2021年11月24日 兵庫県
篠山春日神社
兵庫県丹波篠山市黒岡
876年、奈良春日神社の分霊を今の篠山城跡に勧請したもので、篠山城築城に際し現在の場所に移された。境内には、文久元年(1861年)に建立された能舞台は、国の重要文化財に指定されている。
▼能舞台 重要文化財
能舞台は,篠山藩主第13代の青山忠良の寄進により,文久元年(1861)に建立されたものである。
入母屋造の舞台は方形で,南に刎高欄付の脇座,東に後座を設ける。この北には橋掛が北東に延び,北側にある鏡の間及び楽屋に接続する。橋掛は両下造,鏡の間及び楽屋は切妻造で,南側が一室の鏡の間,北側が二階建の楽屋になる。
春日神社能舞台は,正統的な格式に加え,床下に音響施設の大甕を具備した構成になり,西日本でも屈指の近世能舞台として,高い価値がある。
▼絵馬堂
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