「面白いから笑うんじゃないんです。
笑うから面白くなるんです。」
定席で落語家がよく言う言葉だ。
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同じように、「笑うのは健康に良い」というのも
枕でよく話される。
「科学的に証明されたそうです。」と言う。
たぶん、草分けである村上和雄さんの研究のことを言っているのだろう。
今は認知症リスクと笑いの回数の研究なども進んできているようだ。
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ある研究では、笑顔を作るだけで良い、という . . . 本文を読む
[あらまし] ドジョウの稚魚を掬ってきて、飼っている。
メダカを買ってきて、飼っている。
庭のトロ舟の環境が良いらしく、7月に仔メダカがたくさん産まれた。
越冬は室内でさせようと思い、45㎝水槽を新調した。
砂利を準備し、砂も敷き、石や鉢や水草を入れ、
水を入れた。
フィルターも稼働した。
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近所の水路から、カワニナを拾ってきた。
道路の側溝には、近くの谷戸の奥からの湧き水が流れている。 . . . 本文を読む
ちゅうげんをいく
と読むと、心は一気に黄河流域に飛ぶ。
実はなんのことは無い、
隣町を散歩しているだけなのだが。
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小学6年生の時の図工の先生が教わっている、
書道教室の展覧会に行った。
その先生の師匠は、西川寧先生(1902‐1989)である。
西川は包世臣が唱え趙之謙も実現した筆法を引き継いだ。
書き出しにその字画の向きと逆から筆を入れ、最後は進んできた方向に筆を抜く、
逆入平出。
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民放の見逃し配信サイトで、テレビドラマやバラエティ番組を、
自分の見たいタイミングで観ている。
2年半ほど前からそんなことをしているが、
最初は友人に勧められたテレビドラマだけを観ていた。
バラエティ番組も観るようになったのはここ半年一年か。
「あちこちオードリー」や「やすとものいたって真剣です」といった
芸人が語り合うものも好きだ。
しかし本当に観たいのはコント番組だ。
今は、そういう企画は . . . 本文を読む
亡父のリュックサックには見憶えが有る。
ズック
古臭い言葉だな
厚手の綿布でできた
ポケットも特に無い、生成りのズックのリュックだ。
持ってみると、とても重い。
何が入っているかと出してみたら、
弓道具とスケートシューズだった。
亡父のスケートシューズは憶えている。
子どもの頃、千駄ヶ谷の体育館やよみうりランドの屋外リンクに
連れて行ってもらった。
「ホッケーシューズなんだ」
と何か自慢げな感 . . . 本文を読む
[あらすじ] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、6月末に特別養護老人ホームに入居。母の生活圏であった、食卓の周辺を片付ける。同じ場所が自分の今の活動範囲になっているのだから、とっとと片付ければ良いのだが、なんせ他にも片付ける場所が何十年分有るので、必要に迫られた順にやる。※以前、道端で拾ってきた30㎝水槽で、ドジョウを飼っている。庭のトロ舟でメダカがたくさん産まれた。冬越しに備え . . . 本文を読む
夢の中で、飛ぶことが有る。
と言って、もう何年、飛ぶ夢を見ていないだろう。
夢の中ですら、飛んでいないように思う。
遠慮なく飛びゃあいいのに。
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飛ぶというより、泳ぐのに近い。
時にはバタ足をしていたり、腕で空を掻いていたりもする。
高いところをスイスイ行くよりも、
地面や建物ギリギリのところを進むことが多い。
屋根や電線に引っ掛からないように気を付けて行くのだ。
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[あらすじ] 室 . . . 本文を読む
部屋の中を歩いていて、足音を立てているのに気付く時が
増えた。
足音を立てずに歩くことで、歩き方を作ってきたが、
その形が崩れてきている、ということだろう。
イヤだな。
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右足に体重をかけて立っているのに気付く時が
増えた。
気付いては立ち直すことで、この数年、
やっと癖が抜けてきたところだった。
それがまた崩れてきている、ということだろう。
イヤだな。
※
歩き方の癖や、立ち方の癖 . . . 本文を読む
飼い犬が年を取って、慢性腎不全という診断を受け、
毎日、自宅で皮下点滴をしていた。
1年4ヶ月続いた。
シリンダーに入れた輸液を、犬のだぶだぶに余裕の有る皮下に注入する。
300㎖入れる。
犬の肩甲骨の間くらいの皮膚を摘まんで、
注射針を刺す。
翼状針といって、針の根元にプラスチックの板が付いている。
この翼の部分を持って刺しやすい。
人間だったらここをテープで皮膚面に固定することができる。
. . . 本文を読む
[あらすじ] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、6月末に特別養護老人ホームに入居。飼い犬ジーロくん去勢オス慢性腎不全癲癇の既往有り、8月24日に15歳1ヶ月で息を引き取る。2ヶ月の間、しっかりと犬の最期をみてやることができた。最後の頃は、家の周辺ほんの数十メートルの範囲をとぼとぼと歩いたり立ち止まったりして、オシッコを1、2回して、うまくいけばウンチを済ませるのが、散歩だった。人 . . . 本文を読む
9月1日から、早朝の散歩を再開している。
3時半くらいに目が覚める。
今の時季、3時半はもう暗い。
4時半でも暗い。
暗いうちから起き出して、
暗いうちに家を出る。
外へ出てみると、東の空が白みかけている日も有る。
まだ暗い空に星の見える日も有る。
空の色が変わっていくのを楽しみながら歩く。
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今に始まったことではなく、中学生の頃からやっていた。
朝まだ暗いうちに家を出て、自転車でぶっ飛 . . . 本文を読む
[あらすじ] もらったトロ舟に土を入れ水を入れ、水草を買って植えた。菱、水虎之尾、水木賊、溝隠し、鼈鑑、長葉沢瀉、姫白浅沙 ヒシ、ミズトラノオ、ミズトクサ、ミゾカクシ、トチカガミ、ナガバオモダカ、ヒメシロアサザ トチカガミは特に、ランナーを伸ばしてトロ舟中のあちこちに株を殖やして恐ろしいので、別の鉢に移植した。ヒメシロアサザの小ぃこい花が咲いたのは8月半ばだった。https://blog.goo. . . . 本文を読む
[あらすじ] 8月24日に飼い犬ジーロくんが世を去った。
享年15歳と1ヶ月。
慢性腎不全と診断され、昨年の5月から毎日、
自宅で皮下点滴をしていた。
毎朝、近所の幼なじみ友人Mが犬の保定をしに来てくれた。
25日までで皮下点滴のセットが無くなる。
20日頃に動物病院へ行き、30日分を買い足した。
7月20日頃に、腎臓サポート用のドライフードが切れた。
ネット注文したが、ちょうどなんぞの祝日 . . . 本文を読む
毎月一日に、法螺を吹くことにしている。
昨日は一日だったので、つくり話を書いた。
良い法螺が毎月吹けるわけでもない。
本当の話にちょっと虚構が混じる程度の話だったりする。
それは、法螺というよりは嘘というレベルのもので、
自分としては不満、不発の感が有る。
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九月一日の朝、久しぶりに一人で散歩に出たのは本当だ。
犬の散歩では行かない所まで回ってきても、
せいぜい五千歩足らずで、
犬の散歩の . . . 本文を読む
このひと月ほど、ろくに歩いていなかった。
犬が元気だった頃は、朝夕の散歩で一万歩近く歩いていた。
いつからだったか、いつもの散歩先まで歩けなくなった。
600メートル先のバス通りを渡れなくなり、
400メートル先の友人宅まで行って、帰りに疲れて歩けなくなったり、
150メートルくらいの所で引き返すようになったり。
八月に入ってからは、家から100メートル以内のところで
ウロウロしたり、立ち止ま . . . 本文を読む