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門型標識撤去

2024-10-03 22:34:56 | 秋田のいろいろ
秋田市茨島(ばらじま)二丁目と三丁目の境、秋田県道56号。
茨島交差点方向を背に、南・秋田大橋方向
この風景の中にあったものが、2024年9月17日から24日の間に消えた。

北方向。現在
↑新屋線のバスは、小田急中古・1996年製の三菱ふそうエアロミディ。まとまって移籍した(2009年頃とのこと)が、しぶとく残る最後の1台か。
7月下旬
茨島交差点から370メートル、秋田大橋北詰から1キロほどの地点にあった、道路両端から道路上空をまたいで設置されていた、ゲート型の標識柱が撤去された。
このような道路標識の設置方法は、国土交通省「道路標識設置基準」では「門型式」とされている。国交省の他の資料では「オーバーヘッド式」と併記。その他、国交省や秋田県を含む地方自治体、高速道路会社などのサイトでは「門型標識」と称することも多い。

設置されていた道路標識は、
南面
自転車及び歩行者専用=自転車歩道通行可(柱に設置)、バス優先、50km/h制限、中央線
北面
自転車歩道通行可(柱に設置)、50km/h制限、中央線
標識は、いずれも秋田県公安委員会(秋田県警察本部)管轄。ゲート自体も、道路管理者ではなく警察の管理だったようで、今回の撤去工事は、県警から発注されていた【4日補足・工事名称は「門型大型標識撤去工事」】。

あまり存在意義がないし、サビも生じている。老朽化による安全確保と維持管理削減のため、撤去したのだろう。
一方で、県道28号の手形のリバーシブルレーン(中央線変移システム。1991年4月5日~2010年7月28日)用だった門型標識は、一部は撤去されたものの、今も残るものがある(片方は信号柱として使用片方はほぼ無用)。管轄の違い(こちらは道路管理者も関わるかも?)か、撤去するにも費用はかかるからか。今回の撤去は約500万円。


茨島の門型標識は、手形よりも古い。ここが建設省管轄の国道7号だった頃からあるはず(県移管は2004年)。
構造も異なる。2本のパイプからなる脚が上方で接し、その上で再び分かれるX形。
西方向
西側の民地は、工場のブロック塀。歩道端と塀の間の、草が茂る土から脚が生えていた。
東方向
東側は事業所があって、その門と若干かぶっていた。しかも、見た感じ、民地側を侵略しているように見えなくもなかった。

そして、上の写真の通り、撤去の少し前(遅くとも7月下旬、5月時点ではまだ)に、脚の周りが掘り起こされて、土のうが押しこめられていた。


東側は門の開閉に支障があったのでは【10日補足・裏側にも道路と出入口があるようで、県道側は使っていなかったのかも】

設置時期のヒントかもしれない情報。
南向きの、色あせた自転車及び歩行者専用の裏面。当時は、裏面に納入時期などを直接印字することがあったようで、
「昭和54年12月」
45年前、1979年末。ちなみに、今回の撤去工事を請け負ったのも、この業者だった。

撤去された茨島歩道橋(関連記事)から、廃止(実質経路変更)された卸町経由新屋線を写した写真に、門型標識が写りこんでいた。
(再掲)あまり目立たないようにも見えるけれど
一直線で単調な道路のアクセントではあった。なくなったら殺風景。


【11月6日追記】11月6日に、西側の歩道部分で工事が行われていた。脚が生えていた穴を埋めるのだろうか。東側はそのまま。
コメント (8)
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