山形へ行った続き。好きな駅弁の1つが、山形駅・もりべん(森弁当部)の「みちのく弁当の旅」。
以前は正方形の容器だった(2003年)のが、2013年頃に細長い容器(2017年)に変わっていた。
その後、さらに変化が生じたと聞いていた。
まず、2017年に、もりべんの経営者が代わったそうだ。前経営者が高齢で跡継ぎがいないため、米沢駅の駅弁業者の1つ「松川弁当店」が引き継いだという。
経営統合とか子会社化とか、どういうことかはよく分からないが、商品の表記は現在も「合同会社もりべん」のままだった(詳しくは後述)。そうした変化のせいか、仙台駅の駅弁屋でもりべん商品が売られているとのこと。
山形駅へ着いた16時頃。改札外待合室内の売り場をのぞいた。
2017年時点では、駅弁単独の売り場(もりべん以外にも米沢駅弁も扱っていた?)があったが、なくなっていた。同じ位置に駅弁ケースはあって、隣接する「おみやげ処やまがた」のレジで会計する方式に変わっていた。
その時点では「みちのく弁当の旅」が数個、米沢・新杵屋の「牛肉どまん中」などもあったか。この時は買わず。
翌朝10時に行くと、牛肉どまん中はたくさんあったが、もりべん商品はなし。「次の入荷は14時」の旨の札が出ていた。
そのまま仙山線で仙台へ行ったので、例の駅弁屋へ。何年か前に改札外・2階(在来線改札のあるフロア)にできた、「駅弁屋 祭 仙台駅店」を初めて訪れた。
在来線中央改札に向かって左(北)側に、お菓子など各店が連なっている(名称は「コンコース」でいいのか?)ところの、いちばん右寄りの手前。
階段のすぐ左
東京駅の駅弁屋祭グランスタ東京店をイメージしていたら、かなり小さい。【15日補足・ただ、駅弁販売店としては大きい。駅弁屋 旨囲門 エキュート大宮店よりは広い。】
【19日関連店舗について追記・祭の、駅の外から見て奥側の通路をはさんだ向かい(ATMビューアルッテやお忘れ物センターの並び)には「牛たん駅弁屋」なる対面販売形式の弁当販売店。祭と運営会社は同一。扱うのは駅弁業者ではない、複数の業者が製造した、牛たんを使った弁当らしい。】
時刻は昼過ぎ。店内は常に客が1~数人いて、1つだけのレジに列ができるかどうかといった程度の客入り。
ラインナップは、東北各地(後述のように福島県を除く)かつ肉(特に牛)か魚介の弁当がメイン。
東京駅とは規模が違うということなのか、コロナで製造・販売を絞っているせいなのかは知らないが、選択肢はそう多くない。もっと幕の内系がほしいところ。
駅弁じゃないが、レジ近くに冷凍ケースがあり、車内販売がなくなって入手が難しくなった、あの「シンカンセンスゴクカタイアイス」ことスジャータのアイスクリームが売られていた! 東海道新幹線東京駅には自動販売機ができたそうだが、東北では貴重。
ところで、10月5日付の、JR東日本とJR東日本サービスクリエーションの発表では、新幹線車内販売の一部でホットコーヒーの扱いを再開するとともに、「アイスクリーム等のご要望の多い商品についても、今後販売線区の拡大を検討してまいります。」とのことなので、今後に期待。
東京駅の祭にもあるそうだが、店の隅の壁に、駅名・業者名を記した札が並んでいた。
中央は食品サンプルなのだが、駅弁まつりのポスターで隠れている
札は38枚あるが、うち11枚は業者名ではく「祭」のロゴ。ということは、その時入荷している業者名を示し、そうでないものは裏返しているのかと思った。
しかし、その時店内に在庫がない業者の名前も多いばかりか、花巻・まるろく(2018年)、一ノ関・あべちう(2020年)と、廃業したはずの業者名の札が出ている。
オープン当初はひっくり返していたのかもしれないが、現時点では単なるオブジェに過ぎない。そのほか、「JR東日本フーズ」になった(2020年)はずなのに、旧社名の「NRE(仙台と大増【14日補足・NRE大増は2018年に「日本ばし大増」に】)」だったり、「新潟三新軒」が新発田駅にあったり、いろいろおかしい。
名前があっても良さそうな「海苔のりべん」の郡山・福豆屋や、横浜・崎陽軒の札はないから、本当に来ないのでしょう。
一方、札がある、厚岸・氏家待合所、神戸・淡路屋、奈良・柿の葉寿し本舗 たなか、富山・ますのすし本舗 源は遠方だけど、スーパーの駅弁大会の常連でもある。ただ、それらの商品はなかったと思う。
珍しいところでは(やはり現物はなさそうだったが)、宇都宮・松廼家(まつのや)、高崎弁当、新潟の三新軒3社と神尾商事、長野・デリクックちくま、そして、横川の…
「萩野屋」=「はぎのや」???
…って「荻野屋」でしょ!!!
日本を代表する駅弁屋の名を、JR東日本系列の企業(JR東日本クロスステーション)が運営する、しかも駅弁専門店が間違うとは…
なお、企業名が「荻野屋」で、掛け紙などブランド名としてはひらがなの「おぎのや」を用いているので、この札は「おぎのや」のほうが良かったかもしれない。「日本レストランエンタプライズ」を「NRE」としているように。
【19日追記・本件について、運営会社へ指摘し一考を求めた。どうなるか。】
目当ての「みちのく弁当の旅」は、1個だけ残っていた。スペースからして、せいぜい5個の入荷だろう。この後、午後も入荷するのだろうか。
5年ぶり
外観は、ほぼ同じ。箱のサイズも変わらないはず。税込み1250円と150円値上がり。
正面のもりべんの連絡先の記載はなくなっている。側面を見ると、「販売者」として「合同会社もりべん」、「製造者」は「株式会社松川弁当店」。
経営が同じになっただけでなく、製造を米沢市の松川側で一括して行っているらしい。だから、輸送もいっしょにできるわけだ。
【14日追記・2017年に首都圏の駅弁大会で売られていたもりべんの商品が、今回のように松川製造だったとの情報があった。両社には、以前から提携関係のようなつながりがあったようだ。】
中身もほぼ同じとしたいところだけど、
変わっている
ネットで多少噂は目にしていた。2022年始時点では、2017年と同じ仕様だったのが、つい最近の変わったらしい。
第一印象として、これまでは茶色がほとんどを占めていたのに、緑が多くなった。要は肉が減ったか。そして、肉と並んで特徴的だった、手作りっぽい「の」の字の卵焼き2つが見当たらない、と思ったら漬物付近に、幕の内弁当に入っているような大量生産の四角い卵焼きが1つ。
2022年9月
(再掲)2017年のみちのく弁当の旅
茶色部分は、肉のほか、ぜんまい煮とヒラタケ煮もあったが、それらが消えた。緑のはワラビのようだが原材料名欄は「醤油漬(わらび、木耳、細竹、その他)=ゼンマイも入ってはいそう」。以前はワラビ酢漬が少量入っていた。
タケノコが細い笹竹のタケノコになり(東北らしくはあろう)、紅生姜がなくなり、小さい栗が2つ加わり、山形らしい玉こんにゃくは2個から1個に減って、カラシの添付廃止。
白米だと思って食べたが「炊込みご飯(山形県産米使用)」だそう。以前はどうだったか。
全体的に、劣化というか実質値上げというか、以前より魅力が落ちてしまったと言わざるを得ない。昨今の経済情勢と、経営変更に伴う合理化の結果だろうか。
肉の味付けは以前と変わっていなかったようなのは一安心。
だけど、このおかずだと、ごはんがちょっと余ってしまったし、そもそも量が多め。ごはんを減らすのも一案ではないでしょうか。
【20日追記・以前は、ぜんまいやヒラタケも、肉と一体感のある味付けで、違和感なくいっしょに食べられたと記憶する。変更後のわらび等の醤油漬けは肉と味が異なり、しかもインパクトがない味で、飽きる。肉の量を増やせないのなら、醤油漬け部分の量や味付けに工夫の余地があるのではないか。】
駅弁は一期一会。その時逃せば、もう食べられないことも少なくない。経営が代わっても、中身が貧素になっても、同じ味をまた食べられることがありがたいのではあるけれど。
それと、もりべんホームページに、以前はなかったはずの「だし巻玉子と山形牛しぐれ煮弁当」という商品(1250円)が掲載。だし巻玉子はのの字ではないが、大きめの楕円形で、みちのく弁当の旅のかつての姿に若干似ている。今度はこれが気になってしまう。【14日追記・ネット上の情報によれば、2022年8月の新商品のようだ。実物では、卵焼きは楕円でなく長方形。一般的な駅弁のそれよりは、大きくて厚そう。】
話が前後しますが、山形駅の「駅弁ではない弁当」というのも食べることができたので後日。
以前は正方形の容器だった(2003年)のが、2013年頃に細長い容器(2017年)に変わっていた。
その後、さらに変化が生じたと聞いていた。
まず、2017年に、もりべんの経営者が代わったそうだ。前経営者が高齢で跡継ぎがいないため、米沢駅の駅弁業者の1つ「松川弁当店」が引き継いだという。
経営統合とか子会社化とか、どういうことかはよく分からないが、商品の表記は現在も「合同会社もりべん」のままだった(詳しくは後述)。そうした変化のせいか、仙台駅の駅弁屋でもりべん商品が売られているとのこと。
山形駅へ着いた16時頃。改札外待合室内の売り場をのぞいた。
2017年時点では、駅弁単独の売り場(もりべん以外にも米沢駅弁も扱っていた?)があったが、なくなっていた。同じ位置に駅弁ケースはあって、隣接する「おみやげ処やまがた」のレジで会計する方式に変わっていた。
その時点では「みちのく弁当の旅」が数個、米沢・新杵屋の「牛肉どまん中」などもあったか。この時は買わず。
翌朝10時に行くと、牛肉どまん中はたくさんあったが、もりべん商品はなし。「次の入荷は14時」の旨の札が出ていた。
そのまま仙山線で仙台へ行ったので、例の駅弁屋へ。何年か前に改札外・2階(在来線改札のあるフロア)にできた、「駅弁屋 祭 仙台駅店」を初めて訪れた。
在来線中央改札に向かって左(北)側に、お菓子など各店が連なっている(名称は「コンコース」でいいのか?)ところの、いちばん右寄りの手前。
階段のすぐ左
東京駅の駅弁屋祭グランスタ東京店をイメージしていたら、かなり小さい。【15日補足・ただ、駅弁販売店としては大きい。駅弁屋 旨囲門 エキュート大宮店よりは広い。】
【19日関連店舗について追記・祭の、駅の外から見て奥側の通路をはさんだ向かい(ATMビューアルッテやお忘れ物センターの並び)には「牛たん駅弁屋」なる対面販売形式の弁当販売店。祭と運営会社は同一。扱うのは駅弁業者ではない、複数の業者が製造した、牛たんを使った弁当らしい。】
時刻は昼過ぎ。店内は常に客が1~数人いて、1つだけのレジに列ができるかどうかといった程度の客入り。
ラインナップは、東北各地(後述のように福島県を除く)かつ肉(特に牛)か魚介の弁当がメイン。
東京駅とは規模が違うということなのか、コロナで製造・販売を絞っているせいなのかは知らないが、選択肢はそう多くない。もっと幕の内系がほしいところ。
駅弁じゃないが、レジ近くに冷凍ケースがあり、車内販売がなくなって入手が難しくなった、あの「シンカンセンスゴクカタイアイス」ことスジャータのアイスクリームが売られていた! 東海道新幹線東京駅には自動販売機ができたそうだが、東北では貴重。
ところで、10月5日付の、JR東日本とJR東日本サービスクリエーションの発表では、新幹線車内販売の一部でホットコーヒーの扱いを再開するとともに、「アイスクリーム等のご要望の多い商品についても、今後販売線区の拡大を検討してまいります。」とのことなので、今後に期待。
東京駅の祭にもあるそうだが、店の隅の壁に、駅名・業者名を記した札が並んでいた。
中央は食品サンプルなのだが、駅弁まつりのポスターで隠れている
札は38枚あるが、うち11枚は業者名ではく「祭」のロゴ。ということは、その時入荷している業者名を示し、そうでないものは裏返しているのかと思った。
しかし、その時店内に在庫がない業者の名前も多いばかりか、花巻・まるろく(2018年)、一ノ関・あべちう(2020年)と、廃業したはずの業者名の札が出ている。
オープン当初はひっくり返していたのかもしれないが、現時点では単なるオブジェに過ぎない。そのほか、「JR東日本フーズ」になった(2020年)はずなのに、旧社名の「NRE(仙台と大増【14日補足・NRE大増は2018年に「日本ばし大増」に】)」だったり、「新潟三新軒」が新発田駅にあったり、いろいろおかしい。
名前があっても良さそうな「海苔のりべん」の郡山・福豆屋や、横浜・崎陽軒の札はないから、本当に来ないのでしょう。
一方、札がある、厚岸・氏家待合所、神戸・淡路屋、奈良・柿の葉寿し本舗 たなか、富山・ますのすし本舗 源は遠方だけど、スーパーの駅弁大会の常連でもある。ただ、それらの商品はなかったと思う。
珍しいところでは(やはり現物はなさそうだったが)、宇都宮・松廼家(まつのや)、高崎弁当、新潟の三新軒3社と神尾商事、長野・デリクックちくま、そして、横川の…
「萩野屋」=「はぎのや」???
…って「荻野屋」でしょ!!!
日本を代表する駅弁屋の名を、JR東日本系列の企業(JR東日本クロスステーション)が運営する、しかも駅弁専門店が間違うとは…
なお、企業名が「荻野屋」で、掛け紙などブランド名としてはひらがなの「おぎのや」を用いているので、この札は「おぎのや」のほうが良かったかもしれない。「日本レストランエンタプライズ」を「NRE」としているように。
【19日追記・本件について、運営会社へ指摘し一考を求めた。どうなるか。】
目当ての「みちのく弁当の旅」は、1個だけ残っていた。スペースからして、せいぜい5個の入荷だろう。この後、午後も入荷するのだろうか。
5年ぶり
外観は、ほぼ同じ。箱のサイズも変わらないはず。税込み1250円と150円値上がり。
正面のもりべんの連絡先の記載はなくなっている。側面を見ると、「販売者」として「合同会社もりべん」、「製造者」は「株式会社松川弁当店」。
経営が同じになっただけでなく、製造を米沢市の松川側で一括して行っているらしい。だから、輸送もいっしょにできるわけだ。
【14日追記・2017年に首都圏の駅弁大会で売られていたもりべんの商品が、今回のように松川製造だったとの情報があった。両社には、以前から提携関係のようなつながりがあったようだ。】
中身もほぼ同じとしたいところだけど、
変わっている
ネットで多少噂は目にしていた。2022年始時点では、2017年と同じ仕様だったのが、つい最近の変わったらしい。
第一印象として、これまでは茶色がほとんどを占めていたのに、緑が多くなった。要は肉が減ったか。そして、肉と並んで特徴的だった、手作りっぽい「の」の字の卵焼き2つが見当たらない、と思ったら漬物付近に、幕の内弁当に入っているような大量生産の四角い卵焼きが1つ。
2022年9月
(再掲)2017年のみちのく弁当の旅
茶色部分は、肉のほか、ぜんまい煮とヒラタケ煮もあったが、それらが消えた。緑のはワラビのようだが原材料名欄は「醤油漬(わらび、木耳、細竹、その他)=ゼンマイも入ってはいそう」。以前はワラビ酢漬が少量入っていた。
タケノコが細い笹竹のタケノコになり(東北らしくはあろう)、紅生姜がなくなり、小さい栗が2つ加わり、山形らしい玉こんにゃくは2個から1個に減って、カラシの添付廃止。
白米だと思って食べたが「炊込みご飯(山形県産米使用)」だそう。以前はどうだったか。
全体的に、劣化というか実質値上げというか、以前より魅力が落ちてしまったと言わざるを得ない。昨今の経済情勢と、経営変更に伴う合理化の結果だろうか。
肉の味付けは以前と変わっていなかったようなのは一安心。
だけど、このおかずだと、ごはんがちょっと余ってしまったし、そもそも量が多め。ごはんを減らすのも一案ではないでしょうか。
【20日追記・以前は、ぜんまいやヒラタケも、肉と一体感のある味付けで、違和感なくいっしょに食べられたと記憶する。変更後のわらび等の醤油漬けは肉と味が異なり、しかもインパクトがない味で、飽きる。肉の量を増やせないのなら、醤油漬け部分の量や味付けに工夫の余地があるのではないか。】
駅弁は一期一会。その時逃せば、もう食べられないことも少なくない。経営が代わっても、中身が貧素になっても、同じ味をまた食べられることがありがたいのではあるけれど。
それと、もりべんホームページに、以前はなかったはずの「だし巻玉子と山形牛しぐれ煮弁当」という商品(1250円)が掲載。だし巻玉子はのの字ではないが、大きめの楕円形で、みちのく弁当の旅のかつての姿に若干似ている。今度はこれが気になってしまう。【14日追記・ネット上の情報によれば、2022年8月の新商品のようだ。実物では、卵焼きは楕円でなく長方形。一般的な駅弁のそれよりは、大きくて厚そう。】
話が前後しますが、山形駅の「駅弁ではない弁当」というのも食べることができたので後日。
震災やコロナや経済絡みでだいぶ変わったようですが、2004年頃の銘品館街の牛タン屋、ずんだ屋、萩の月屋などなどが印象あります。
喜久福も秋田でなく仙台で買い、バスや新幹線で食べるのが良かったんです。
当時は楽天参入時期でどこもかしこも楽天。
そんな風情が全国駅弁大会みたいになりましたか。しかも改悪弁当あり。
花膳とかもあったんでしょうか。
漫才コンビのせいか、荻と萩はよく間違われます。
水泳の萩野選手と歌手のmiwaが結婚の時、荻野と誤植した新聞があったぐらい。
ただ、仙台はミヤギノハギという花が有名で萩の月もあるのにこれでは意識低いのでは?と。
秋田からは花善と関根屋が、名札も現物もしっかりありました。関根屋も比内地鶏の弁当(と海産も?)でした。
萩原さん、荻原さん、読む時に戸惑ってしまいますが、「ハギは秋の花」と覚えるのがいいでしょうか。むしろ萩が身近な宮城(&おぎのやブランドが浸透していない)だからこそ、萩野屋にしてしまったのかも。
気になるのは、東京の駅弁屋祭の札が、まさか間違ってないでしょうねという点。札のデザインは、仙台と微妙に異なるようですが。
京都駅は胸が踊りますが仙台は・・って怒られますね。
京都駅には辻留の弁当というのがあってお一つ5400円。
こんなんだれが買うのかと思いきや京都伊勢丹店で予約しないと手に入らない人気だそうで
これだけで京都の恐ろしさ、いや奥深さがわかります。
辻留は元々京都出張料理で裏千家直々に修行を積んだ懐石料理で大昔に東京赤坂に店を出すまで普通の人には決して口にできなかった幻の料理だったそうで。
(東京に支店を出したとき結構京の食文化の安売りだと非難されたみたい)
私にはとてもとても・・なのでぜひ管理人様が京都駅に行った際はぜひ食べたご感想をお願い致します。
京都は、再びオーバーツーリズムになるでしょうから、行くのなら今のうちだと思っていますが、なかなか。
さらに5400円のお弁当など、とてもとても! お節料理の値段だと思ったら、辻留のお節は2万~16万円だそうで…
今大変なことになってしまいましたが、東北では有名だったとか。
こうなると次第では花善や関根や、松川こばやしあたりも風評を食らいかねないような。
食中毒の原因については、輸送販売分も含めて大量に作るため、ごはんの炊飯(普段は自社で炊飯)を県外企業に委託したためという話が出ていました。落ち度としては「遠隔地へ輸送販売したこと」ではなく「能力の限界近くまで製造したこと」なのでしょう。
だとしても、今後は輸送販売・駅弁大会に関して、神経質になる消費者や小売店も出てくるかもしれないし、各製造業者はより慎重になることもありそうです。今や地方駅での販売のみではやっていけない業者が多く、輸送販売は欠かせないわけで、業界全体が萎縮しかねません。
いちばん風評被害になかねないのは、青森県内で商品ラインナップも若干かぶる、幸福の寿し本舗かもしれません。