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岩国市(山口県)の町並み

2013-12-26 21:57:30 | 町並み

2013年12月11日 山口県

岩国市(山口県)の町並み

▼ 吉川史料館

寛政五年(1793)岩国藩第七代吉川経倫の隠居所として建築された昌明館に付属する建物の一部である。昌明館は享和三年(1803)経倫死去後、第八代経忠夫人、喬松院の居所とされ、その後明治四年(1871)、廃藩置県の時、岩国県庁が置かれ、以後一時子孫の方が入居されていたが、後に解体された。残された長屋二棟門一棟については、十八世紀末頃の建築様式をよく留めており、文化財に指定された。

▼ 錦雲閣

錦雲閣 (きんうんかく) は1885年 (明治18年) に旧岩国藩主吉川家の居館跡が公園として開放された際、旧藩時代の矢倉に似せて造られた絵馬堂です。吉香公園の堀に面して立つその姿は大変風情があり、まるで一幅の日本画を見るようです。2000年 (平成12年) 2月には岩国市の登録有形文化財となっています。

▼ 吉香神社

吉香神社は,岩国城址の南麓にあり,岩国藩主吉川氏歴代の神霊を祀る。享保13年(1728)の建築で,現在地へは明治18年に曳家されたが,軸部から小屋組まで当初形式をよく保持している。

▼ 目加田家住宅

「目加田家住宅」 (めかたけじゅうたく) は江戸時代中期の18世紀中頃に建てられた中流武家屋敷です。岩国の武家屋敷は、錦川の氾濫に備えて二階建てが多かったようです。目加田家住宅も二階建てですが、表側は大屋根としてあり、一見して平屋に見えます。これは藩主が通る際に見下ろすことがないように配慮したものと言われています。入母屋造りの建物は、簡素ながら端正な構造で、250年を経た現在も当時の武家屋敷形式をよく伝えており、1974年 (昭和49年) に国の重要文化財に指定されています。特徴ある両袖瓦 (りょうそでがわら) と平瓦を使用した二平葺き (にひらぶき) は岩国の瓦師が考案したと言われ、岩国城下町に見られた地方色です。

▼ 香川家長屋門

「香川家長屋門」 (かがわけながやもん) は岩国藩家老香川氏の表門で、1693年 (元禄6年) の建立と伝えられています。岩国市の建造物としては最も古いものの一つで、当時の武家屋敷の構えをよく残しており、1966年 (昭和41年) には山口県の有形文化財に指定されています。

▼ 吉香公園 

大噴水

▲冬桜

▲10月桜

▲佐々木小次郎像

吉川英治の小説『宮本武蔵』では、現山口県の「錦帯橋」を、小次郎が「燕返し」を編み出した場所としている。小説のうえの話。

▲吉川広嘉像

元和(げんな)7年7月6日生まれ。吉川広家の孫。周防(すおう)(山口県)岩国城主。岩国川河口の干拓,銅山開発,製紙業興隆につくし,大坂中之島に蔵屋敷をもうけ販路を拡大するなど経済振興につとめる。延宝元年に錦帯橋をつくった。延宝7年8月16日死去。59歳。初名は広佳,広純。

▲宇野千代の歌碑:宇野千代は岩国生れ。

▲岩国寿司

岩国寿司は、寿司飯と具を交互に重ね、人が重石となって踏み固めて作ります。甘めの寿司飯に、大葉や穴子、椎茸、錦糸卵、でんぶ、色とりどりの具が目にも鮮やか。

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