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『蓮如の軌跡』『非僧非俗』『神祗不拝』『お東騒動』

2024年12月25日 | 宗教
🌸親鸞が開いた日本仏教浄土真宗4

⛳中興の祖蓮如と本願寺
 ☆東国の門徒を基盤とした勢力に比較し
 *本願寺の方はふるわなかった
 ☆中興の祖八世の蓮如があらわれたとき
 *本願寺は天台宗の門跡寺院の青蓮院の末寺だった
 *宗派として独立さえしていなかった
 ☆本願寺が青蓮院の末寺であった
 *比叡山の天台宗の流れのなかにあった
 *当時の比叡山は南都北嶺として絶大な権力を誇っていた
 *弱小の本願寺は、比叡山の庇護下に入ることで
 *その存続をはかろうとした
 ☆浄土真宗で発展を遂げていったのは
 *高田門徒や荒木門徒から発展した佛光寺門徒の方だった
 ☆蓮如は、大谷の本願寺が破壊され、越前の吉崎に赴く
 *それが、本願寺を大きく発展させる契機になる
 *本願寺は新興の寺社勢力として多くの人間を集めることに成功した
 *吉崎は寺内町として急速にその勢力を拡大していく
 *加賀一向一揆を経て、加賀国を支配するに至る
 *浄土真宗の信仰は北陸全体に広まり「真宗王国」と呼ばれる
 ☆蓮如は、吉崎を去り山科本願寺の再興を開始する
 *蓮如の隠居所石山に石山本願寺が建てられる
 *石山本願寺も寺内町を形成し
 *そこには多種多様な人間が集まってきた
 ☆浄上真宗の信仰のみ結ばれていたわけではない
 *加持祈稿を実践する人間たちなども含まれていた
 *本願寺には、家老などの職もあり
 *武家と変わらない体制を作り上げた
 ☆畿内や北陸を中心に
 *各地には門徒によって構成される地域集団が生まれており、
 *集団は本願寺とネットワークを結び、本願寺の指示に従って行動した
 *戦国時代の戦乱は、絶えず敵味方が変わる複雑な様相を呈していくが
 *本願寺は、室町幕府と密接な関係をもち、それを後ろ盾にしていた
 ☆加賀国では、本願寺が実質的に守護の役割を果たした
 *将軍家の年貢の徴収さえ行っていた

⛳本願寺が世俗の権力と密接な関係をもった背景
 ☆代々の宗主(門主)血縁で受け継がれていったことが影響している
 *宗主の子女は世俗の権力者と婚姻を結び
 *公家や武家と姻戚関係を確立していったからである
 ☆宗派の頂点に立つ者が血縁では継承されていかない他の宗派では
 *起こう得ないことである
 ☆石山本願寺は、天下統一をめざす織田信長を相手に
 *戦闘と和睦をくり返しながら10年にわたって対立する
 *最終的には当時の門主である顕如が石山本願寺を退く
 ☆その際に宗派内部で対立が起こったこともあり
 *本願寺は東西に分裂し
 *全国の門徒も東西に分かれる

本願寺殆ど廃仏毀釈の影響を受けなかった
 ☆江戸時代の東西本願寺
 *徳川幕府と密接な関係を結び
 *体制に対して反抗することはなくなった
 *証如が摂関家である九条家と親子関係を結ぶ
 *それ以降も公家社会と密接な関係を結んでいた
 *本願寺には巨大な御影堂や本堂建てられていく
 ☆教団が民衆から集めた金にものを言わせて
 *その権勢を誇るという体制は、後の新宗教の先鞭をつけた
 *浄土真宗も新宗教も、庶民を信者として多く取り込んだのが共通する
 ☆明治に時代が変わる際に
 *仏教界は、神仏分離と廃仏毀釈の影響を受けた、深刻な打撃を被る
 ☆本願寺の信仰では、神仏習合の傾向が希薄であり
 *あまりその影響を受けなかった
 ☆象徴となる人物
 *東本願寺の僧侶であった清沢満之である
 *蓮如以来禁書の扱いを受けていた『歎異抄』の再評価を行い
 *雑誌『精神界』を刊行して、宗門の改革運動をはじめ
 *教団の近代化をめざし、その精神は戦後の「真宗同朋会運動」といった
 *個人の信仰を強調する宗内の改革運動に受け継がれていく
 ☆東本願寺では、門主で親鸞の血統を継ぐ大谷家の当主に
 *権力が集中する構造ができ上がっており
 *改革派との対立から、「お東騒動」が勃発する
 *他の宗派には見られない血による継承という本願寺の特徴が関係する
 ☆本願寺、親鸞は出家と俗人の中間的な形態「非僧非俗」の立場
 *僧侶は、世俗の社会を捨てた出家にはあたらないと考えられている
 *他の宗派では僧侶の資格を得るために
 *長期にわたる修行を必要とするが、 本願寺ではそれがない
 ☆僧侶と一般の門徒のあいだに基本的に差がないわけで
 *門徒は僧侶に対しても対等の立場から発言する
 ☆本願寺には「神祗不拝」の伝統がある
 *神棚を祀ったり、神社に参拝することを拒否したりする
 *霊が実在しないという立場をとり
 *葬儀の際の「清めの塩」を否定する
                       (敬称略)
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⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『浄土真宗の檀家は多い』






『蓮如の軌跡』『非僧非俗』『神祗不拝』『お東騒動』
(ネットより画像引用)

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