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『天台本覚論(草木成仏)』『無宗教』『天海』『東照大権現』

2024年12月21日 | 宗教
🌸教の総合大学、比叡山の天台宗

⛳『天台本覚論』は、日本人の無宗教標榜の根底にある
 ☆比叡山は、日本で唯一の総合大学として多くの人材を輩出した
 *立場を異にする宗派の開祖が、次々と比叡山から輩出された
 *そこで多様な教えが説かれていたかを示している
 ☆宗派という形態をとらなかったが
 *日本の宗教界に大きな影響を与えた『天台本覚論』の思想がある

⛳『天台本覚論』の核心
 ☆自然に存在する草木でさえ成仏する「草木成仏」の考え方である
 *草木成仏の思想は、すでに中国にも存在した
 *この思想の背景には
 *あらゆるものに霊魂が宿っている
 *古代的なアニミズムの考え方である
 *天台本覚論は、現世を全面的に肯定する思想であり
 *その点で本来の仏教の教えとは、対極に位置するものだが
 *日本ではむしろこちらの考え方の方が広く受け入れられた
 ☆あらゆるものがそのまま成仏しているということであるなら
 *改めて仏道修行をする必要もなければ、戒律も必要なくなる
 *仏教の教えそのものさえ意味をなさないことになる
 *それは無条件に現実を肯定することで
 *宗教そのものの存在意義を否定することになる
 ☆現代の日本人が、「無宗教」を標傍する根底には
 *こうした天台本覚論の影響がある

⛳現代天台宗の著名な僧侶作家、今東光と瀬戸内寂聴
 ☆比叡山延暦寺は、多くの名僧を輩出した
 *多様な宗教思想を包含しながら日本仏教の中心として君臨する
 *他方で、強力な寺社勢力として世俗の権力を保持した
 ☆徳川家康は延暦寺の復興に力を入れるが
 *それは、延暦寺がかつての独立性を失い
 *世俗権力の支配下に組み込まれることを意味した
 *江戸時代の延暦寺では、12年籠山の制度をはじめ
 *戒律や教学の復興が進められていく
 ☆江戸時代初期に天台宗の僧侶として重要な働きをした天海
 *天海は、家康に仕え、宗教的なアドバイザーの役割を果たす
 *家康の死後には、『山王一実神道』の思想にもとづいて
 *家康を「東照大権現」として祀ることを主張した
 *その遺体を当初葬られていた駿河の久能山から日光山に改葬した
 *天海は、江戸城の鬼門となる位置に寛永寺の創建も行っている
 ☆寛永寺を中心とする天台宗は江戸で大きな力をもち
 *天台宗の拠点も延暦寺から寛永寺に移っていった
 ☆明治に入ると、神仏分離で延暦寺も日吉神社と切り離され
 *打撃を受けることになるが
 *興福寺のように境内地が奪われ
 *廃寺同然になることは免れた
 ☆現代における天台宗の著名な僧侶、今東光と瀬戸内寂聴
                       (敬称略)
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 ⛳出典、『浄土真宗の檀家は多い』



『天台本覚論(草木成仏)』『無宗教』『天海』『東照大権現』
(ネットより画像引用)

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