街道ウォーク<旧中山道<関ヶ原宿(駅)~高宮宿(駅)
2013年6月7日 20回目
小川の関と菖蒲池跡
▲小川の関
「坂田郡史」に稚淳毛両岐王(わかぬけのふたまたおう)の守りし関屋(関所の施設・現存しない)と書かれ、大字柏原小字小川の辺りに比定、小川、古川、粉川または横川の転訛せし地名としている。一面何処も植栽され、あるいは野原となっているが、戦時中は食糧増産のため開墾、畑となっていたところである。したがって、往事を偲ぶようすはないが、古道の山側には整然と区画された屋敷跡「館跡」を確認することができる。 米原市・米原観光協会
▲菖蒲池跡
君がながしき例しに長沢の 池のあやめは今日ぞ引かるる 大納言俊光
「此の池の芹、名産なり、相伝う。古昔二町(218メートル)四方の池なりと。今は多く田地となりて、漸く方二十間(36メートル)計りの池となれり。」
享保十九年(1734)『近江與地志略』
その後、天保十四年(1843)には、「菖蒲ケ池と申し伝へ候旧地これ有り。」と
『中山道宿村大概帳』
江戸後期には消滅したようである。
『近江坂田郡志』は、この池が天野川の水源だったと述べている。
cosmophantom
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