慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『被験者各々4日で、悪魔・子羊に変貌』『監獄実験の後遺症』

2024年07月29日 | 生命科学
🌸人が悪魔に変わる時2

 ☆強大な国家権力やイデオロギーの下僕となって
 *生きた人間の肉体を弄んだフエアシユアーやヒョップナーらの所業
 ☆本来の科学的精神をゆがめる明白な犯罪でもあった
 ☆約50年前、どんな人間でも残虐行為に走る心理学の実験

⛳”状況″にのまれていく看守役と囚人役
 ☆実験4日目には大きな変化が現れた
 *囚人役の被験者の多くが、看守役のどんな言葉も
 *無抵抗に受け入れるようになっていった
 ☆社会心理学者の森津氏は”状況″の力の大きさについて説明する
 *大勢の人が、横断歩道の脇で赤信号が変わるのを待っているとする
 *信号が変わっていないのにもかかわらず
 *他の人々が渡り始めたら、自分はそれでも渡らずに待っていられるか
 *周りが全員渡っている状況下では、普段は信号を守る人でも
 *そこでただ一人じっと待っている自分のほうがおかしく思えて
 *一緒に渡つてしまうことでしよう
 ☆無抵抗な囚人役を相手に
 *看守役の言動はますます嗜虐性を高め、侮辱の言葉が増えていく
 ☆人間には自分に与えられた役割を忠実に果たす意識が潜在的にある
 *人間が社会的に生きていく上で必要な意識でもある

 ☆一定の状況下でみんなが与えられた役割に忠実に振る舞うことで
 *事態がどんどんエスカレートしていく場合がある
 ☆スタンフオード監獄実験
 *″状況″の力が人間の行動にもたらす影響とすることを証明した
 *看守たちは自分の役割を当然のことと思い込み
 *囚人たちに対して、より残酷で非人道的になっていく
 ☆普通の人であったはずの被験者たちは
 *数日でたやすく「悪魔」と「子羊」へと変貌した

ジンバルドー自分で作った監獄に自身が捕らわれる
 ☆変貌したのは、被験者だけではなく、ジンバルドー自身も
 *″状況”の影響を受けていた
 *自分が状況にのみ込まれるとは、本人も気づいていなかった
 ☆模擬監獄を監視役の人物(マスラック)の変貌
 *明るくて丁寧で愛想のいい、誰もが好青年と認めるような人物
 *好青年は、モニターの向こう側ではおぞましい行動をしていた
 *看守役の被験者が囚人役の被験者を罵倒し
 *言葉の暴力によって精神的な虐待を実行している
 *看守たちの中で最も陰険で嗜虐的な態度があの好青年だった
 ☆彼女を驚かせたのが
 *嬉々として被験者の様子を見つめ続けるジンバルドーの姿だった
 ☆ジンバルドーの恋人の彼女はジンバルドー言う
 *自分で作った監獄に自分自身が捕らわれている
 *この実験があなたを怪物にしてしまった
 *そのことに気づいているのか
 ☆彼女は最後通牒を突きつけた
 *人が苦しんでいるのを見ても実験をやめないような人が
 *本当のあなたなら、私にはわからない
 *自分の目の前にいるのは知らない人だと話す
 ☆ジンバルドーは目を覚ました
 *研究者としての仕事に追われながら
 *不覚にも自ら″監獄長”として振る舞う自分に気づいた
 *ジンバルドーはついに実験の中止を決めた
 *2週間を予定していた「監獄実験」は、6日で打ち切られた

⛳厳しい批判にさらされた実験
 ☆中止後に監獄実験の様子が伝えられると
 *被験者に過剰な苦痛を与えたことに対して
 *多くの批判が沸き上がった
 *批判を裏付けるように、被験者たちは心の傷を訴えている
 ☆人体実験における被験者の権利保護
 *肉体的な後遺症がわかりやすく現れる医学分野に限られていた
 *「監獄実験」は、心理学の実験でも過剰な精神的苦痛を
 *被験者に負わせる危険性があることを、実証することになった
 ☆私たちは、肉体を傷つけるのは問題だとわかっているが
 *心の問題に関してはつい軽く扱いがちです
 *肉体を傷つける場合と違って、別の性質の傷を負わせる可能性がある
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『闇に魅入られた科学者たち』






『被験者各々4日で、悪魔・子羊に変貌』『監獄実験の後遺症』
(ネットより画像引用)

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