🌸戦後外交の総決算(1)
⛳戦後外交の総決算プロローグ
☆東西冷戦下、ロソ近接を断固として阻止しようと
*米国が日本に強力に圧力をかけた「ダレスの胴喝」から60年
☆安倍氏は「戦後外交の総決算」と位置づけ
*日露関係の改善に乗り出した
☆日本政府が長年にわたり金科玉条のように掲げてきた
*北方領土「4島一括返還」の見直しも選択肢の一つを胸に秘めていた
*安倍氏はプーチン露大統領と協議を始めることを決意する
☆内政では、天皇陛下から退位の「おことば」が表明され
☆内政では、天皇陛下から退位の「おことば」が表明され
*法整備の準備が始まる
*安倍氏は、退位が恒久的な制度となることを警戒する
⛳安倍晋三衆参同日選挙での思惑語る
☆自公両党は当時、衆院で憲法改正の発議に必要な
*3分の2以上の議席を持っていたが
*3分の2以上の議席を持っていたが
*参院は3分の2に満たなかった
☆改憲勢力拡大のため、伊勢志摩サミット後
*閉会に合わせて解散し、同日選を行おうと考えた
☆衆院が中選挙区だった時代
☆衆院が中選挙区だった時代
☆自民党の組織よりも、個々の衆院議員の個人後援会の方が強かった
*参院議員は、衆院議員ほど強い足腰を持っていない
*参院議員は、衆院議員ほど強い足腰を持っていない
*参院選で、応援に入る衆院議員
(自分の後援会の力発揮出来るのは参議院選で4、5割程度)
*同日選となれば、衆院議員も自分の後援会を100%動かす
*結果、相乗効果で参院も勝つことができる
☆小選挙区制が導入されてからは、政党選挙の色合いが濃くなる
*個人後援会を持たない若い衆院議員が増えた
*彼らは、党の組織や地方議員の後援会に乗っかって戦っている
*同日選をやっても参院にそれはどプラスには働かない
☆衆院選に打って出て、勝利を収められれば
*歓喜の声の中で凱旋門をくぐることもできる
*敗れて帰ってきたら、竹槍で刺されてしまう危険性もある
☆甘利明経済再生相が違法献金疑惑の責任をとり辞任した
*甘利氏の辞任は一番こたえた
*甘利さんは第2次安倍内閣をつくってくれた立役者の一人
*甘利さんは第2次安倍内閣をつくってくれた立役者の一人
☆麻生副総理、菅官房長官、甘利さん、党では高村副総裁
*この人たちが、私の返り咲きを実現してくれた
*政権の安定性を高めていた
☆甘利さんは、アベノミクスで経済成長を優先する政策を推し進め
*党内の財政再建派を抑え込む「重し」だった
☆甘利さん、辞任のきっかけとなった公設秘書の献金問題
*甘利さん自身には責任のない話、監督責任はあったが
*何とか乗り切れると思ったが、甘利さんの意思が固かった
⛳安倍晋三「プッシュ型」被災地支援を語る
☆熊本県で震度7を記録した熊本地震が起こる
*政府は、被災地へ「プッシュ型」支援を開始した
☆「プッシュ型」支援とは
*政府は、被災した自治体の要請を待たずに支援を開始する
☆政府は危機管理の考え方を変えたプッシュ型の支援
*きっかけは、関東、甲信越を中心とした豪雪被害だった
☆情報が昔と違うのは、県守や市役所が被災し
*現地の情報が自治体から取れなくなっても
*個人がSNSを活用して情報を発信している点
☆自治体からは被災情報が上がってこない
*それならば、複数の個人の発信を捉えて
*客観性があればその情報を基に対応しようと決めた
☆熊本地震の時も、情報が入ってこないという状況が起きた
*だから、個人のSNSから情報を吸い上げるチームをつくった
*SOSの発信を受け取ったら、ただちに対応することにした
*タブレット型端末を配布して、現地から直接情報を得る
*不足している食料や備品を発注してもらうシステムをつくる
☆政府からは、熊本県で勤務経験のある幹部官僚を被災地に派遣し
*国にお伺いを立てずに、現地で支援の方法を決めてもらう
*相当スピーディーにできるようになった
☆いろいろ文句を言ってくる人もいた
☆いろいろ文句を言ってくる人もいた
*こんなに物資を送られても困ると
*プッシュ型に消極的な自治体もあった
☆多少の無駄が生じても、国民の命と健康を守ることが最優先した
☆西日本豪雨の時、岡山県、広島県、愛媛県にクーラーを大量に送った
☆西日本豪雨の時、岡山県、広島県、愛媛県にクーラーを大量に送った
*設置する業者も含めて派遣し、取り付け費用は政府で負担した
*後日、お礼を言われました
☆災害時には地方の首長の力量が問われました
☆官邸からはどう見えていたのですか?
☆熊本地震時、大西熊本市長や福岡県の高島福岡市長
☆熊本地震時、大西熊本市長や福岡県の高島福岡市長
*よく対応してくれた
☆行動が早い首長、いろんな立案をしてくれる人は助かる
☆行動が早い首長、いろんな立案をしてくれる人は助かる
☆地震の影響の長期化が避けられず、同日選の見送り論?
*もう、同日選の空気ではなかった
*もう、同日選の空気ではなかった
(敬称略)
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⛳出典、『安倍晋三回顧録』
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「衆参同日選挙見送り」「政府の被災地支援」
(ネットより画像引用)
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