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「HFT」「フロントランニング」「裸の空売り」

2023年06月19日 | お金
🌸革命の震源地「金融業界」(2)

 ☆既存の金融市場における不平等なアクセスの問題
 ☆既存の金融市場における不平等の7つ記載する

①不平等の理由(証券会社への口座開設)
 ☆株の取引き証券会社を通さないと注文ができない
 *株の取引をするためには、
証券会社に口座を開設しなくてはならない
 ☆株を買うときには、この口座に入金して
 *証券会社に対して注文をする
 ☆注文を受けた証券会社は、この注文を東証のような取引所につなぐ
 *条件が合えば注文が成立する
 ☆インターネットが発達した今は状況が異なる
 *証券会社を通さなくても東証のような取引所に
 *個人が直接口座を開設して注文を出すことが可能です
 (技術的には可能という意味)
 ☆証券会社を通じてしか取引ができない仕組みが続いている理由
 *証券会社などが資格を持っている為
 *取引参加者にも金融商品取引業者にも個人もなれない
 ☆個人が株の取引を行うには
 *証券会社を通さないといけないのが日本の決まり
 ☆現在でもこうした仕組みがとられている理由
 *「投資者保護」という観点からです
 ☆「投資者保護」をとってみても、インターネット技術が発達した今
 *異なったやり方で現在と同等水準以上の保護を達成する方法がある

➁不平等の理由(取引時間の制限)
 ☆取引時間が限られているのも昔から変わっていない
 ☆昼休みに株取引をしたい投資家はいるのに実現できない理由
 *デジタル化が十分に進んでおらず
 *手作業による処理が必要な業務が多いという裏事情がある
 ☆ニューヨーク証券取引所も昼休みこそありません
 *取引時間が限られている点では同じです

③不平等の理由(決済の遅さ)
 ☆株の取引は注文が成立してもすぐ決済されない
 ☆株券が電子化されていても2日かかる
 ☆電子化された今日では
 *技術的に決済は遅くとも数時間以内に完了可能
 *昼休みに取引をしたい個人投資家は多いはずです
 ☆決済も早い方が便利だが
 *証券取引所は顧客満足度に欠ける仕組みを変えられずにいる

⛳④不平等の理由(中央集権的機関による介入)
 ☆証券市場には「目に見える手」によるコントロールが存在する
 ☆中央集権的機関が恣意的に取引を停止できる
 ☆例:ゲームストップ事件の件
 *ロビンフッドが取引を勝手に止めることができた
 ☆日本でも東証が「売買停止」を行うことができます
 ☆「投資家を保護する」という名目で売買停止が行われますが
 *逆の見方で、売れていたのに売れなかったという人も存在する

⑤不平等の理由(情報格差がある)
 ☆一般の個人投資家と金融機関などのプロの投資家の間
 *大きな情報格差が存在する
 ☆証券会社など取引所に直接参加できる会社
 *売り買いの注文状況を、リアルタイムで表示する「板」全部見れる
 ☆個人投資家が見られるのは
 *直近の値段から上下何本という限定されたもので、情報格差が存在する
 ☆証券会社や機関投資家等のプロ投資家が知っていることを
 *一般の個人投資家は把握していない状況が生じることもありえる
 ☆インサイダー規制がありますが
 *「プロは知り、一般の投資家が知らない情報」が存在する

⑥不平等の理由(高速取引の登場)
 ☆情報格差による不公平感は、HFTにより高まっている
 ☆過去の統計に基づいて株を自動売買するプログラムを開発し
 *「アルゴリズム取引」ともてはやされている
 ☆プログラムが洗練されていくと、数多くのHFT業者が台頭した
 *彼らが、プログラムに相場情報を取り込むスピード
 *取引所に注文を出すスピードと競うようになった
 ☆株価に影響を与える報道がされたとき
 *売りや買いの方向性を瞬時に判断して
 *高速回転で取引ができるHFTに個人投資家の取引
 *大きく左右されるようになった
 ☆取引所はこれを規制せずに、加担している
 ☆ケーブルの長さ、数cmの違いでも注文を出すスピードに差が生まれる
 *取引所のシステムサーバーになるべく近いところに
 *自社のサーバーを置きたいというニーズが出てきた
 ☆取引所のサーバーラックの近くに別のラックを用意し
 *HFT業者に使わせてあげる「コロケーション・サービス」の登場
 *ラックの利用料は取引所のサーバーに最も近いところが最も高額です
 *個人投資家の利益を蚊帳の外に置くものでした
 ☆顧客がどの銘柄に「買い」「売り」を入れているかの情報を知った上で
 *自分が先回りして「買い注文」「売り注文」を出す取引行為
 *「フロントランニング」の違法行為です
 ☆HFT業者などがこの違法行為を犯したとしても
 *第三者がこれを証明するのは容易ではない

⑦不平等の理由(裸の空売り)
 ☆空売りは株を借りてきて売るのが通常です
 *取引所の決済が2日後に設定されていることを利用して
 *ヘッジフアンドの注文を受けた証券会社
 *持っていない株まで売ることができる
 ☆2日後には株を調達して返済する必要がある
 *それができなければペナルティが待っている
 *しかし、ペナルティよりも空売りによる儲けが上回れば
 *この規制に意味がない
 ☆「裸の空売り」と呼ばれ
 *証券会社とその上客であるヘッジファンドなどだけが可能
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『仮想通貨とWeb3』







 「HFT」「フロントランニング」「裸の空売り」
(ネットより画像引用)

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