旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

20180601  九重町  扇ヶ鼻往復・午後編

2018-06-01 06:01:02 | Weblog




〈扇ヶ鼻往復・午後編〉

13:00前に出発、ほぼピーカンで気温はかなり上がっている。ただし風は依然強く吹いている。

朝のうちは光の加減であまり目立たなかった、星生山中腹斜面のピンク色が際立っている。


   

登山増沿いのキリシマ群落。


   

分岐付近から扇ヶ鼻山頂方面を見上げる。


   

これぐらい花付きよくすべてのキリシマが咲きそろっていたらすごいのだが。


   

山頂台地のミヤマキリシマ群落。


   

山頂台地のキリシマと星生山。

16:30頃山頂を後にした。


   

付近は今、ドウダンツツジの花が満開だ。キリシマのような派手さはないが、花自体はこちらのほうが
かわいらしい。


幼稚園児の団体(40名くらい?)に、悪いことに沓掛山で追いついてしまい、にっちもさっちも
いかなくなってしまった。登山者の数もめっきり少なくなって、ここまでマイペースで悠々と歩けてたのに。

来た方向から考えると、彼らは久住山まで登って来たのであろうか? 全般登山道は整備されている
とはいえ、幼稚園児の団体がここまで登っているのは初めて見た。怪我などのリスクもあるだろうに、
主催者は思い切った判断をしたものだと、私には思われた。

そのうちのひとりの女の子に、「足が痛いの!」って、クリクリした大きなお目目で訴えられたら、おじさん、
「つべこべ言うてんと、はよ歩かんかい、われ!」と心では思っていても、口が裂けても言えんわなあ。
結局、山頂の少し広くなったところでようやくかわして、どうにか先に下山することができたとさ。

本当はおじさんも腰が痛くて大変で、余裕がなかったんだよ、すまんなあ。今度はおじさんの四方山話
でも聞いておくれでないかい?


昨日、今日と、二日続けて救急車、消防車が到着、救助騒ぎがあった。歩きよい登山道ではあるが
油断せず、お互い無事に登山口にたどり着けるよう、気を抜かず歩きたいところだ。





   

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20180601  九重町  扇ヶ鼻往復・早朝編第一部

2018-06-01 06:01:01 | Weblog



6月1日(金) 晴れ

〈扇ヶ鼻往復・早朝編第一部〉

昨日は九州入りしてから一番まとまった雨となり、梅雨前線は南へ下がったものの、気圧の谷の
接近に伴ってこの天気になったそうだ。牧ノ戸峠では、夕方前には雨は上がっても、周囲を雲
(あるいは霧か)に覆われたままで、これで明日本当に晴れるのだろうかと、半信半疑であった。

未明、満月に近い月が雲の隙間から顔を見せてはいたが依然雲が多めで、しかも風が強く、
体感気温はとても寒かった。天気予報を信じてGOだ。真っ暗な中歩き始める。


雲は風に飛ばされて、山頂に着く頃にはほとんど消し去られてしまった。その分かなり寒いので、
ありったけのものを着込んで凌ぎ、撮影準備にかかった。

雲がなくなってしまって、朝焼けは少し赤くなった程度であった。昨年忘れたハーフNDフィルターを
今回はしっかり準備してきたので、前回のリベンジだ。しかし強い風でフィルターが煽られて、
レンズ前にしっかり固定させることが出来ず、バタバタとレンズに当たってしまう。ブレてしまったのも
多いだろうから、ひとまずたくさんシャッターを切っておくしかない。

夜が明けて周囲の状況がわかってくると、ミヤマキリシマの咲き具合は、数日前とさほど変わっていない
ように思われた。このところ悪天候が続き、日がほとんど差さなかったためであろう。このあと数日
晴天が続き気温も上がるようなので、そこで一気に咲きそろうかどうかだ。



   

阿蘇の根子岳とキリシマ。


   

山頂台地上のキリシマ群落と星生山。


   

平日にもかかわらず、たくさんの登山者が登って来た。ここ数日登山に不向きな天候が続いたので、
「やっと晴れてくれた」とばかり、私同様、待ちわびていた方々が一気に訪れたのだろう。当然
峠の駐車場は満車で、あふれた車が車道脇に延々続いていた。


   


当初はこのまま一日山上で粘り、夕方下山するつもりだった。しかしそうなると、夕食用の食料が
ないので、調達するのにいったん下界まで下らねばならない。カップラーメンなど山泊用の食料は
そのまま残っているのだが、牧ノ戸峠駐車場内では、原則火気厳禁なのである。

頭をフル回転させて思案した結果、やはりひとまず下山して食料を確保して、再び午後から
入山したほうがいいだろうということになった。もしかしたら車を使わなくても、峠のレストハウスで
代用の食料を得られるのではないかとも考えたのだ。


レストハウスのメニューに「山賊おにぎり」とあるのに気がついてはいたが、買ったことはなかった。
1個200円で、試しに昼食用に2個買ったのが上の写真だ。ひとつの中に、梅干、鮭、高菜、
昆布、漬物の具材が仕込まれていて、その豪快さが「山賊」の名前の由来なのだろう。味は無難に
おいしいし、これで200円ならそんなべら棒な値段でもなかろう。

追加で3個購入してそれを夕食用とした。さんまの蒲焼の缶詰を副菜にして、ひとまずこれで
十分しのげるだろう。もちろん酒とつまみは用意してあるし、明日朝食用のパンもまだ残っている。

車で移動する手間と時間が省けて大いに助かった。車内で少し昼寝したら、再び歩くとする。


夕方、トイレで一緒になった車中泊者によると、明日夜明け頃までには、峠の駐車場は満車に
なるだろうとのことだった。週末と晴天、キリシマの時期が重なると毎度そうらしい。この方の
予言どおり、明日未明頃には、すでに駐車場はいっぱいになっていたようだ。いったん下山して、
明日早くに再び車で登ってくることも案にはあったが、駐車場の空きスペースを考えたら、
夜のうちに峠まで戻っていたほうが無難だったであろう。



   

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