2021年12月13日 奈良県
五条新町 重要伝統的建造物群保存地区
奈良県五條市
江戸時代初期に、松倉重政により、五條藩の城下町として開かれた。松倉重政が肥前・島原藩に移ったため、五條藩は廃止されたが、その後は、大和南部の天領支配の中心地として五條代官所が置かれ、繁栄をつづけた。五條の歴史と共に発展した新町には、様々な年代に代表される建築様式が残されている。2010年(平成22年)に、重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
旧街道沿いに古い民家群が残る県下有数の歴史的な町並み。五條は伊勢街道や紀州街道など4つの街道が集中し、さらに吉野川の水運もある交通の要衝で、古来、多くの人や物の往来とともに発展してきた。
道標 右伊勢 高野
恵美須 御霊神社
▼栗山家住宅 重要文化財
棟札に慶長12年(1607)の銘があり、建築年代の判っているものでは、日本最古の民家といわれています。
▼中家住宅
二階に窓を設けない防火構造の町家 元禄16年(1703)建築
新町通りへ
▼栗山家住宅
外観を平屋に見せる構造 元禄9年(1696)建築
酒屋
▼鉄屋橋
▼まちなみ伝承館
明治から大正にかけて建築され、民家として実際に使用されていた建物を改修整備して完成したこの施設は、往時の風情を今に伝えています。施設内にはまちなみの歴史や文化などに関する資料を展示し、自由にご見学いただくことができます。
いったん、新町通りから大手通へ
民族資料館(長屋門)
▼8620形 78675号 蒸気機関車(金剛・ハロー号)
新町通りへ戻る
▼柿本家住宅
▼五新鉄道跡
明治末期、五條市から十津川をつたい新宮市までを結ぶ「五新鉄道」の建設熱が高まりました。昭和14年(1939)から着工され、吉野川横断の橋脚、生子トンネルの貫通まで至りましたが、太平洋戦争が始まり資材不足等の理由で、工事は中断されました。戦後、工事が再開され、昭和34年(1959)に五條-城戸間の路盤工事が完成し、軌道敷設等の工事を残すのみとなりましたが、経済社会情勢等の変化によって、五新鉄道の夢は叶うことなく中断されました。
この辺りで新町通りは終了
☆蓬莱橋
cosmophantom
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