10月28日(土) 雨
出発するタイミングと行き先を散々迷った。北海道か九州か、直前になり信州はどうかとも
思い始め、仕舞いには「もうやめようか」となりかけた。このところの気温変化についていけず
風邪気味で体はダルいし、出発と台風が重なるシチュエーションに意欲が萎えたのだ。
結局出発日を一日延ばした上に、四国経由をやめて、大阪府の泉大津港から船で直接
九州に向かうことで落ち着いたのは、当日のお昼であった。台風を迎えに行く形にはなるが、
九州北部への影響は少ないだろうとの読みである。
全線開通してから初めて利用した「第二阪和国道」(新R26)は、一般道路との合流地点で
渋滞してしまった。
阪九フェリーを利用するのは二度目で、船は新造船の「ひびき」。新日本海フェリー並みの
充実装備を誇るが、船自体の大きさが全然違うので、全般せせこましい感じがするのは致し方ない。
スタンダード洋室(二段ベット)は工夫されてはいるものの、荷物置き場が狭いなど使い勝手が
いいとは言い難く、ひとりで占有して、あるいは気心知れたお連れと使う分にはいいだろうが、
他人と同居となるとかなり窮屈な思いをすることになりそうだ。今回はひとりで気兼ねすることなく
使えたのだが。
新日本海とよく似た雰囲気、つくりのプロムナードで飲み食いした。写真右奥がレストラン
入り口で、このあと長い行列ができたのには驚いた。よほど評判がいいのか?
それとも皆さん、クーポンみたいなのを持っていて、否が応でもここを利用しなければ
ならないことになっているだけなのかもしれない。
幸い風雨強まることなく、まったく揺れを感じないまま、船は一路新門司港を目指した。
なお表題は、アニメ「少女終末旅行」のパロディを狙ったものなのだが、おそらく
ほとんどの方がおわかりにならないだろうから、ネタをばらしておく。