慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『南都六宗』『菅寺』『空』『唯識説』『華厳経』『祇園社』

2024年12月15日 | 宗教
🌸仏教において宗派

 ☆日本仏教宗派の源流は南都六宗

⛳南都六宗の大乗仏教
 ☆三論宗
 *思想の根幹には「空」の考え方がある
 *大乗仏典のなかの『般若経』で「空」は展開されている
 *唐の時代に入ると衰えていき、日本でも同じ傾向が見られた
 ☆法相宗
 *インドではなく中国で生まれた宗派
 *教えの基本にあるのは「唯識説」
 *唯識説とは、意識現象を生む根源としての「阿頼耶識」存在を想定する
 *「阿頼耶識」は、深層心理学で説かれる無意識と共通したもの
 *悟るための修行の重要性を強調する方向にむかった
 *最澄が、人間には仏になる可能性があるのを認めたのと対照的な考え方
 *それが法相宗の僧侶たちと最澄とのあいだに激しい論争を生んだ
 ☆華厳宗
 *宗派で主に用いられる仏典、『華厳経』
 *宇宙の成り立ちを説明する難解な哲学的思索が試みられている
 *後の時代には継承されず、発展してぃくことにはならなかった
 *華厳宗の大本山東大寺の大仏にその思想が生かされている

⛳南都六宗小乗仏教
 ☆倶舎宗・成実宗・律宗
 *それ以前の部派仏教の流れのなかから生まれたもの
 *大乗仏教からは「小乗仏教」として蔑まれた
 ☆日本に正式に律宗を伝えたのが唐から渡来した鑑真である

檀家をもたない南都六宗の寺
 ☆根本的な違いがあっても兼学が基本
 * 一つの寺で一つの学派が研鑽されて、教団組織が形成されなかった
 ☆飛鳥時代から奈良時代にかけて創建された寺で
 *規模の大きなものは、国の費用で経営される「官寺」だった
 *豪族などが氏寺として建てた私寺に対しても
 *経営を支えるために国から墾田が与えられた
 ☆国家が仏教を支える体制だった
 *各々の寺が、教団を組織し、独自に経済基盤を確立する必要がない
 *宗派を形成する必要が生まれなかった
 ☆南都六宗の寺院では、国家による支えがある以上
 *経済的な支援をしてもらう檀家をもつ必要がなかった
 ☆今日でも南都六宗の寺院
 *檀家のための墓地を設けず、葬儀を営むことがない
 ☆南都六宗の寺院で僧侶が亡くなったとき
 *その寺の僧侶が葬儀を営むことはない
 *葬儀は他の宗派の僧侶に依頼される
 *僧侶の墓もそうした菩提寺のなかに設けられる

巨大な寺社勢力を誇った延暦寺と興福寺
 ☆平城京から長岡京を経て平安京への遷都が行われた理由
 *平城京には規模の大きな寺がいくつも存在し
 *強い勢力を誇って、政治にも深く干渉してきたから
 ☆平安京には最初、東寺と西寺の建立しか許されなかった
 *東寺の方は、その後空海に与えられ、真言密教の道場として存続する
 *西寺の方はやがて衰え、鎌倉時代には廃寺になっている
 ☆京の鬼門の位置にあった天台宗の総本山、比叡山延暦寺
 *寄進によって多くの荘園を所有するようになり、強い力をもつ
 *比叡山が、支配下においていたのが祗園社(八坂神社)である
 *祗園社は、京の市中に多くの領地をもち
 *その後成立する武家政権の権威も及ばなかった
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください 
 ⛳出典、『浄土真宗の檀家は多い』

『南都六宗』『菅寺』『空』『唯識説』『華厳経』『祇園社』
(ネットより画像引用)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  鳥海翔の騙されない金融学他 | トップ | 『mRNAワクチン接種の勧... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

宗教」カテゴリの最新記事