[一昨日までのあらすじ]
多摩の低山歩き。先を行く犬は私を振り返り、待つ。
ひどく急な斜面を登り続け、ふと、先を行く犬の姿が見えなくなった。
とうとう登り切ったのだ。
呼ぶと、見えるところまで戻って来る。良い犬だ。
(血を分けたきょうだいのもう一匹となんと違う性格なのか)
斜面が終わると、そこは突然、小さいが平たい場所に出る。
そして振り返ると、写真の看板。
今さらそんなこと言われても…。 . . . 本文を読む
小学生と一緒に、テレビを見ていた。
選挙の夜、開票がすすみ、続々と当選が決まっていく時だ。
政治家がぞろぞろ登場する。
顔を見て、ああだこうだ言っていた。
ある人を見て、子どもが言った。
「この人、しらがだからヤだ」
なぬ?
白髪(ここでは、はくはつではなくしらがと読むことにいたしましょう)
だからイヤだとは。
なるほどしかしそれは世間の人もそうなのかもしれない。
そう思って見ると、この人も . . . 本文を読む
瀧を見た後はちょいと引き返して、城山へ登る。
もともと急な山に、更に石組みして盛土して山城にしてあるのだから、
たいへんな急斜面。
そりゃ、登りやすかったらすぐに攻め落とされてしまうものね。
ここには更に葉っぱを敷き詰め、油を引いて滑りやすくしたと言うことだ。
油が無くたってたいへん。
でも犬は身軽に登って行く。
ずっと先まで行って、振り返っては私が進むのをしばし待つ。
おう、あんまり先へ行 . . . 本文を読む
先日行った、細い瀧の氷。
氷の表面はなぜこんな模様になるんだろう?
そして、表面は凍っているけれど、奥はまた水がちょろちょろと流れている。
どこから凍っていくのだろう。
と、家の池や鉢を見ても思う。
けれど。
一晩中観察してみようとは、思わないなー。 . . . 本文を読む
明大前のハナムラ楽器に、暮れに楽器製作をお願いした。
ハナムラの楽器はこれが3本目。
ベースに使える楽器も欲しいし、ああいうのやこういうのや
あれこれ迷うこと1年以上…
やっと決めた。
四弦で、皮を張って、弦長は60cmくらいで、エレキで、
チューニングは上からEADGくらい。
おおまか過ぎる思いを抱いて、お店に行き、ハナさんと相談。
ここまで決めていても、
なんだ、何も決まってないじゃない . . . 本文を読む
なにやら室内が煙い。
煙突の継ぎ目から煙がもれている。
煤(すす)がたまったのだ。
煙突の継ぎ目というのは、特にふさいではいない。
接着したりテープでとめたりしていない。
ストーブから離れた側が、少しだけ細くしぼってあり、
それを次の管に挿して継ぐだけ。
あとは空気の流れに乗って、煙は寄り道することなく
外へと吹き出して行く。
この空気の流れがあるからこそ、ストーブはよく燃える。
煙突の直 . . . 本文を読む
犬と都内の低山へ。
林道はすぐにゲートが有り入れないのだが、その手前で
ずいぶん伐採をしているので、びっくりした。
林業としての伐採なのか、何か開発でもするのか、気になる。
以前、今熊山の不動の瀧が都内から一番近い瀧だ、なんて書いたかもしれないが、
考えてみればもうちょいと近い瀧はいくつも有るな。
沢はまったく水が流れていない。
この様子だと瀧も涸れてしまっていやしないか、と思うほど。
今熊 . . . 本文を読む
桃栗三年柿八年
この続きはいろいろ有るようだが、私の気になるのは
枇杷は九年でなりかねる。
九年経てもなかなか生らない。
じゃあ何年なのさ!
五歳まで住んでいた家は、大正時代に建てられた木造の家屋だった。
湯船はほんとに桶で、ガス化されてはいたけれど横の釜で焚いていた。
コンクリの床の上にすのこでね。
その風呂場には、裏口が有った。
外から直接風呂場に入れる。
これは実に便利だった。
庭 . . . 本文を読む
昨日はP先生の鍼灸治療室の見学日。
というその前夜。
夢にP先生が登場した。
鍼灸学校から、3年生たちがポスター発表に参加しているという
学生の学会をみんなで見に行こうと、
大型バスを借りてでかける。
運転はP先生。
意外だ。
P先生は普段、自動車の運転はしないし、
「肩から肘より肘から肩の方が長いから肉体労働より知的労働に向いてるんです」
と例によって中国古典医書の妙な知識にもとづいたこと . . . 本文を読む
高い木の上に、せわしなく移動して幹をつつく小鳥がいる。
コゲラだ。
特徴ある黒と白の縞と、キツツキらしい後ろ頭のハネ。
かわいい。
池の氷が昼間も解けきらない。
残った氷の上に、溶けた水が薄く覆っている。
そこへ小鳥が降りて、水を飲む。
昨日は、この頃たくさん訪れるジョウビタキの雌。
緋色の腹に、渋い色の紋付を羽織って、かわいい。
隣の家にはメジロが来るのに、ウチの庭には来なくて、ずっとうら . . . 本文を読む
世の中、健康ブームと言うようになってからもうずいぶん時間も経って、
特にブームでもなく、高齢化もあいまって、健康への興味は尽きぬ様相かな。
健康法の本も数多く出ている。
医師によるもの、整体師によるもの、鍼灸師によるもの、栄養士によるもの、
その他様々な医療関係あるいは医療周辺、またはスポーツ界の人によるもの。
それぞれの立場から、あれがいいこれがいい、といろんなことが書いてある。
また、いろ . . . 本文を読む
暮れに、飼い犬が喧嘩した。
私の留守中だった。
母は昼に犬にオヤツをやる。
雌で上位のカバサはあっという間にかじり終わるが、
雄で下位のジーロはゆっくりゆっくりかじる。
だから、いつもジーロは別の部屋に入れてやる。
よく噛んで楽しむオヤツを与えると、ジーロも扉を前足で引っ掻いて、
開けてもらいたがる。
しかしその日は、別室が寒いからかわいそうだと母は考え、
また、ジーロ自身も移動したがらなかっ . . . 本文を読む
元旦の駄法螺に蛇足の説明を施します。
というのも、ほとんど法螺じゃないからで。
あの日、空に七曜の星が揃ったのはまったく本当で、
これはちょっと珍しい天体現象。
あの日、東京に雪が積もったのも本当で、
交差点を抜けた車が勢い余って反転したりしていた。
そして、神社の裏道が踏み跡も無く林床は美しく
雪に覆われていた。
で、気付いたら動物の足跡が点々と付いていて。
足跡の特徴は、まっすぐ一本線 . . . 本文を読む
昨日は、バスを乗り継いで小平へ。
私のツイートをご覧になっていた方はご存じだろうが、まとめてみます。
帰りはひたすら歩いてみよう。
村山貯水池から武蔵境の浄水場まで、水道管の上を多摩湖自転車道がまっつぐ走っている。
それを歩く。
途中、小平在住の友達が、合流すると言う。嬉しいねぇ。
後から走って来るという。
私は小平から離れて花小金井の駅も過ぎた辺りだった。
これ以上離れるのもなんだし、ちょう . . . 本文を読む
初夢・・・
※※※
今のバンドの練習場所は、40年前に建てられた団地の下駄履き住宅みたいに、
一階に店舗が入っているところ。
その中の一軒は旨い定食屋で、私は顔なじみな上に
金回りが大層よろしくないと知られているので、
おかみさんはちょいちょいご飯をタダで食べさせてくれるのだ。
その日は8時からの練習で、7時に店に入ったもので、
前の客の注文と一緒に作ったオムレツを出してくれたが、
かんじん . . . 本文を読む