旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

2008北海道・秋~高根ガ原のチングルマ紅葉

2008-11-15 21:33:03 | 旅鴉の唄

テント設営、小休止したあと、高根ガ原を歩きます。
ここの紅葉はまったく期待していませんでしたが、チングルマ等の草紅葉が
意外にきれいに残っていたので、撮影しました。ほぼ同じ場所からの写真ですが、
上のはトムラウシ方面を写したもの。

   

こちらは白雲岳の斜面。

   

これは緑岳方面。もう少し雲がきれいだったらよかったかもね。




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歯科医良好?~前歯治療再開の巻

2008-11-15 19:22:13 | 老人のつぶやき

途中旅に出たりでタイミングが合わず、久しぶりの歯医者さんです。
その間、二ヶ所の仮詰めがもってくれて助かったよ。

前歯の仮歯を外します。その左右の歯に小さな虫歯があり、まずその治療。
これはすぐ済んで、いよいよ詰める差し歯の選択です。
左右の歯との色合わせが出来るセラミック製にしようと覚悟を決めていたので、
それをお願いします。
連絡を取るとすぐに歯科技工会社?の方がみえて、ベースになる歯の色を
選んでくれます。さらに、根元の方がやや変色しているので、その部分は
色を変えるんだそうです。以前に入っていた差し歯の時は、業者の方が
来たりしなかったので、ずいぶん丁寧ですね。その割には自然な色合いに
調整してくれていましたが。出来上がったのを仮に入れてみて、
色が合っていなければ、再度微調整するそうです、かなり慎重~
歯の値段だけで75000円するみたいですが、前回同様、長い付き合いに
したいところです。

上二回、下一回の型取り、今日は治療時間も長く、診察料もけっこう
かかりました。今年は最後の最後まで物入りが続きますが、
そんな年なんでしょうね、あきらめましょう。


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2008北海道・秋~板垣新道の雪渓

2008-11-14 19:56:06 | 旅鴉の唄


板垣新道の真ん中あたりにある雪渓です。以前から気になっていて、
「写真を撮れないかな?」と思っていたんですが、これまで写せずにいた場所です。

9月20日、この日は下からゆっくり登ってきて、すでに9:00頃だったでしょうか。
朝けっこう冷え込んだので、雪渓尻はカチンコチンに凍りついたまま。
少しピークは過ぎたもののまだまだ美しい紅葉が付近にあったので、
初めて撮影を試みました。雪渓の白さに引っ張られたのか、ややアンダー気味の
写真ですが、氷の冷たい感じは表現できたでしょうか?

   

あれこれ撮りましたが、トムラウシがきれいに見えていると、どうしても一緒に
写し込みたくなります。が、やや強引な構図で、散漫な印象は拭えませんね。

この時、白雲岳の横にお月さまがあって、これも雪渓と一緒に写してみましたが、
いかにもこれは無理があり過ぎ、ボツ写真でスキャンしていません。


*今日晩秋編の写真ができてきましたが、5日のものに面白いのがあるようです。
  それと比べると見劣りしてしまい、6日のはほとんどボツになりそうですね。
  今度まとまった時間がある時に、スキャンしてみたいと思います。
  


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ハクサイ追肥

2008-11-14 17:38:47 | 案山子と人と烏

今日午前中は昨日までと同様抜けるような青空、気温も屋外では暑いくらいに
感じましたが、午後は急速に厚い雲が広がりました。
明日以降は愚図ついた日和が続き、気温も低くなるようです。

ハクサイに一回目の追肥&土寄せをしました。
写真はカゴに植えたものですが、まずまず順調に育っているようです。
一方畑に植えた二本のうち、一本はかなり虫の被害を受けています。
ネキリムシ系かな?と周りの土を探ってみましたが、捕獲できませんでした。

日照時間の短い我が家、そんなに大きく育つことをはなから期待していませんが、
自分が育てた野菜が日々大きくなっていく様子を観察するのは楽しいですよ。
素人に無農薬の葉物野菜が作れるのは、この時期しかありませんしね。

ピーマンはまだ健在、レモンはもういつ収穫してもいい状態になりました。
数は少ないんですが、その分、巨大なのがいくつかぶら下がっています。



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2008北海道・晩秋~山荘ゆずりは②

2008-11-13 20:55:17 | 旅鴉の唄

この宿からの眺めが素晴らしく、居ながらにして雄大な山岳風景を楽しめます。
人口建造物がほとんど視野に入らず、こんな広大な景色が広がる場所は
美瑛でもそうないんじゃないかな? 掲載写真(昨日分も、いずれもデジタル)は
自分の部屋から撮りましたが、その景色の一部分です。
条件が良ければ、この向こうに十勝連峰が峰を連ならせています。

最後になりましたが、飾らない気さくなおじさん、おばさんの人柄がまたいいんですね。
おじさんがHP内で展開しているブログは、私のブログでは絶対出せないであろう
気品と文学性を醸し出していて、とても人気があります。
「女性に大人気ですね!」と言ったら、おじさん照れてられましたが。

悪い点はYHのような情報提供&交換がほとんどないことですかね。
もうすでに美瑛をよく知っている、あるいは、自分の世界を持っている人向けかな。

と、ここまで紹介しておきながらなんですが、現在この宿は「リピーターのみ宿泊OK」
の仮営業中です。前は娘さんが裏方としておばさんをサポートしていたんですが、
家から離れてしまったとのことで、人手不足だからだそうです。
おじさんは「ボクが居ても役に立たないから」とおっしゃってました。
ローンも完済されたとのことで、そんなにあくせく働かなくてもいいみたいですし、
悠々自適な雰囲気がとてもうらやましく、しばらくはこのままなのかもね。

ということで、多くの方々にここの存在を知られるのをちょっと心配したんですが、
どうやらそれは杞憂、もうしばらく 「美瑛における私の隠れ家的存在の宿」
であり続けてくれるみたいですね。


*つい先日、おじさんのブログに「リピーターでないと宿泊できませんか?」との
  質問があり、その答えとして「たいしたおかまいできませんが、よろしければ
  遠慮せずどうぞ」とのおじさんの回答がありました。条件がそろえば
  初めての方の宿泊もまったくNOというわけではなさそうです。興味のある方は、
  ダメ元で一度連絡してみてもいいかもしれませんね。



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2008北海道・晩秋~山荘ゆずりは①

2008-11-12 20:45:31 | 旅鴉の唄


山荘内の写真を撮ってご紹介と思ったけど、詳しくはこちらのHPを見て頂いた方が
早いと思うので省略しますが、ほぼ周りに何もない丘の上にひっそりたたずむ
素敵な建物…それが「山荘ゆずりは」です。

この宿との出会いは2002年12月、今このブログの表紙に使っている写真を
撮った時ですね。12月は仕事が忙しく、旅するなど考えたこともなかったんですが、
せっかく貯まったマイルが期限切れ寸前! 無理やり休みを取ったんです。
それはいいのですが、12月(上旬)は究極の閑散期、YHや民宿等開いている宿が
ほとんどない状況。何ヶ所か連絡してみたがダメで、そんな中、ここだけが
「いいですよ」と心安く宿泊をOKしてくれました。まったく予備知識がないまま
宿泊を頼んだのでドキドキでしたが、「必ず4WDの車で来て下さい!」と
言われたので、正直「どんなとこだろう?」とかなり不安を感じたのも事実です。

部屋は一人あるいは二人用のTV付きの個室。8人くらいまでが集える談話室が
とてもいい雰囲気で、ここでお酒を飲むのが大好きなんです、私は。
食堂は薪ストーブもある大きなスペースでここもいいが、出てくる食事のボリュームに
ビックリ! 「幕の内弁当」みたいな仕切りのある器に盛られているので、
一見そうは見えないが、食べ始めると一品一品が大盛なのに気がつく。
さらに鍋物まで付いて完全にノックアウト! ご飯も好きな私は、最初そのおかずに
していたがとても食べ切れそうにないので、途中からビールのつまみにしましたが、
それでも苦しいので、最近はもっぱら日本酒のアテにさせてもらってます。

朝食も軽く二人前くらいの量があるな。おばさんは「無理せず残していいから」と
言ってくれますが、基本的に食べ残すのが嫌いな私は「意地でも」完食してますけど、
その代り「昼抜き」になることが多い。最初うっかりマルタさんでお昼御飯して
エライ目にあったので… 昼のグルメができないのが難点といえば難点か?
その分、昼飯代は浮くけどね~どっちがいい?       (つづく)


*久しぶりに素晴らしい晴天が広がりました。気がつけば、もう月がまん丸だ。



 

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2008北海道・晩秋~リバティYH

2008-11-11 21:30:41 | 旅鴉の唄


大昔「無職の旅」を始めた時、久々にユースへの宿泊を再開したが、
たまたま初日がその年オープンしたばかりのこのユースだった。そんなわけで
個人的な思い入れが強く、このYHを語ると非常に長くなるので今回は要点だけ。

少人数のプチ・ペンション風YHの走り、ペアレント夫婦も元旅人で、
「痒いところに手が届く」絶妙のつくり、装備に当時大いに感心したものだ。
「いつ電話しても満室で宿泊できない」伝説を生み出すほど大いに人気を博す。

時代は移り、このユース自体も、それを取り巻く環境も大きく変わったが、
美瑛人気は相変わらずで、このユースへの宿泊者もいまだに多いが、
一部の季節を除き「宿泊できない」ことはないかわりに、台湾、香港等の
外国人客が多くなって、日本人宿泊者は逆に肩身の狭い思いをするなんてことも。

今回は約2年ぶりの宿泊でしたが、その間変化があったことだけ述べると…


・男女別だった風呂が、鍵をかけ個室使用に。それで初めて「元・女性風呂」
だった方へ入ってみた。「元・男性用」よりも一回り小さかったんだね、
知らなかったよ。タイルの色も男性用みたいにサイケデリックではないし。

・「美瑛マップ」が有料に(60円)。それまでは宿泊するともれなく付いていたが…
この地図のオリジナルは、元々このユースが作った手作りの手書きの案内図。
当時はモノクロ・コピーしたものをもらえて、夜の観光案内時に色鉛筆で
明日行く予定の道をなぞったりしたのも懐かしい思い出だが。

・夜の「ティータイム」が文字通り紅茶のみに。以前はユース・オリジナルブレンドの
コーヒー(北工房製)もあって、どちらか好きな方(必ず余るので、両方も可能だった)
を飲めたのにね… 大昔は手作りのクッキー付き。次は市販のお菓子に代わり、
近年はそれもなくなっていたんだけれど、ついにコーヒーよお前もか~
和食タイプの朝食時にも出なくなったみたいで、有料(300円)とか…


私が宿泊した翌日から休館に入ったけど、次に再開するときは食事料金も
アップするみたい。夕食が1250円、朝食が750円に…ますます厳しいな。
ユースの経営も大変だろうけど、この先どうなっていくのやら…
なんか世知辛い話題が多くなっちゃったね、失礼。


*今日きれいな夕焼けを見た。このところすっきりしない天気が続いたけど、
  明日はいい天気になるのかな?




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2008北海道・晩秋~秋の木立と天気雨

2008-11-10 21:48:58 | 旅鴉の唄


朝食のサンドイッチのボリュームに目を丸くしていた時、山荘のおじさんが
パソコンのアメダス・地点別予報で得た情報を教えてくれたが、それによると
10:00頃から今降っている雨は止み、晴れ間が広がるという。ほんまかいな?

半信半疑で出かけ、三愛の丘のPで車を止め待っていたら、10:00過ぎから
本当に天気が良くなったので驚いた。強い雨で先日の雪がほとんど解けてしまった
のは残念だが、カラマツの黄葉+小麦の緑、この時期ならではの景色を楽しむ。

さすがに山は無理だろうと諦めていたが、麓の方から見え始めている。
期待させておいて山頂付近が見えないまま終わる…のがお決まりだが、
ダメ元で「カラマツ林の見える丘」で粘ってみた。一時雲が多くなり、諦めて
場所を変えようと思ったほどだが、14:30頃から再び回復傾向、
「くっきり」とはいかなかったが、十勝連峰はすべて見えて、白い山+カラマツ林
を撮影する。今回は最初から諦めていた風景なので見られただけで満足だ。

この頃パラパラっと弱い天気雨が一時降ったが、「うそでしょ?」ってタイミングで
虹が出た。この時望遠で十勝岳方面を撮影していて、こちらも雲が切れて
いい感じになりかけている最中。迷ったが、9月の旅で二兎を追って失敗している
のが頭にあり、広角系レンズには変えずに撮影を続けた。虹は大きな弧を描き
オプタテシケ方面にすっと伸びていたが、撮っていたら面白かったかな?
十勝岳方面はその後もしばらく安定してきれいだったからなあ。


♪ 秋の木立は気取っても
   冬が来るのを隠せない
   紙とエンピツ転がせば
   転た寝猫が耳立てる

     ちょっと零れた溜め息
     ちょっと零れた溜め息

   郵便受けは今日も空っぽ
   一枚枯葉が覗いてる

     それは季節の悪戯
     それは季節の悪戯


   (秋の木立と天気雨/詩:天野滋)


夕方には雲が多くなって、結局この旅では朝夕の風景を撮ることができなかった。
まあ、でも、当初の予想よりは断然撮影を楽しめたとしておこう。夕闇迫る夜空、
もうずいぶん高い位置にハーフムーンが輝いていた。


7(金)夜半から降り出した雨。早朝止んだので出かけるが、雲は切れそうにない。
腹減らしに三愛の丘付近を歩き回って宿に帰ると、ザーっと強い雨が再び。

ぐっちの店(旭川郊外にあるお菓子屋さん)~トリトンとまわり、レンタカー返却まで
まだ1時間ほどあるので、就実の丘へ向かうが、ちょうどこの頃雨は上がり、
雲間から強い光(光芒、俗に言う天使の階段)が差しまくっていた。諦めずに
撮影ポイントにいた方はいい写真が撮れたかもしれない。私もすっかり
仕舞い込んでいたカメラ&三脚を再び引っぱり出して、カメラ内に残っていた
10枚ほどのフィルムを撮り切るが、残念ながら構えたフレーム内には光が来ず、
苦し紛れにシャッターを切っただけだ。

結局、今回の旅は運が良かったのか、それとも悪かったのか?
最後までわからないまま終わった感じ…
気紛れな晩秋の北の天気に、もてあそばれただけみたい。  (おしまい)


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菊とキツネ

2008-11-09 17:06:21 | 愛される花 愛されぬ花


今日はどんより曇った肌寒い一日でした。雨の止み間に先日種まきした
ダイコンの間引きと追肥&土寄せを行うが、旅の荷物は片付けられなかったな。

昨夜がまんしきれなくて、初めてこたつのスイッチオン! ほんといい時ってのは
あっという間で、また「寒い寒い」を連発しなければならない季節だね~
暑いのも寒いのも苦手な私は「ちょうどいい」のがいいんだけれど。

   

写真は、上が今庭に咲いている菊。下が活花にされた菊とフォックス・フェイス
(フラッシュ使用)。



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2008北海道・晩秋~銀色の世界

2008-11-09 17:01:57 | 旅鴉の唄


次に目が覚めたのは7:00前だったが、外は一面の銀世界に激変していた。
12月下旬並みの寒気とかで、雪がしんしんと降り続ける窓越しの景色は
冬の北海道に来ているの?と錯覚するほどだった。

雪が止まず、外に出るに出られない状況。同泊者やPらとYHの談話室で
だらだらおしゃべりしていたが、9:30頃ようやく降り止み、皆いっせいに旅立つ。
車の屋根には10センチくらい雪が積もっていた。


♪ 秋の黄昏どきに 君を思い出し
   そういえば いつか 君と歩いたね

   銀杏並木 枯葉の散る 地下鉄までの道
   風の中で 君の笑顔 きらきら かがやいてた

   すれちがう女学生 恋する乙女
   そういえば いつか 君と話したね

   オーロラ便でこの街にきた 遠い日の思い出
   まだこの僕と出会う前の 二十すぎの君

      あれから何年 逢わなくなって
      もうすぐ この街 銀色の世界


   (銀色の世界/詩:山木康世)


哲学の木の近くにあったニオが雪を被っているのが珍しく、この時光も来て、
ここでH夫妻らと撮影。その後も車でぐるぐると丘を巡ったが、なかなか陽が差さず、
撮影はあまり出来ずに「あぁ、きれいだな~」と眺めているだけで終わってしまった。


5(水)早朝雲の切れ間に青空も見えたので、一応出かけるが、この時は
ほとんど撮影出来ず。朝食後8:00頃からどんどん天気が良くなり、
カラマツの黄葉+秋蒔き小麦の緑+雪の白が描き出す絶妙な風景を堪能する。

おじさん手作りのカレーで今度はお腹を堪能させたあと、再び出かけるが、
午後は雲が厚く広がり状況は悪くなった。雲が動かない(同じ位置にある)パターンで、
私がいた哲学の木付近はまったく陽が差さず、逆に藤野には陽が当たりっぱなし。
がまんできなくなって、藤野方面へ移動するが、丘を横断する近道はそんなにない。
ぐるっと遠回りしてたどり着いた時にはもう風前のともしび…
大慌てでなんとか数カット撮影するが、本当は望遠レンズで切り取りたかった。
いい光が来ていたのに…運不運が分かれるところだ。


6(木)夜半から雨が時々激しく降ったが、早朝起きた時には止んでいた。
出かけようかと服を着替えだしたら激しく降り出し、次に「仕方ない、山荘の周りを
(腹減らしの)お散歩でも」と思ったら、またも「ザー」と強い雨…あきらめた。(つづく)


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