山荘ゆずりはのハーブガーデン。7月中旬以降に訪れると、見頃を過ぎていることが多いので、
今回はほぼすべての花をいい状態で見ることができそうだ。病み上がりのオーナーも、
体調と相談しながらではあるが、なんとか毎日少しずつ雑草と格闘して、美しい庭を維持されている。
これは今見頃のチャイブ。
これは何だったか? 何度聞いてもすぐ忘れてしまう。
雨上がりの霧の朝。予報よりも天気がよくなって徐々に青空が広がり、強い日差しが照りつけた。
同時に、チョウチョなどの昆虫が活発に活動を開始、カメラを手に追い掛け回していたら、
あっという間に時間が過ぎていた。
遅ればせながら… 日焼け止めクリームを購入した。どんなのがいいのかよくわからないので、
ひとまずPB商品の一番お手ごろなのを買ってみた。
礼文島で海焼けした上に、先日雪焼けで上書きして、顔が真っ黒に日焼けした。いつもならこのくらいで
帰宅するので、それほど日焼けを気にしたことがなくて、日焼け止めのクリームを使ったことがなかった。
しかし今回は、限りなく日焼けを重ねる可能性があり、さすがにまずいかなと思い始めたのだ。
先日三股山荘のおねえさんに頬がこけていると言われたその前に、「真っ黒に日焼けしてますね!」と
言われ驚かれたのを、今、思い出した。
早朝、十勝三股で撮影。イルカの仲間「いっかく(一角)」みたいな不思議な雲が石狩連峰の上に現れた。
その上は象か?
ところで、あれほど我が世の春を歌い増殖していた三股のルピナスがほとんどなくなっていて驚いた。
種が弾けてどんどん増えていたのに、原因がわからない。久しぶりに見頃のを見られるかと
楽しみにしていたのだが。
久々に駒止湖でナキウサギを撮影した。すぐ目の前にコッコが出てきて草を食んでいたが、近すぎて
ピントが合わず残念、苦笑いしながら、目視で見ていただけだった。100ー400なら撮れてたかな? Hさん。
金亀亭で「豚丼+うどんセット」 800円。
道の駅・プラザ緑風が今夜の宿。
モトイ、道の駅・プラザ緑風の駐車場が今夜の宿。
ビーフライス 1050円。三股山荘のおねえさんに「頬がこけてますよ」と指摘されて
うれしかった。ここ数日体調が思わしくなく、食べる量を減らしていたからだ。私は
まず顔からやつれる。
しかし翌日、久しぶりに体重計に乗ったら、案の定、体重はほとんど変わっておらず、
自己基準を大幅にオーバーしたままだった、悲しい。
ところでこの日、高根が原付近の雪渓で滑落し骨折、道警のヘリコプターによる救出騒動があった。
下からも、普段人が歩かないような場所で、不自然な動きをしている人影が見えていて、「何だろう?」と
皆で話していたら、ヘリコプターがやってきて、ただならぬ事態が発生しているのがわかった。
ホバリングしたへりから、まず隊員が一名降ろされた。その隊員がけが人を吊り上げるための準備が
できるまでに、ヘリは周辺を3,4回周回して待機していた。
準備が整い、けが人を吊り上げているところ。
続いて隊員を引き上げた。この間、ピタッとホバリング、すごい! オスプレイならもっとすごいのか?
その代わり「二次災害」の恐れがあるか…
白雲非難小屋の管理人さんも救助などで赴いていたのだろう、たくさんの人影が見えた。
これはけっして他人事ではない。雪慣れない私は、より慎重に行動しなければならないと思った。
昨日そこそこ写真も撮ったし、おまけに長靴もダメになったしでちょっと迷ったが、朝からドピーカンの晴天に
誘われて、もう一度沼めぐりすることになった。
士別のOさんは、今日は仲間4人と沼めぐり。抜きつ抜かれつしながら、そのうち写真を撮影してペースの遅い
私とOさん、それとNさん(女性)の3人が結局最後まで一緒に行動することになった。
快晴の緑沼。
雪洞の中の水芭蕉。日が差さず、カラーのように細長い花になっていた。
昨日午後から気温が上がり、雪解けが一気に進んだ空沼。
写真が小さくてわかりづらいだろうが、画面中央、黒い小さな点が熊…じゃなくて、高根が原の雪渓を
直登する山スキーヤー。スキーをしない私からみたら、正直そこまでして滑らなくても…と思う、ここまで
スキーを担いでくるのも大変そうだし。だが、よく考えるとすでに6月中旬、この時点でスキーできる
地点って日本にはそうないだろうから、ここは貴重なゲレンデなのかもしれない。直後、やはりスキーを
背負って、別の4人組がここまで登ってきた。
彩雲。雲全体が妖しい色に染まっていた。コンデジにお任せで写しただけなので、どこまで
色合いが出ていますやら。
土俵沼付近から白雲岳と緑岳を望む。
途中雲が多くなった時間帯もあったが、最後まで晴天が続いていい山歩きになった。
大雪高原山荘で入浴後、Oさん、Nさんと別れた。
丈夫で長持ちの長靴だった。買ってからもう15年くらい経っているかもしれない。
ホームセンターへ探しに行って、なるべく頑丈そうなのを選んだつもりだった。
その分、ほかより高かった記憶があるが、それでも2,3千円までだったと思う。
主な用途は庭いじり(家庭菜園)用としてではあったが、長めのサイズといい、口が縛れて
泥がはいりにくいのを選んでいるとことから、山歩き(湿原歩き)での使用を意識していたことは
明らかだ。
この長靴は日本製で、メーカーはたしかオカモト理研だったと思う。高原温泉沼めぐりや
愛山渓から沼の平へのコースには必ずこの長靴を着用して、相当ハードな扱いをしたはずだが、
びくともせずに長年の酷使に耐えてくれた。
一見ブーツのように見えるスリムなシルエットもお気に入りで、冬にこの長靴を履いたまま
何度か飛行機に乗ったこともあった。いくら丈夫といっても、そのうち限界がくるであろうから、
同じものを買おうと思って探したが、すでに生産が終了していて手に入れることはできなかった。
そうして長年使い続けてきた長靴が、昨日の山行で力尽き、かかとにヒビがはいり水漏れした。
水漏れする長靴はもはや無用の長物、永遠の別れの時が来たのだ。
次にどの長靴を買えばいいのか? 冬用の防寒長靴を最近手に入れたばかりだが、それを夏場に
流用するのはきつい。こうした「オンリーワン」をなくすのはつらい、代わりがすぐに見つからないのだ。
スパッツは雨のときくらいしか使わない私だが、さすがに雪渓歩きには必用だ。しかし、
宿においてきてしまった。破れたといっても水がしみてくる程度だし、泥まで入ってこない、
昨日が最後の奉公かと思ったが、結局この日もこの長靴の出番となった。
再びエゾ沼。帰路は天気も良くなったので、写真を撮影しながらのんびり下山した。
名前の通り淵のない「淵無し沼」。夏道(正規の登山道)はない。
木道の上にあったカエルの卵。無事カエルかな?
再び緑沼。すっかりいい天気に。
何が一番かって、秋と違って人がほとんどいないのが最高。と思ってたら、道の整備のために
上がってきたセンターのスタッフ4名とすれ違った。ピンクのテープを巻きつけた笹をルート上に
立ててくれていた。これだと素人でも安心して沼めぐりコースに入れる。
大雪高原山荘でひとっ風呂浴びて仕上げ。いつ入ってもいい温泉なのだが、やはりできたら
芋の子を洗うような混雑時は避けて、のんびり入浴したいものだ。
「高原沼」も解け始めのブルーが美しかったが、雪崩のあとだという泥が台無しにしていた。
そして、沼を巻くようにして雪渓を登りきったら、目の前にはただ、だだっ広い雪原が広がっている
ばかりであった… 目標とする「空沼」の方角は経験からわかるのだが、正規の道が皆目わからない。
何か目印になるものはないか、ウロウロしているところへOさん一行7名が追いついた。天の助け!
やはりナナカマドの海を泳ぐように進むしかないようだ。正規の登山道はこの写真の右寄りだが、
むしろそちらのほうが枝が邪魔になって歩きにくかった(翌日確認)。
三笠新道分岐から空沼を見下ろす。
ここでOさん一行と別れる。「お気をつけて~」というか、またひとりになっちゃったよ、私が危ない。
「空沼」。ちょうどここに着く頃から、雲が切れて日差しがあり、青空が広がり始めた。この旅一番の
きれいな青空だ!
紅葉撮影の定番ポイント。高原沼上から緑岳方面。
ほぼ同じ場所から高原沼。
再び大学沼。まだ一面の雪原だ。
往きは素通りしてしまった「式部沼」。雪解けが進んでいない上、泥できれいじゃない。
「緑沼」は七割くらい解けていた。このあたりから小雨が降り出し雨具着用。
でも、それほどひどくならず、その後も時々降った程度。
「湯の沼」。
普段なら川沿いの平坦な何気ない道が、この時期はナイフエッジの緊張が高まる道に変身。
「鴨沼」。背後にはまだ厚みのある雪渓が残る。
「エゾ沼」。
マリンブルーの水辺が美しいが、Oさんによると、昨年はもっときれいだったそうだ。
このあたりから徐々に雲が切れ始め、青空と共に緑岳が見えた。
ここからは、ほぼすべて登山道が雪に覆われていた。「式部沼」を目指して雪壁を急登したつもりが、
ひとつ奥の雪渓を登ってしまったらしい。見たことのない光景が眼前に広がった…
と、思ったら、そこは「大学沼」のど真ん中だった! 秋に何度も訪れているのと、ガスがなくて
視界が効いたので位置を把握できたが、そうでなかったら「ここはどこ? 私は誰?」であっただろう。