🌸仏教において宗派
☆日本仏教宗派の源流は南都六宗
⛳南都六宗の大乗仏教
☆三論宗
☆三論宗
*思想の根幹には「空」の考え方がある
*大乗仏典のなかの『般若経』で「空」は展開されている
*唐の時代に入ると衰えていき、日本でも同じ傾向が見られた
*唐の時代に入ると衰えていき、日本でも同じ傾向が見られた
☆法相宗
*インドではなく中国で生まれた宗派
*インドではなく中国で生まれた宗派
*教えの基本にあるのは「唯識説」
*唯識説とは、意識現象を生む根源としての「阿頼耶識」存在を想定する
*「阿頼耶識」は、深層心理学で説かれる無意識と共通したもの
*「阿頼耶識」は、深層心理学で説かれる無意識と共通したもの
*悟るための修行の重要性を強調する方向にむかった
*最澄が、人間には仏になる可能性があるのを認めたのと対照的な考え方
*それが法相宗の僧侶たちと最澄とのあいだに激しい論争を生んだ
☆華厳宗
☆華厳宗
*宗派で主に用いられる仏典、『華厳経』
*宇宙の成り立ちを説明する難解な哲学的思索が試みられている
*後の時代には継承されず、発展してぃくことにはならなかった
*華厳宗の大本山東大寺の大仏にその思想が生かされている
⛳南都六宗小乗仏教
☆倶舎宗・成実宗・律宗
☆倶舎宗・成実宗・律宗
*それ以前の部派仏教の流れのなかから生まれたもの
*大乗仏教からは「小乗仏教」として蔑まれた
☆日本に正式に律宗を伝えたのが唐から渡来した鑑真である
⛳檀家をもたない南都六宗の寺
☆根本的な違いがあっても兼学が基本
☆根本的な違いがあっても兼学が基本
* 一つの寺で一つの学派が研鑽されて、教団組織が形成されなかった
☆飛鳥時代から奈良時代にかけて創建された寺で
☆飛鳥時代から奈良時代にかけて創建された寺で
*規模の大きなものは、国の費用で経営される「官寺」だった
*豪族などが氏寺として建てた私寺に対しても
*経営を支えるために国から墾田が与えられた
☆国家が仏教を支える体制だった
☆国家が仏教を支える体制だった
*各々の寺が、教団を組織し、独自に経済基盤を確立する必要がない
*宗派を形成する必要が生まれなかった
☆南都六宗の寺院では、国家による支えがある以上
☆南都六宗の寺院では、国家による支えがある以上
*経済的な支援をしてもらう檀家をもつ必要がなかった
☆今日でも南都六宗の寺院
*檀家のための墓地を設けず、葬儀を営むことがない
☆南都六宗の寺院で僧侶が亡くなったとき
☆南都六宗の寺院で僧侶が亡くなったとき
*その寺の僧侶が葬儀を営むことはない
*葬儀は他の宗派の僧侶に依頼される
*僧侶の墓もそうした菩提寺のなかに設けられる
⛳巨大な寺社勢力を誇った延暦寺と興福寺
☆平城京から長岡京を経て平安京への遷都が行われた理由
*平城京には規模の大きな寺がいくつも存在し
*強い勢力を誇って、政治にも深く干渉してきたから
☆平安京には最初、東寺と西寺の建立しか許されなかった
☆平安京には最初、東寺と西寺の建立しか許されなかった
*東寺の方は、その後空海に与えられ、真言密教の道場として存続する
*西寺の方はやがて衰え、鎌倉時代には廃寺になっている
☆京の鬼門の位置にあった天台宗の総本山、比叡山延暦寺
☆京の鬼門の位置にあった天台宗の総本山、比叡山延暦寺
*寄進によって多くの荘園を所有するようになり、強い力をもつ
*比叡山が、支配下においていたのが祗園社(八坂神社)である
*祗園社は、京の市中に多くの領地をもち
*その後成立する武家政権の権威も及ばなかった
(敬称略)
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⛳出典、『浄土真宗の檀家は多い』
『南都六宗』『菅寺』『空』『唯識説』『華厳経』『祇園社』
(ネットより画像引用)
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