旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

再見・ポケットの中の戦争

2017-10-15 19:23:13 | NHKに捧げる歌




この10月からもまた、大量の新作アニメ作品の放映が始まっています。ですが私は、
9月までで放送が終了となった作品の録りためたのがたくさん残っており、これを
消化させるので手一杯な状況が続いています。9月に半月近く家を空けたのも
影響しているのですが。

それもこれも、元々放映される作品数が膨大な上、明らかな駄作が少なくて、ほとんどが
途中で投げ出すことなく、見始めたら最後まで見続けてしまう秀作が多いからなんですね。
たとえば、第一クール(12話分)が終わったあともそのまま第二クールへ突入、現在も
放映が続けられている、『ALL OUT!』『ボールルームへようこそ』『妖怪アパートの優雅な日常』
などはどれもお気に入りだし、小休止のあと再び始まった『3月のライオン』『クラシカロイド』などは
間違いなく面白いでしょうしね。作品名をいちいち挙げだしたら、枚挙に暇がない状況なんです。


さて、きりがないので一作品だけ個人的な思い出話をしておきますと、今放映されている中で
注目しているひとつが、『機動戦士ガンダム0080~ポケットの中の戦争』なんです。これは
ガンダムシリーズの中では亜流(本流が原作者である富野由悠季監督が直接関わったもの
だとしたら)で、ガンダム初のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)だったと思います。

当時、LD(レーザーディスク)で6枚分(6話分)が、確か毎月1枚ずつ発売され、その頃
勤めていた会社の先輩が予約して購入、第1話分を貸してくれて見たんですね。その先輩も
アニメ好きな人で、と書くと、なんだかオタクっぽいイメージが浮かんだかもしれませんが、
元々武道家で筋骨隆々のお人でした。我々古い世代はそんなに娯楽対象が多岐ではない
時代に幼少期を過ごし、娯楽の中心テレビで見るアニメ(なんて言葉もなくて、すべてマンガと
呼んでいたと思う)に誰もが多かれ少なかれ影響を受けて育ったんですね。興味の程度の差は
あるかもしれませんが、古いアニメの話題はある意味共通項なんですよ。

その先輩はたぶん『逆襲のシャア』みたいなのを期待して購入を決めたのでしょうが、あまりの
出来の悪さ(というか、イメージとの差異)に落胆して、2話分以降の予約をキャンセルしてしまい、
つまり私も1話しか見ることなく、結局その後もまったく視聴する機会に恵まれず、長い年月が
流れたというわけです。

その先輩は予約した店に悪いと思ったのでしょう、その代わりに『機動警察パトレイバー』の
OVAを購入、私もその恩恵を被り、映画版の『THE MOVIE』共々拝見させていただきました。
私の記憶違いでなければ、パトレイバーはテレビシリーズより先にOVAが売り出された
当時では珍しい作品でなかったかと思います。私自身パトレイバーは、その借りた分しか
見ていないので詳しくは知らないのですが。


そして昨夜、ポケットの中の戦争を、1話に続いて第2話も見てみました。約30年ぶりにようやく続きを
鑑賞することができたってわけです。今見返してみると声優陣も強力で、浪川大輔さん、
辻谷耕治さん、林原めぐみさんら、現在も一線で活躍されている方々が主要キャストに
クレジットされています。製作にも出渕裕、美樹本晴彦氏ら高名な方々が名を連ねていますしね。
それで何が良くなかったのか… まず小学生が主人公という設定で、主に彼の視点から戦争が語られる
という構成が、どうしても幼稚な展開となりがちな上、美樹本さん描くキャラクターが可愛すぎて
それに拍車をかけていたのかもしれません。

それと今あらためて見返すと、画質がとても悪いです。当時民生用機器としては最先端であった
LDでの視聴を意識して製作されたはずなのに、最新のハイレベルなアニメ作品を見慣れてしまった
からでしょうか、あまりの質の低さに愕然としました。


ところで表紙の写真のモビルスーツは、たぶん「ハイゴック」という名で、これがもしガンプラ(ガンダムの
プラモデル)だとしたら、私が生涯で唯一つくったガンプラとなります。これはやはり当時、取引先の
アニメ好きのアルバイトくんに、「簡単につくれるし、カッコいいからぜひ」と勧められ購入し、つくった
記憶があります。たしかオリジナル作品に「ゴック」という名の水陸両用型のモビルスーツが登場し、
ハイゴックはその改良型として0080に登場したようで、作中で迫力ある戦闘シーンを繰り広げ、
それを彼は気に入って、このMSのファンだったんですね。

彼には「Z(ゼータ)ガンダム」のビデオをダビングしてもらった記憶もあります。3倍速で移したもので
画質は良くなかったですが、私はZは本放映では途中までしか見ていなかったので、最後まで
見終えることができて彼には感謝しています。そういえば『伝説巨神イデオン』のLDを最初
借りたのは先の先輩でした。これでハマってしまい、のちに自分でLDボックスを購入したのでした。

前に記したように、よく考えると私は、ガンダムを境にして、それ以降のアニメ作品は見ているようで
ほとんど見ていないのでした。この職場に在籍中は、まわりの影響などもあり、それなりに
アニメ作品にも触れる機会があったようですが、この業界を離れると、いよいよアニメを見ることも
なくなってしまいました。自分ではある程度コアなアニメファンであったつもりが、この前の
アニメベスト100で選ばれた作品の大半がわからなかったことで自覚して以来、ガンダムから
あとの作品をまったくと言っていいほど見ていなかったことを悟った次第です。

2年ほど前にテレビを買い換えた際に、近年の新作アニメの画質などクオリティの高さに驚愕し、
あたらめていま見まくっているんですね。いまさらDVDを買ったりはしない(お金に余裕もないし)
でしょうが、テレビ放映されるアニメで十分すぎるほど楽しませていただいています。

この0080もそうですし、先日まで放映されていた『キャプテン』など、当時よく見ていたアニメが
再放送されたりもしますしね。今月から『妖怪人間ベム』の再放映も始まったみたいですよ。
別にレンタルビデオ店など利用しなくとも、見るのに忙しいくらい膨大な量のアニメ作品の放映が
続く今日この頃です。







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フダンソウこの秋初めて収穫

2017-10-14 17:56:56 | 案山子と人と烏




ぶり返した暑さもおさまり、過ごしやすくなったこの頃です。ただし秋雨前線の影響とかで
天気は愚図つき、晴れ間はしばらく拝めないようです。

雨の降っていないうちにタイヤ交換作業をしました。まるで北海道並の早さでの冬タイヤへの
移行ですよね。昨冬は一応冬タイヤへ履き替えたものの、まるっきり雪道では使わずじまいで
終わってしまったので、今年はなんとしてでも出かけよう!との意思表示でもあります。

その作業中、散歩中の?近所?のおじさんに声をかけられました。たぶん前回の作業中にも
声をかけられた同じ方だと思います。その方も自分で毎年交換作業をされるとかで、この労働の
大変さをよくわかっていてねぎらってくださり、まあそれはいいとして、その方は電動工具を
そろえているようで、仕事がずいぶんはかどるから買ったらどう?と勧めてくださりますが…

同情するなら貸してくれ! 心の中で叫んだ私です。


さて、その作業の前に畑仕事も少し行い、コマツナ(小松菜)の種をカゴ×2、ダイコンの種を
小さなプランター×1にそれぞれ蒔きました。フダンソウ(うまい菜)をこの秋としては初収穫しました。
予想以上にたくさんとれたのですが、ひとつのカゴには虫害が見受けられ、どうやらヨトウムシの
シワザみたいです。捕殺を試みたものの見つけられず悔しい。

ナスビは1個収穫し、追肥しておきました。これが最後の追肥となるかな? さすがに草勢も
衰えてきたようです。まだ花も咲いているし、小さな実もいくつかぶら下がっていますが、
そんな大きくは育たないかもしれませんね。


昼から雨となったので、いいタイミングで野外作業ができたとしておきます。

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旅のお供に推理小説

2017-10-09 19:11:51 | 図書館はどこですか

  


この前の旅のお共に持ち出して読んだ文庫本をあらためて紹介しておきます。

横溝正史著「死神の矢」と森村誠一著「青の魔性」です。

死神~はいわゆる金田一もののひとつですがおそらく現在では絶版、こういったマイナー系は
今では手に入れにくくなっているのではないでしょうか。

同じく森村さんの著作も、同じ構成の文庫本はすでに絶版となっていると思われます。



    


こうしたミステリー系は読み始めると止まらなくなり、時間が経つのを忘れ読みふけってしまいます。
それがいいのかどうか…  フト我に返ると、自分がどこのいるのか、旅に出ていることさえきれいさっぱり
忘れていたりするんです。


青の~は現地で悪天候の際にも読み進めていました。おかげであまり退屈知らずではありました。

これは私だけかもしれませんが、日常、読書にさけるまとまった時間って意外につくれないので、
旅の荷物に文庫本を数冊加えておくと、天気待ちなどの時間を有効に使えるかもしれないですよ。

   


   

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ナスビ101

2017-10-09 19:08:38 | 案山子と人と烏



今日ナスビを2個収穫して、これで総合計101個となりました。小ぶりながらも、
みずみずしくておいしそうでしょう?

よほど選んだ苗が丈夫だったのでしょうか、まだまだ株が不思議にいきいきしています。
が、ひとつ58円(税別?)くらいの、何の変哲もない苗だったとしか記憶にありません。
当たりが良かったとしか言えません。近所のお宅とか畑では、もうほとんどナスビの栽培を
終えてしまってますしね。

まだ花も咲いているし、小さな実もつけています。少なくとも今月中は収穫を続けられる
気配です。





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支柱にトンボ、風船の生る花にカマキリ

2017-10-08 18:12:00 | 案山子と人と烏




畑に立ててある支柱に小さなトンボがとまっていました。赤トンボではないようで、羽の先だけが
朱色です。


   


   


   


   

近づくといったん離れたりを何度か繰り返しました。でもここ、ちょうど日が当たって気持ちいいんだろうかね、
こちらの存在をあまり怖がりもせず、かなり長い時間じっとまた同じ場所にとどまっていました。


   

風船のような実の生る花にカマキリがいるのに気がつきました。ハラビロカマキリのオスでしょうか?
台風の暴風雨もあったし、もう見ることもないだろうと思っていたのですが。




   

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ナスビ99

2017-10-08 18:09:15 | 案山子と人と烏




和歌山市あたりでは、今日が運動会ってところが多かったようです。雨の心配はまずなくて、程度に
日も翳ったので、絶好の運動会日和となったのではないでしょうか。

私は今日、車の内部を掃除しました。今回はそんなに汚さなくて済んだと思っていましたが、長い林道を
二度往復したら、ドアの内側下などにまで泥が跳ね上げていて、雑巾はすぐに真っ黒になりました。
当然外にも泥が大量にこびりついており、これを一から取り除くのは大変で、近々ディーラーで点検があり、
その際洗車機にかけてくれるのを当て込んで、そのあとでワックスがけなどを行いたいと考えています。


ナスビを4個収穫しました。これで総合計99個目となりました。小ぶりながら味は絶品、お味噌汁などの
具材にしたらとてもおいしいです。


   


   

ゴーヤの花の上で日光浴するシジミチョウ。



           

アメリカンブルー。午前中だけ花を開くみたいです。


           

細かい花がたくさん。


   

秋らしい活け花。




   

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ピーマンとゴーヤを片付ける

2017-10-07 18:34:30 | 案山子と人と烏




ピーマンとゴーヤのカゴとプランターを片付けて、土を整備、次の植え付け準備をしました。
曇って涼しいうちにと始めたのですが、すぐに日が差し始め、最後は汗だくになりました。
ここ数日寒いくらいの日もあったかと思ったら、また暑さがぶり返したようです。

ピーマンは、完全には枯れ切っていないほうをどうしようか思案したあげく、結局両方とも引き抜いて
しまいました。もう片方ほどではないにしろ、コガネムシの幼虫が10匹くらいでてきたし、これはあきらめて
正解でした。

それより困ったのは、カゴが劣化して割れてきたことです。自分のブログ記事を検索したら、このカゴは
2014年1月に購入したことが判明しました。たった3年くらいしか、もたなかったんだなあ。
それに引き換え、最初から使っているカゴは、だいぶ痛みが目立つとはいえ、まだまだ現役、
割れたりしてません。一見頑丈そうでも、今時のプラスティック製品は弱いんだねえ。同じことは
洗濯バサミにも言え、野外で(菜園用に)使っているとすぐに壊れてしまうし、寒冷紗なども昔のと
比べると、ずいぶん弱くなった気がします。素材そのものがいいものじゃあないのかしらねえ。
安かろう、悪かろうの使い捨て文化。


ナスビは昨日6個とれました。明日も数個収穫できそうです。実はもうだいぶ小ぶりなので、これを同じ
一個で数えるのはどうかとも思うのですが、どのみち正確な数ではないしね。でも100個越えが見えてきたし、
うまく育てられた年であったことは違いありません。


   

追肥が効いたのか、グッと大きくなったフダンソウ(うまい菜)。来週あたりから収穫開始できそうな気配。


           

次々色が変化する七色トウガラシ。




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月に聞いた11の物語…を聞く前の物語でごめんね!

2017-10-01 18:37:38 | 歌は世につれ



旅行に出かける直前に届いていた谷山浩子さんの新譜「月に聞いた11の物語」です。
ここ何作か続けて、作品のジャケットが非常にいい出来栄えです。写真左は、タワーレコードとの
コラボ景品の記念ポーチです。

しばらくはこの新作を聞く機会が増えるのは間違いないとして、さてその前に、先だって発売された
3枚組みの「シングルコレクション」のお話をしておきます。


このベストアルバムの出来が予想以上に良くて、このところ頻繁にCDトレイに乗っていまして、
まず音がとてもいいのでオーディオ的な楽しみが期待できるのがその理由の一つなのです。
「ブルースペックCD」という高音質な素材でつくられたソフトである以外、特にリマスタリングされた
ような記述もないのに収録されている音が何故かいいのです。私の中の下程度のシステムでも
とても艶やかな音が鳴り響いています。

谷山さんのシングル曲ばかりを、ここまでまとめて聞いたことがなかったのが二つ目の理由でしょうか。
特にディスク1を聞く機会が多いのは、やはり私の青春期(一番感受性が強かった時期)に、とにかく
片っ端から主にラジオから流れてくる音楽を聞きまくっていた時代と収録作品とが重なっているから
ですかね。


   

中でも初CD化の『ごめんね』がとても気に入ってしまい、谷山さんのシングル曲では、これまで
『たんぽぽ』とか『河のほとりに』あたりが私の一押しだったのが、それらに匹敵するほど好きになったのです。
なので私のお勧めと申しますか、勝手にやってる聞き方をご紹介すると、まず19曲目の『ごめんね』を
選曲して聞き始め、ラスト曲(20曲目)のそのB面『あの子の愛した三毛猫』でいったん終了します。

ちなみにディスク1は収録時間が72分くらいあって、そこまで目一杯詰め込まなくても、『ごめんね』からの
2曲をディスク2に回したほうが曲数などのバランスはとれるのでしょうが、ディスク2の1曲目に
スマッシュヒットして、より認知度が高くてアップテンポな、『てんぷら☆さんらいず』をもってきたいという
製作者サイドの思惑があったのでしょう。

とかなんとか考えながら、再びディスク1を今度は最初から聞き始めます。1曲目は15歳での
デビュー曲『銀河系はやっぱりまわってる』です。それからは当時主にラジオで熱心に聞いていた曲の
オンパレードです。『窓』のB面でこれも初CD化の『ゲームの終わり』もいい歌で、これまで
あまり日の目を浴びず埋もれてきたのが惜しい隠れた名曲のひとつですね。

そして18曲目の『今日は雨降り』に引き続いて、再び『ごめんね』のイントロが始まります。
イントロの出だしのピアノの音が絶妙で、とても心地よく響き渡ります。 ♪ 雨が降ってる 今日も一日
これは意図したわけでなくまったくの偶然でしょうけど、雨降り情景ソングが2曲続く形となり、連続性、
物語性を意識せずにはいられず、こちらの気分も高まります。 ♪ ごめんね ごめんね 君を泣かすよ
このあたりですでにかなり杯を傾けるいるので酔いが進み、大声張り上げて一緒に歌っている場合が
多いですね。ご近所迷惑はなはだしいわけですが、いいじゃないですか、自分でもわかってるみたいで
誤りながら歌ってますからね。

そして再び『あの子の~』が流れてディスク1が終わります。この曲も非常に好きなので2回聞くのは
大歓迎、詩の内容はとても哀しい歌なんですけどね。


さあ、お待たせしました。ここでようやくCDを「月に~」に入れ替え、谷山さんの新しい世界を
楽しむとしましょう。




   

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