2016年7月4日 群馬県
伊香保温泉街
群馬県渋川市
伊香保の温泉は昔から名湯として知られていますが、その起源は、第11代垂仁天皇の時代に発見されたという説と、草津温泉と同じように行基によって見つけられたという説があります。どちらにしても、南北朝時代の書物にすでに温泉が湧き出ていると書かれているのですから、本当に古くからある温泉なのです。
▼伊香保の階段(石段)
400年以上前から湯の町を眺めてきた石段は、長篠の戦いで敗れた武田勝頼が真田氏に命じて作らせたものです。一番下から上の伊香保神社まで365段つづく石段の両側には、旅館やホテル、食事処やみやげ物店が並び、伊香保温泉のシンボルとなっています。
▼ハワイ王国公使別邸
アメリカ合衆国ハワイ州が独立国だった当時の駐日ハワイ王国弁理公使ロバート・W・アルウィン氏が夏に別荘として使用していた建物の一部で、日本に現存するハワイ王国の数少ない建物のひとつです。
▼伊香保口留番所
寛永8年、三国街道の裏往還の要所として、幕府の命によりこの地に設けられました。当時の関所は、間口5間奥行3間の約15坪の萱葺屋根の建物で周囲に木柵があり、東西に門扉がありました。
▲石段の湯 日帰り温泉
▲射的!!これは昭和だ!
▲石段は365段 上りきったところには伊香保神社がある
▼チンチン電車
伊香保への電車は、明治43年に、伊香保の有力者によって設立された「伊香保電気軌道」が「渋川新町−伊香保」間で同年10月に開業し、既に開通していた高崎・前橋線と併せて利用されました。その後、東京電灯(のちの東京電力)、東武鉄道に譲渡され、東武鉄道伊香保軌道線として営業されていましたが、大型バスに利用者が移ったことから、昭和31年(1956年)12月28日限りで廃止されました。
2016-08-02 05:47:13
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