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『愚管抄』(33)(世の中の仕組みを俯瞰する)

2021年01月22日 | 歴史
🌸『愚管抄』(33)(世の中の仕組みを俯瞰する)

 ☆いかにフラットに歴史を見るか
 ☆時代の「道理」から社会を鋭く分析した
 ☆日本中世史を知るうえで必読の文献

 ☆著者、慈円

⛳『愚管抄』著者のプロフィール
 ☆天台宗の僧侶だった慈円によって書かれた歴史書
 *鎌倉幕府の第三代将軍・源実朝が甥の公暁に暗殺された
 *公暁自身も幕府に討たれるという大事件が発生する
 *鎌倉幕府の創始者・源頼朝の直系は絶えた
 ☆朝廷の実力者後鳥羽上皇はこれを好機ととらえた
 *政治の実権を朝廷に取り戻すべく行動する
 *承久の乱を引き起こし、朝廷と幕府の武力衝突
 *幕府が圧勝し、武家政権の力が確固たるものになる
 ☆『愚管抄』とは、そのような時代背景の中で書かれた

⛳『愚管抄』で記述された内容
 ☆著者慈円は、朝延寄りの人物であったが
 *慈円は、時代環境の変化などから武士階級が政治の実権を手にした時代
 (自然な流れとした)
 ☆『愚管抄』とは彼の偏りのない歴史観に立って書かれた史書
 *中世の日本史を知るためには必読の文献
 ☆慈円は『愚管抄』の中で、「道理」の重要性を説く
 *時代においては、世の中に秩序をもたらす法則「道理」が存在する
 *政治とはその「道理」に沿った形で行わねばならないとそた

慈円は「道理」は時代により変化すると述べる
 ☆平安時代末期以降の武士階級
 *新時代の「道理」に対応する能力を持った集団である
 ☆源頼朝は、朝廷の敵でなく、朝廷のために私心なく働く
 *世の中を安定させるために汗を流している
 ☆鎌倉時代以降は本来の仏の教えが廃れる「末法」の世
 *従来の仏教では救われないと思う人々が「鎌倉新仏教」を生み出す
 ☆慈円の「道理」の概念も末法思想に影響されたのかも
 ☆僧侶としての感覚が、フラットで鋭い歴史観を育んだ
                    (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します

⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』


『愚管抄』(33)(世の中の仕組みを俯瞰する)
(ネットより画像引用)

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