奥羽本線・大館駅の名物駅弁、花善の「鶏めし」シリーズ。※直近の記事。
定番は赤い掛け紙で税込み900円の「鶏めし弁当」、その1つ上位に当たるのが、サイズは同じで黒い掛け紙の商品。
元は「特上鶏めし」だった。通常版と比べると、ごはんが少なく、おかずが多く、2013年当時で通常版より250円高かった。要予約ということになっていたが、秋田駅や一部スーパーでは、毎日入荷していた。
そんな「特上」は2016年10月で発売休止→発売終了。代わりの商品が出た。
それがJR東日本の駅弁コンテスト「駅弁味の陣2016」に出品され、最高賞を受賞。現在も発売が続いている。
新しいほうも、秋田駅などで発売されているが、どうしても通常版の安定したおいしさと安さにひかれてしまい、食べる機会がなかった。このほど、やっと食べた。
比内地鶏の鶏めし 733kcal 税込み1200円
掛け紙の雰囲気は特上と酷似。【2023年11月26日追記・以前はあった、濡れおてふきが付属しなくなったようだ。】
※秋田駅の関根屋の「秋田比内地鶏こだわり鶏めし」は、本品とまったく別の商品です。
中身は…
やはり通常版よりごはんが少ないが、特上時代よりは、ごはんの区画が少し広くなったらしい。おかず区画は仕切りの形も変わっているが、品数が特上より減ってスカスカした感じ。
写真では分からないが、発泡スチロール製の容器側面は、焼いた木目風の模様入り(通常版は焼かない柾目)。
(再掲)2013年の特上鶏めし
大きな違いが、ごはんの上に載っている鶏肉。これは白い。
通常版や旧特上で「国産鶏もも肉の甘辛煮」だったのが、「比内地鶏の塩焼き」に変更。さらに「比内地鶏のそぼろ肉」も。
おかずは「茄子の田楽味噌」「がんもどき煮」「枝豆団子」「ごぼう醤油煮」。
現行の通常版(入れ替えあり)では、がんもどき、枝豆団子は共通で、椎茸甘露煮、栗甘露煮が入っている。かつての特上では、シイタケや栗のほか、ハムや鮭フリッターも入っていたのを思えば、やはりスカスカで貧弱と言わなければならない。
味付けごはんは変わらないから、いつものおいしさ。
比内地鶏の塩焼きも、適度な歯ごたえ、塩味で悪くないと思う。そぼろはそれなりだが、もうちょっとあるとうれしい。
ネットでは、甘めのごはんと塩味の鶏肉が合わないとか、鶏肉が硬いという感想もあった。
言われてみれば、たしかに甘いごはんから浮いている感じはする。それに甘辛煮そのものの味も好きで、ごはんを食べる途中の楽しみでもあった。それがない。
鶏肉の食感は、これが地鶏、本来の鶏肉であって、秋田弁・津軽弁で言う「しない(筋っぽい)」のとは違うのだが。
駅弁コンテストでは、従来との比較や味付けよりも「比内地鶏」のブランドの力もあって、トップになったのだと思う。それと引き換えにおかずが貧弱になってしまったのは、惜しい。
通常版プラス300円の価値があるかは、個々の判断ですが、個人的には、やはり通常版を買い続けたいし、初めて大館の鶏めしを食べる人には、まずは通常版をおすすめします。
※2023年の限定販売の鶏めし。
大館駅でちょっとだけ降りた。
駅舎の建て替え工事が始まったと聞いていた。※2019年正月。
1番線ホーム。後方左が改札口
改札内での動線、コンコースは従来と変わらず。1番線では屋根がはがされ、自動販売機(ハチ公神社も?)撤去。改札口と並ぶトイレやNewDays出入口は閉鎖された模様【13日補足・NewDays正面側はそのままで従来通り営業していたはず】。屋根がなくなった部分では、梁から下げられた発車標が透明ビニールに包まれて稼働。
(再掲)以前の駅舎正面。忠犬ハチ公像は秋田犬の里へ移転済み
駅を出た正面の風景は、
工事中でごちゃごちゃ
バス乗り場や駐車場だった部分に、仮駅舎を建てていた。今のところ平屋で、羽後本荘駅などの仮駅舎と比べると、平べったく占有面積が大きいかな。
現駅舎の全貌は見づらくなった
バス乗り場は、仮駅舎の前(↑写真左のガードレール付近)の屋根のないところ。
工事は今年6月に始まり、来年2022年2月頃仮駅舎使用開始、新駅舎は2023年秋頃。
定番は赤い掛け紙で税込み900円の「鶏めし弁当」、その1つ上位に当たるのが、サイズは同じで黒い掛け紙の商品。
元は「特上鶏めし」だった。通常版と比べると、ごはんが少なく、おかずが多く、2013年当時で通常版より250円高かった。要予約ということになっていたが、秋田駅や一部スーパーでは、毎日入荷していた。
そんな「特上」は2016年10月で発売休止→発売終了。代わりの商品が出た。
それがJR東日本の駅弁コンテスト「駅弁味の陣2016」に出品され、最高賞を受賞。現在も発売が続いている。
新しいほうも、秋田駅などで発売されているが、どうしても通常版の安定したおいしさと安さにひかれてしまい、食べる機会がなかった。このほど、やっと食べた。
比内地鶏の鶏めし 733kcal 税込み1200円
掛け紙の雰囲気は特上と酷似。【2023年11月26日追記・以前はあった、濡れおてふきが付属しなくなったようだ。】
※秋田駅の関根屋の「秋田比内地鶏こだわり鶏めし」は、本品とまったく別の商品です。
中身は…
やはり通常版よりごはんが少ないが、特上時代よりは、ごはんの区画が少し広くなったらしい。おかず区画は仕切りの形も変わっているが、品数が特上より減ってスカスカした感じ。
写真では分からないが、発泡スチロール製の容器側面は、焼いた木目風の模様入り(通常版は焼かない柾目)。
(再掲)2013年の特上鶏めし
大きな違いが、ごはんの上に載っている鶏肉。これは白い。
通常版や旧特上で「国産鶏もも肉の甘辛煮」だったのが、「比内地鶏の塩焼き」に変更。さらに「比内地鶏のそぼろ肉」も。
おかずは「茄子の田楽味噌」「がんもどき煮」「枝豆団子」「ごぼう醤油煮」。
現行の通常版(入れ替えあり)では、がんもどき、枝豆団子は共通で、椎茸甘露煮、栗甘露煮が入っている。かつての特上では、シイタケや栗のほか、ハムや鮭フリッターも入っていたのを思えば、やはりスカスカで貧弱と言わなければならない。
味付けごはんは変わらないから、いつものおいしさ。
比内地鶏の塩焼きも、適度な歯ごたえ、塩味で悪くないと思う。そぼろはそれなりだが、もうちょっとあるとうれしい。
ネットでは、甘めのごはんと塩味の鶏肉が合わないとか、鶏肉が硬いという感想もあった。
言われてみれば、たしかに甘いごはんから浮いている感じはする。それに甘辛煮そのものの味も好きで、ごはんを食べる途中の楽しみでもあった。それがない。
鶏肉の食感は、これが地鶏、本来の鶏肉であって、秋田弁・津軽弁で言う「しない(筋っぽい)」のとは違うのだが。
駅弁コンテストでは、従来との比較や味付けよりも「比内地鶏」のブランドの力もあって、トップになったのだと思う。それと引き換えにおかずが貧弱になってしまったのは、惜しい。
通常版プラス300円の価値があるかは、個々の判断ですが、個人的には、やはり通常版を買い続けたいし、初めて大館の鶏めしを食べる人には、まずは通常版をおすすめします。
※2023年の限定販売の鶏めし。
大館駅でちょっとだけ降りた。
駅舎の建て替え工事が始まったと聞いていた。※2019年正月。
1番線ホーム。後方左が改札口
改札内での動線、コンコースは従来と変わらず。1番線では屋根がはがされ、自動販売機(ハチ公神社も?)撤去。改札口と並ぶトイレやNewDays出入口は閉鎖された模様【13日補足・NewDays正面側はそのままで従来通り営業していたはず】。屋根がなくなった部分では、梁から下げられた発車標が透明ビニールに包まれて稼働。
(再掲)以前の駅舎正面。忠犬ハチ公像は秋田犬の里へ移転済み
駅を出た正面の風景は、
工事中でごちゃごちゃ
バス乗り場や駐車場だった部分に、仮駅舎を建てていた。今のところ平屋で、羽後本荘駅などの仮駅舎と比べると、平べったく占有面積が大きいかな。
現駅舎の全貌は見づらくなった
バス乗り場は、仮駅舎の前(↑写真左のガードレール付近)の屋根のないところ。
工事は今年6月に始まり、来年2022年2月頃仮駅舎使用開始、新駅舎は2023年秋頃。