広く浅く

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元祖ビューカードが進化

2024-10-01 23:54:11 | その他もろもろ
20年以上使っている、JR東日本のクレジットカード「ビューカード」の5年ごとの有効期限が今年10月だった。今期は、磁気不良でカードを再発行してもらったことがあった。
今回は、9月6日に「【ビューカード】更新カードのお届けについて」というメールが届いた。最近は、巧妙ななりすましメールが横行しているので警戒したが、クリックを強要するようなものでなく、「2024年9月下旬頃から順次登録住所に更新カードをお届けいたします。」という内容だったので、いちおう信じることにした。
ただ、「更新カードをお送りする際には事前に審査がございます。審査の結果、ご希望に沿えない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。」ともあり、メールが来ても安心はできない。

9月末に、新しいカードが簡易書留で無事届いた。

僕のビューカードは、企業や金融機関との提携カードではない、純粋なビューカードなのだけど、現在、新規発行されているビューカードとは違う。Suicaが搭載されておらず、券面デザインが異なる。“元祖”ビューカードと言っていいものだろう(いちばん最初のビューカードは、国際ブランドがないハウスカードだった。それが真の元祖なのだが、ユーザーには後に国際ブランド付きで更新されたそうで、現役ではない)。
現行のSuicaを搭載したビューカードは、「ビュー・スイカ」カードというもの。2003年に登場し、Suica非搭載の元祖ビューカードの新規申し込みは2004年で中止されたとのこと。その前に発行済みのビューカードは、20年以上経っても、非搭載で更新が続いていることになる。

当時、ビュースイカへの切り替えの案内も来たが、しなかった。
理由は、切り替え時にカード番号が変わってしまうことと、当時(というか2023年まで)は秋田ではSuicaが未導入でメリットが少なかったから。その後、カードやモバイルのSuicaを別に用意して、非搭載ビューカードからチャージする方法で、不便や問題はほぼなかった。
旧・新カード
新しいカードの券面は、色・柄としては永年見慣れたデザインだけど、やけにあっさりしてもいた。
国際ブランドVISAのホログラムがなくなって、ロゴがシンプルになってもいるが、カード番号(クレジットとJREポイントそれぞれ)や名前の表示がない! と思ったら、裏面に黒い文字で印字されていた。【2日補足・国際ブランド・ビザのロゴは「VISA」と全部大文字だけど、表記としては「Visa」が正式なようだ。以下、あまりこだわらずに表記します。】

今までは、昔ながらの銀色の凹凸のあるエンボスの文字。
ビュー・スイカカードのほうは、当初から表面に黒い文字で印字されており、世界初のエンボスレスクレジットカードであった(Suicaの内蔵アンテナとエンボスが干渉するのを避けるため)。
近年は、キャッシュカードも含めてエンボスレスのカードが増えているようだし、安全のため裏にも表示がない両面ナンバーレスのクレジットカードも存在する。
今回のビューカードは、片面ナンバーレスではあるが、一気に近代化した感じ。


さらによく見れば、VISAロゴの左に))))のマーク。VISAのタッチ決済が付いた!!
この数年で各国際ブランドとも、タッチ決済の導入が進み、鉄道やバスでも使えるところがある。
ビューカードでは、Suicaとの関係なのか、国際ブランドのタッチ決済はやってないと思っていたのだが。
公式サイトでも、「Visaのタッチ決済をビューコーポレートカード、ビュービジネスオーナーズカードに搭載しております。」とあり、法人カードのビューカードにしか搭載されていないように読める。
Suica非搭載だからこそ、個人向けビューカードでも、Visaタッチ対応になってしまったのだろうか。なんだか知らないけど、これも一気に近代化。普段は使わないと思うけれど、旅先では使う機会がありそう。ほかにVISAブランドのカードを持っていないし。
【2日補足】ビューカードが発行する、駅ビルでの優遇がある「JREカード」では、Suica搭載の有無(非搭載はVISAのみ)が選べ、Suica非搭載にするとVisaのタッチ決済が搭載かつ表面ナンバーレスになるそうだ(Suica搭載だとVISAでも表面記載らしい)。その流れで、元祖ビューカードにも波及したのだろう。
【8日補足】ビューカードでは、VISAであっても、VポイントではなくJRE POINTが付与される。したがって、「Visaのタッチ決済でVポイント還元や何倍付与キャンペーン」のたぐいが行われていても、ビューカードのVisaのタッチ決済は対象外になるようだ。


以上、更新されたらひっそりと進化していた、元祖ビューカード。
ネット上には情報はなさそうだし(JCBやMasterブランドはどうなのか【上記2日付補足のように、他ブランドタッチ決済には非対応かも】)、それ以前に新カードに同封された文書にさえ、何の説明もなかった。

ついでに言わせてもらうと、ビューカード更新時に、毎回、面倒だと思ってしまうのが、関連サービスに登録した、カード有効期限の変更。
JR東日本と関係ない公共料金引き落としなどで手続きが必要なのは、仕方がない。
でも、JR東日本が運営する、えきねっと、モバイルSuica、オートチャージ(ATM・ビューアルッテでの手続き要)それぞれで変更しないとならないのは、なんとかならんものでしょうか。しかも名義変更やカード不良による再発行時は手続き不要なのに。

変更手続きをしてしまえば、後は便利にお得に使わせてもらっているので、引き続きお世話になります。
そして、次の更新前には「大人の休日倶楽部」カードのお誘いをもらうようになってしまうのだろう。年会費が高いし、JR東日本エリア(+α)をそこまで乗らないので、引き続き、このカードを使い続けるつもり。
コメント (2)
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