この付近で比較的簡単にナキウサギを見られるポイントとして
ユニ石狩岳や銀泉台の第一花園などが人気ですが、この日は予報も悪く、
雷注意報も出ていたので、もっとも手軽な場所、駒止湖畔へ向かいます。
駐車場から10分程度歩けばナキウサ・ポイントへ到着。
万が一雨が降り出してもすぐ非難することができます。
この手軽さで、バズーカ砲みたいな大きなレンズを使うカメラマンにも人気でしたが、
ここ数年ほとんどナキウサギが出なくなったと聞いていました。
しかも糠平から幌鹿峠を越えたらなぜかものすごくいい天気!
9時から撮影開始、12時頃までいましたが、その間ずっと青空…嘘みたい。
一般にナキウサギは曇り空の方がよく出ると言われていますし、このところの
状況と相まって、「これは絶望的か」。
これだったら、東雲湖か白雲山へ登った方が良かったよとボヤくことしきり。
「ここは出ない」との定説が広がっているのか、他に誰もやってきませんし。
最初少し鳴き声がしたものの、その後は音無響子さん。
こらあかんわとのムードが漂い始めた10時頃、突然現れたのが
ナキウサギ一号でした。(つづく)

*写真は「ナキウサギ二号」、別の個体です。毛並みがあまり良くないのを
鋭く観察したT氏は、「あまり撮りたくない」とバッサリ。
博愛のわたくしは、それなりに頑張って写しましたよ。