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鏡池堂の六地蔵尊~旧東海道を歩く(7回目)

2011-06-09 17:10:54 | 旧東海道ウォーク

街道ウォーク<旧東海道<府中宿(静岡駅)~金谷宿(金谷駅)
2011年6月5日 7回目

鏡池堂の六地蔵尊

 鏡池堂の六地蔵尊は神龍棲む鏡ヶ池から出現したことから鏡池堂六地蔵尊と呼ばれている。地蔵の本像は知証大師の自作とされ、30糎(センチメートル)ばかりの金色に彩色された木仏である。六地蔵尊は33年毎に公開され、その他には一切公開しないようである。 なお、境内角に新しい一石六地蔵があるがこれは以前からあった像が朽ちたため建てられたものらしい。六地蔵尊とのかかわりは不明。

▲鏡池堂

 

▲六地蔵尊の由来

この六地蔵尊の由来を概略して記すれば、昔の人の言い伝えと郷土の史跡から六地蔵は近在 の名所として亦々東海道筋の由緒ある歴史の地として広く知られている所である。六地蔵尊 は神龍棲みし鏡ケ池から出現したるにより、鏡池堂六地蔵尊と称し、駿河国24番札所第9 番の霊地に指定せられ、東海道を旅する著名な人々がここに立ち寄って祈願をされたという 記録、また、正徳3年には、大草太郎左衛門当地支配の節、御嗣子なき為、六地蔵尊に祈願 せし所感銘あって、お子様が授けられしにより御手代向坂に左衛門を普請役として派遣され、 この堂宇を寄付されたという。また、六地蔵の本像は知証大師の自作とされ、長さ30糎ば かりの金色に彩色した木仏である。さらに鏡池堂の額は儒学の人、渡辺草山の揮亳であると 伝えられている。六地蔵尊の霊験は著しくあらたかにして、願いごとが叶えられ災難消除、 延命長寿、家内安全、交通安全等祈願すれば必ず感応する子と疑いなし。依而近郷庶民の帰 依頓みに厚く遠近よりの参詣者絶えず。この堂宇は昭和33年に昔の形を残して改築したも のである。六地蔵尊の縁日は毎年8月23、4、5日に行い24日の晩は付近に夜店が並び 余興もあって、近郷界隈より参詣する善男若女で賑やかで夏の夜の盛り場として有名である。 六地蔵尊の開扉供養(お開帳)は33年目毎に、その時は、本像を開けて信者に拝観せしむ る。その外は一切開扉しない。当六地蔵尊の周辺は時代の変遷により変化しておるが、堂宇 の位置は変わっていない。六地蔵尊霊験あらたかなる事は以上の通りであり、この由緒ある 状況を今の人たちに広く知って頂くと共に永くこれを保存顕彰して次の時代に伝え遺したい 所存であります。(昭和58年8月)瀬戸新屋町内会

 

▲新しい一石六地蔵

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