慶喜

心意気
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米議会での演説・スピーチライター・戦後70年談話

2023年03月22日 | 安倍晋三
🌸歴史認識(2)

安倍晋三米議会上下両院合同会議で演説背景を語る
 ☆日本のロビー外交は弱い理由
 *日本大使館の議会担当者、2年くらいで異動する
 *なかなか米国の議員に食い込めていない
 *先方も、大使館の人間だと、会ってくれない
 ☆国会議員ならば先方の対応も変わる
 ☆河井克行首相補佐官、足繁く米国の議員を回って人脈をつくった
 *後に、加重買収の罪で逮捕され実刑が確定したが
 ☆私は、中堅・若手の自民党国会議員に
 *歴史認識を巡る問題などのミッションを与えて
 *議員外交を展開してもらった
 ☆韓国のロビーは盛ん
 *彼らが各地で活動した結果、慰安婦を象徴する少女像が立ってしまう
 *残念ながら、こうした外交戦では、韓国が一枚上でした
 ☆私は、だから何とか盛り返そうと必死だった
 ☆米議会での演説は「希望の同盟へ」と題し
 *世界の安定や繁栄に貢献していく考えを表明した
 ☆英語で45分間の演説の工夫した内容
 *同盟国として日本も頼りがいがあることを示そうとした
 *米国では私のことを歴史修正主義者のように言う人もいた
 *メルケルは、英語が堪能なのにドイツ語で演説した
 ☆私の祖父は日本語で演説したが、私は英語で演説した
 *母国語で演説した場合、同時通訳の何となく感情を殺した
 *淡々とした話しぶりが気持ちが籠もっていない感じられると思い
 *英語で話そうと決めたが大変でした
 ☆キーワードの「希望の同盟」は私が考えた
 *内閣官房参与に、谷口智彦さんに原稿を書いてもらう
 *その後、ネイティブ・チェックを経て
 *さらに発音が難しい部分変えてもらう
 *谷口さんには20回以上書き直してもらった
 ☆私自身はスピーチを風呂場で相当練習した
 *女房にも何度も聞かせて、いい加減にしてくれと言われた
 *演説の前日夜まで繰り返し練習し
 *秘書官に聞かせたらいろいろ注意してくる
 *何度も何度も指摘されて、頭にきましたけどね
 ☆私は、壇上に上がっていく時、過去にない緊張感を味わう
 ☆米国とのつながりで、私のパーソナルな部分を入れた
 ☆演説のサビは、 第2次世界大戦メモリアルを訪問したことに触れ
 *真珠湾や、 フィリピンの激戦地などで米国の若者の失われた夢
 *未来を思い、黙稿を捧げた、という話にした
 *東日本大震災で米軍がトモダチ作戦で支援に関連づけた
 *この部分は何回もスタンディング・オベーションが起きた
 ☆演説後に多くの議員からサインを頼まれたのは感激でした
 *7年9か月間の長期政権の中でも
 *自分にり最も心に残る演説になった

安倍晋三スピーチライターの重要性を語る
 ☆日本の政治家も、もっとスピーチライターを使うべき
 ☆第1次内閣で、私が辞める直前のインド訪問
 *「二つの海の交わり」という題名のスピーチをした
 *これも谷口さんが原稿を書いた
 *二つの海(インド洋と太平洋)のスピーチが
 *16年に正式に提唱することになる
 *「自由で開かれたインド太平洋」構想の原型です
 ☆外務省の役人が書く原稿
 *ただ事実を並べるだけで味気ない
 ☆谷口さんの原稿は詩的で、読み応えがある
 ☆第2次内閣以降
 *国内の演説原稿を担当した佐伯首相秘書官の原稿力は圧巻でした
 ☆特に自衛隊関連の話が得意でした
 *防衛大学卒業式の訓示では
 *歴代首相で初めて、旧日本軍に触れたエピソードで
 *守備隊長が本格的な戦闘が始まる前に
 *島民を退避させて命を守りました
 ☆守備隊長は、部下たちは戦況が悪化すると出撃を求めた
 *墾壕戦で殺されるような死に方は嫌だったけれど
 *生きて持久戦を続けるように厳命した
 *君らの使命とは1日も長く戦い続けることだ
 *それが本土への攻撃を遅らせることにつながる
 ☆この話を、訓示の中に入れようと提案したのが佐伯君
 *旧軍に触れるのは刺激が強いからどうか
 *官邸内で議論したのですが
 *思い切ってやってみようと盛り込んだ
 ☆谷口さんにしても佐伯君にしても
 *物知りだし、連日徹夜でいろいろ調べて
 *心に響く文章を考えてくれた
 *彼らの情熱には頭が下がりました

安倍晋三キーワード網羅した戦後70年談話を語る
 ☆戦後70年談話に向け「21世紀構想懇談会」
 *計7回の議論の結果をまとめた報告書を提出した
 *満州事変以降の日本の歩みについて
 *「大陸への侵略を拡大」「無謀な戦争」を行ったと位置づけた
 *「先の大戦への痛切な反省」も盛り込まれていた
 ☆有識者会議と首相の考えは近かったのですか?
 *私を支持してくれる保守派の人たちは、100点満点を求めるが
 *そんなことは政治の現場では無埋
 *その為、21世紀構想懇談会を設置して有識者の意見を聞いた
 ☆戦後70年の安倍首相談話を閣議決定した
 ☆「侵略、おわび、植民地支配、痛切な反省」のキーワード
 *侵略については、日本は過去何度もおわびしてきました
 *「何回謝らせれば済むんだ」という思いはありました
 ☆だから、70年談話では、私がおわびしますとは言わなかった
 *今井尚哉政務秘書官や佐伯君と考えこうした表現にした
 ☆村山談話の間違い
 *善悪の基準で、日本が犯罪を犯したという前提で謝罪をしている
 *日本の国だけを見て、すみませんということ
 *しかし、当時の世界の視点がすっぼり抜けている
 ☆70年談話は、日本は国際社会の潮流を見誤った
 *政策的な現状認識の誤りに基づいている
 *さらに、時間軸を100年前まで戻し
 *ここから未来に向けてどうしていくかという視点を入れた
 ☆村山談話は、日本だけが植民地支配をしたかのごとく書かれている
 *戦前は、欧米各国も植民地支配をしていた
 *人種差別が当たり前の時代
 *アフリカで残虐なことをしていた国もある
 ☆ベルギーの国王が、残虐行為をしたとして
 *コンゴ共和国に謝罪したのは、2020年
 ☆日本は過去、繰り返し中国や韓国、東南アジアに謝罪し
 *政府開発援助などを通して実質的に賠償までしてきた
 ☆今の時代の価値基準で
 *過去の侵略や植民地支配を断罪するのは無理がある
 ☆70年談話にすべてのキーワードが入ったことで
 *保守派から相当批判された
 ☆私の支持者には説明したのですが
 *「安倍晋三は気骨がないじゃないか」とさんざん怒られた
 *時が経ち、もう一度談話を読んでみると
 *いかに練られた文章だったかと分かってくれる学者もいる
 *リベラルな人は、元々、私に対する期待値が低いから、
 *ここまでやってくれたのかと当時評価されました
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『安倍晋三回顧録』




米議会での演説・スピーチライター・戦後70年談話
(ネットより画像引用)

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