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降誕(クリスマスと灌仏会の図像)

2021年12月10日 | 宗教
🌸降誕(クリスマスと灌仏会の図像)

 ☆宗教には開祖のあるものとないものがある
 ☆ヒンドゥー教や神道
 *昔から民族が報じていた神々の信仰、そのまま組織化された
 ☆仏教やキリスト教
 *釈迦やイエスの強烈な人格を中心に組織化されたもの
 ☆開祖が何もかもを造り上げたわけではない
 *大なり小なり神話化されて語られるのが普通である

ブツダの降誕
 ☆釈迦は、生まれてすぐに歩き「天上天下唯我独尊」と宣言した
 *「世界中で私だけが尊ばれるべき存在だ」とは驚くべき自信である
 *これは、仏教教団の開祖への帰依(服従)の教理を強調したもの
 ☆インドでは宗教のいかんを問わず輪廻転生を当たり前としていた
 *釈迦の伝記にも前世の神話が付け加えられた
 *釈迦は、過去の世において自己犠牲的な善行を重ねてきた
 *その結果、世界の救済者として誕生することができたとしている
 ☆法隆寺の「玉虫厨子」の台座に描かれた「捨身飼虎」のシーン
 *釈迦は、餓死しかけた母虎とその7匹の子供を救うため
 *我が身を崖から投じてその肉を与えたという
 ☆釈迦が猿の王であったころ
 *猿の臣民を人間の襲撃から救うための逸話を描いたものもある
 ☆釈迦は転生の果てに兜率天という一種の天界に生まれた
 *そこから地上に生まれなおす
 *その際、現世の母であるマーヤー夫人
 *白象が胎に入る夢を見た
 *釈迦はマーヤー夫人の右腋から生まれたとも伝えられる
 ☆仏教には輪廻転生がある
 *釈迦の過去世を神話化することで、釈迦を特別な存在として描ける

キリストの降誕
 ☆輪廻信仰をもたないキリスト伝の場合
 *「神の子」の誕生という形で神話化している
 *聖母マリアは処女でイエスを生んだ
 *マリアの夫ヨセフはイエスにとっては養父
 *キリストの実の父は天にまします父である
 ☆英雄的・神的人物が処女から生まれる
 *この地に浸潤していたギリシア・ヘレニズム系の神話
 ☆キリスト伝の中のイエス降誕図、東方の三博士礼拝図
 *旅籠の馬小屋で、旅の途中の緊急出産だ
 *三博士の出動は、イエスの誕生が大事件を暗示している
 ☆博士からの捧げもの
 *黄金、乳香、没薬(もつやく)であった
 *黄金は王者を、乳香は宗教儀礼を、没薬は死を暗示する
 (没薬は、ミイラ造りなどで遺体に防腐剤としてすり込む)
 *赤ん坊が将来、十字架上で犠牲の死を暗示するアイテム
 ☆クリスマスの時期に教会堂に設置されるイエス降誕のジォラマ
 *「マタイ」と「ルカ」の両方の記述をつきまぜた内容

エジプト逃避、嬰児虐殺、 12歳のイエス
 ☆「マタイ」では、博士たちヘロデ王のもとを訪ねた
 *ヘロデは「ユダヤ人の王」が生まれる予言を聞いて不安になる
 *部下に地域の嬰児たちの殺教を命ずる(神話的脚色)
 *マリア・イエス・養父
 *虐殺の間に天使のお告げでエジブトに逃避する
 ☆イエスの幼少時に関する記述
 *友達を殺して再生させたりする怪童ぶりを発揮する
 ☆イエスは30歳近くに宗教家としてデビューする
 ☆12歳のときに神殿でラビたちと問答での神童ぶり
 *驚嘆されたという記事が「ルカ」にある
 (イエスの父は神であるということを表現した神話)
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『宗教図像学入門』










降誕(クリスマスと灌仏会の図像)
『宗教図像学入門』記事より画像引用)


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