街道ウォーク<旧東海道<草津~京三条
2011年8月18日 16回目
追分/走り井の名水
このあたり追分は、逢坂の関から約一キロ京都側に下った所で東海道と伏見街道(奈良街道)の分岐点にあたります。古くから諸国の産物が往き交いその荷馬を追い分ける所から「追分」の地名の由来が来ています。江戸時代には益々隆盛を極め、追分から大谷逢坂の関にかけて人家や土産物を売る商店、茶店等が立ち並び大変な賑わいでした。古来旅人達は、この地で休息を取り、走り井の清水で喉を潤し、この地が発祥の「走り井餅」「大津絵」「算盤」「針」の名産品を買い求めました。
このあたりは、こんこんとして絶える事なく、走り井の名水が湧き出ています。古来より杖を引く人は絶えず、本願寺の門前町が移されてと伝えられています。江戸時代には、多くの人家、茶店、商店が立ち並びこの名水の恩恵を受け、この街道を往来する旅人は、この名水でつくった「走り井餅」を食し、喉の渇きをいやしました。時代は移り変わりましたが、この名水は渇れる事なく現在(いま)に湧き出ています。
(大津市横木一丁目3-3 走り井餅本家)cosmophantom
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