[あらすじ] 雌雄の飼い犬のうち、雌のカバサの命が風前の灯。
今日、午前2時11分に、息を引き取りました。
最期の40分は、よほど苦しかったのか、断続的に叫んでいた。
ピイピイと鳴いているうちに、それでは済まなくなり、
声をあげてオウオウと鳴く。
それは本当に大きな声で、たぶん隣の家くらいには聞こえたのではないだろうか。
しかし、最期の最期は声も出ない。
息をしようという動きもかなわないのか、
声も無く、体を一瞬反らせる。
それが、2分あまりも続いた。
20回くらい、引きつって、やっとそれがおさまって、
それが最期の証拠だった。
引きつっている時には、もう目は光を失っている。
これは動きではなく、ただの痙攣で、命はもう途絶えているのかもしれない。
そうして間もなく、尿が出てくる。
もう何日も食べられずにいたので、肛門からは何も一滴も出ない。
尿はおもいがけず多く、出したかっただろうと思う。
けれど、寝たまま出したのは、最期の2日のほんの数回だけだ。
自分が一番で、きょうだいにひどくつらく当たってきた。
けれど仲良くもあり、よく遊んだ。
カバサのいない朝は静かだ。
ジーロの散歩に行ってきます。
今日、午前2時11分に、息を引き取りました。
最期の40分は、よほど苦しかったのか、断続的に叫んでいた。
ピイピイと鳴いているうちに、それでは済まなくなり、
声をあげてオウオウと鳴く。
それは本当に大きな声で、たぶん隣の家くらいには聞こえたのではないだろうか。
しかし、最期の最期は声も出ない。
息をしようという動きもかなわないのか、
声も無く、体を一瞬反らせる。
それが、2分あまりも続いた。
20回くらい、引きつって、やっとそれがおさまって、
それが最期の証拠だった。
引きつっている時には、もう目は光を失っている。
これは動きではなく、ただの痙攣で、命はもう途絶えているのかもしれない。
そうして間もなく、尿が出てくる。
もう何日も食べられずにいたので、肛門からは何も一滴も出ない。
尿はおもいがけず多く、出したかっただろうと思う。
けれど、寝たまま出したのは、最期の2日のほんの数回だけだ。
自分が一番で、きょうだいにひどくつらく当たってきた。
けれど仲良くもあり、よく遊んだ。
カバサのいない朝は静かだ。
ジーロの散歩に行ってきます。
合掌