「タコの生涯一度の交接」「タコの子育」「子への愛」

🌸タコ（生涯一度きりの交接と子への愛）

⛳タコは無脊椎動物の中では高い知能を持つ

　☆タコは子育てをする子煩悩な生物
　＊海に棲む生き物の中で、子育てをする生物は少ない
　＊食うか食われるかの弱肉強食の海の世界、親が子どもを守ろうとしても

　＊より強い生物に親子もろとも食べられてしまう

　＊子育てをするよりも、卵を少しでも多く残す方がよい
　☆魚の中には、生まれた卵や稚魚の世話をするものもいる

　＊子育てをする魚類、淡水魚や沿岸の浅い海に生息するものが多い

　＊狭い水域では敵に遭遇する可能性が高いが

　＊地形が複雑なので隠れる場所はたくさん見つかる可能性少ない

　＊親が卵を守ることで、卵の生存率が高まる

　☆広大な海では、親の魚が隠れる場所は限られる
　＊下手に隠れて敵に食べられてしまうよりも

　＊大海に卵をばらまいた方がよいのだ
　☆子育てをするということ

　＊親が、卵や子どもを守るだけの強さを持っているということ

⛳魚類は、オスが子育てをする例の方が圧倒的に多い
　☆オスが子育てをする理由

　＊メスは育児よりも、その分のエネルギーを使って

　＊少しでも卵の数を増やした方がよい

　＊その為、オスが子育てをするとも推察される
　☆タコはメスが子育てをする

　＊タコは母親が子育てをする海の中では珍しい生き物
　☆タコの寿命は１年～数年生きる

　＊タコは一生の最後に一度だけ繁殖を行う

　＊タコにとり、繁殖は生涯最後で、最大のイベントなのだ

⛳タコの繁殖でのオスとメスとの出会い
　☆タコのオスは、甘いムードでメスに求愛する

　☆メスをめぐってオスたちは激しく戦う
　＊足や胴体がちぎれてしまうほどの

　＊まさに命を諸けた戦いである
　☆相思相愛の２匹のタコは、抱擁し合い

　＊生涯でたった１回の交接を行う

　＊儀式が終わると、オスは力尽き生涯を閉じてゆく

　＊交接が終わると命が終わるようにプログラムされている
　☆残されたメスは、岩の隙間などに卵を産みつける
　＊タコのメスにとり、壮絶な子育てが待っている

　＊卵が無事にかえるまで、巣穴の中で卵を守り続ける

　☆卵が孵化するまでの期間

　＊マダコ１ヵ月、ミズダコ６ヵ月～１０カ月

　＊この間、メスは一切餌を獲らない

　＊片時も離れずに卵を抱ぎ続ける

⛳餌を口にしない母ダコは、次第に体力が衰えてくる
　☆卵を狙う天敵は、常に母ダコの隙を狙っている

　＊母親は力を振り絞り、巣穴を守る

　＊力尽きかけようとも、卵に危機が迫れば、悠然と立ち向かう
　☆卵から小さなタコの赤ちゃんたちが生まれてくる

　＊母ダコは、卵にやさしく水を吹きかけて

　＊卵を破らて子どもたちが外に出るのを助ける
　☆卵を守り続けたメスのタコにもう泳ぐ力は残っていない
　＊子どもたちの孵化を見届けると

　＊母ダコは安心したように横たわり

　＊力尽きて死んでゆく

　＊母ダコの最期である

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）

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⛳出典、『生き物の死にざま』

「タコは、生涯一度の交接」「タコの子育」「子への愛」

（ネットより画像引用）