構わないのです
組織の利益を優先し個人が自律的な社会的責任を負わないわけです
どっかで読んだことないですか?
右折事故だけで年間1万8千件も発生しているにも関わらず 警察が言ったのは「注意して」という精神論だけです
もし警察が国土交通省と連携して事故防止のための構造的原因究明によって実効性のある合理的再発防止策を進めていれば 防げた事故もあったはずです
死なずに済んだ人もいたかも知れません
国家権力を用いた国民の行動抑圧が刑法というものの実体であり 国家権力に対する恐怖心が刑法によって植え付けられているため 本当は無責任な行為であっても誰も疑義を唱えることはしないのです
「怖いこと=悪いこと」ではありません
ナチス政権下において ナチスに反対することはとても怖いことであり 命に関わる危険も伴うことでもあります
東京電力社内において 原発の津波に対する脆弱性を主張することは 決して安心なことではありませんでした 実際に主張した担当者は東電の体質に屈して辞職し 遠く離れた四国で農業に従事したそうです
この国では内部告発者は「裏切り者扱い」されます
利己的利益を優先すれば 組織の体制や体質に従順に従い 何も疑問を持たずに服従しておいた方が安心して生活することが出来るでしょう
そうした自己の無責任さを意識から外すために 毎晩エタノールで脳を麻痺させて 酔っぱらい同士で話を丸めておけば安心満足することが出来るのでしょう
ヒトはバカでいた方が 気分的には安心満足することが出来るという とても残念な生き物なのです
Ende;
被害者の遺族の方が警察に「事故で死亡者が出ないように歩道に車止めを設置してもらえないか」と相談したところ
あっさりと要望に応えてくれたそうです
ところが 車止めというのはガードレールのような安全基準がなく 走ってくる自動車を防ぐ能力は特にないのだそうです
実際に ガードレールの支柱というのは地面から上に出ている長さと同じくらいに地中にも埋設されており 大型トラックの激突にも耐えられるよう試験をクリアしているのですが
車止め場合は20〜30センチくらいしか地中には埋まっておらず 自動車が激突した場合には簡単になぎ倒されてしまうそうです
この話 何かおかしくありませんか?
被害者遺族の方は再発防止という目的のために要望したものであるにも関わらず 警察は「車止めを設置してもらえないか」という要望に対し ただ設置しただけなのです
要望の目的というものを無視して ただ「車止めを設置してもらえないか」という要望を叶えただけなんですね
もし同じように自動車が歩道に突っ込んできて誰かが死亡しても 警察は何の責任も負わないつもりです
「言われたから やっただけ」という 機械的手続きに人間性があるでしょうか
要望の目的を無視していても それが原因で助かる命が助からないとしても 警察は何も責任を取るつもりはないようです
法律というのは 機械的な手続きに過ぎず 誰も迷惑していない場合においても法律に触れさえすれば刑事告訴も可能となるものであって 逆に明らかに無責任な行動であっても法律上存在しなければ無罪なのです
「法律は人類の財産」などと形容するバカがいますが 憲法で武装の放棄を宣言しているにも関わらず 地政学的恐怖心から戦略航空母艦を配備できるという「解釈」も可能なのが 法律というものの実相です
法律というもの 規則というものには必ず主旨というものがあります
主旨を逸脱した運用をすれば 人畜無害な行為も犯罪にでっち上げ 無責任な脱法行為も許容されるのが法律というものなのです
法律は所詮道具に過ぎず 使う方の人間性が必要となるのです
「法律は人類の財産」と 学校では教えられたでしょうが そこに論理的根拠はあるのかを 考えた人はいるのでしょうか
ジャック:デリダは脱構築可能性を説きました
ヒトという種の生物は どうしても根拠のない実証不能の観念を鵜呑みにし 疑うことを忘れて構築性の檻の中に閉じこもろうとする先天的習性があるからです
警察というのは犯罪者や違反者を取り締まることだけが目的で
適度に犯罪者や違反者がいた方が組織にとって有利であるため 犯罪や事故が減らなくても構わないのです
組織の利益を優先し個人が自律的な社会的責任を負わないわけです
どっかで読んだことないですか?
右折事故だけで年間1万8千件も発生しているにも関わらず 警察が言ったのは「注意して」という精神論だけです
もし警察が国土交通省と連携して事故防止のための構造的原因究明によって実効性のある合理的再発防止策を進めていれば 防げた事故もあったはずです
死なずに済んだ人もいたかも知れません
国家権力を用いた国民の行動抑圧が刑法というものの実体であり 国家権力に対する恐怖心が刑法によって植え付けられているため 本当は無責任な行為であっても誰も疑義を唱えることはしないのです
「怖いこと=悪いこと」ではありません
ナチス政権下において ナチスに反対することはとても怖いことであり 命に関わる危険も伴うことでもあります
東京電力社内において 原発の津波に対する脆弱性を主張することは 決して安心なことではありませんでした 実際に主張した担当者は東電の体質に屈して辞職し 遠く離れた四国で農業に従事したそうです
この国では内部告発者は「裏切り者扱い」されます
利己的利益を優先すれば 組織の体制や体質に従順に従い 何も疑問を持たずに服従しておいた方が安心して生活することが出来るでしょう
そうした自己の無責任さを意識から外すために 毎晩エタノールで脳を麻痺させて 酔っぱらい同士で話を丸めておけば安心満足することが出来るのでしょう
ヒトはバカでいた方が 気分的には安心満足することが出来るという とても残念な生き物なのです
Ende;