🌸日本は特別な国であるべしとした(1)
☆日本の憲法と道徳は天照太神より
⛳日本、中国に学んだ末の「神の国」
☆南北朝時代の公家、北畠親房は「神皇正統論記」で書き起こした
*日本は、天照大神の直系神武天皇の子孫によって統治されている
☆南北朝時代の公家、北畠親房は「神皇正統論記」で書き起こした
*日本は、天照大神の直系神武天皇の子孫によって統治されている
*他国では途中で王朝が断絶しているため、そのような例はない
*それゆえに、日本は神の国であるとした
*天皇が神の子孫との単純な論理ではない
☆日本は、中国の思想を学び、内面化したことで
*日本は、中国よりも優れていると結論づけた歪んだ自意識だった
☆中国には、易姓革命という考え方がある
☆中国には、易姓革命という考え方がある
*中国の王朝は、天命を受けた家系によって統治される
*無道な君主があらわれると天命は別の家系に移るとしている
*王朝交代を理論付け新王朝の支配を正当化するロジックだった
☆日本人はこの中国の論理を学び気づいた
*一度たりとも王朝が変わっていない日本
*天皇家は、善政を敷きつづけた高徳の家系である
*天皇家をいただく日本は、世界一の高徳の国である
☆上田秋成の『雨月物語』の記述が有名
*元ネタは明末の随筆『五雑組』である
☆ひとつの家系が絶えずに永遠につづく万世一系
*大きな意味を見出したのが幕末の後期水戸学
☆上田秋成の『雨月物語』の記述が有名
*元ネタは明末の随筆『五雑組』である
☆ひとつの家系が絶えずに永遠につづく万世一系
*大きな意味を見出したのが幕末の後期水戸学
*これを引き継いだ明治の教育勅語、昭和の『国体の本義』
⛳教育勅語の核心は「取り戻すべき」
☆帝国議会の開院を控えて、日本固有の倫理観を示し
⛳教育勅語の核心は「取り戻すべき」
☆帝国議会の開院を控えて、日本固有の倫理観を示し
*無軌道な自由民権運動を抑制するため
*教育勅語は、法制局長官の井上毅らによって起草された
*小学校の儀式では校長によってうやうやしく読み上げられ
*小学校の儀式では校長によってうやうやしく読み上げられ
* 一種聖典のように慎重丁寧に扱われた
☆教育勅語は、敗戦後衆議院で排除、参議院で失効確認された
*現在でもしばしば話題にのぼるのは
*政治家が、教育勅語を部分的に肯定したから
*教育勅語の喪失が、社会の荒廃と結び付けられること
*教育勅語の喪失が、社会の荒廃と結び付けられること
☆戦後の教育勅語
*戦後の日本人にも受け入れやすいように
*原義を歪めた「現代語訳」も広く出回っている
*現在にも通じるような内容ではある
*しかし、根本的に教育勅語を読み違えている
⛳「国体の精華」のための「忠孝の四角形」
⛳「国体の精華」のための「忠孝の四角形」
☆その構造とは「忠孝の四角形」である
*天皇の祖先、当代の天皇、臣民の祖先、当代の臣民
*四者で構成され、それが忠と孝という価値観で固く結びつく
*忠とは、君主にたいする臣民のまこと
*孝とは、父にたいする子のまこと
☆縦の軸
*歴代の臣民は、歴代の天皇に忠を尽くしてきた
*当代の臣民も、当代の天皇に忠を尽くしている
☆横の軸
*これまでの臣民はみずからの祖先にたいして孝を尽くす
*当代の天皇もまた過去の天皇に孝を尽くしている
☆この様な忠孝の四角形は、日本にしか永続していない
*当代の天皇もまた過去の天皇に孝を尽くしている
☆この様な忠孝の四角形は、日本にしか永続していない
*少なくても、それが教育勅語のの世界観だった
☆他国では、君主が倒され、臣民が新しい君主になり、忠が崩壊している
*日本は忠孝がしっかりしているので、万世一系が保たれているという
*万世一系が保たれていることを、教育勅語は「国体の精華」と呼ぶ
☆他国では、君主が倒され、臣民が新しい君主になり、忠が崩壊している
*日本は忠孝がしっかりしているので、万世一系が保たれているという
*万世一系が保たれていることを、教育勅語は「国体の精華」と呼ぶ
☆教育を行うにあたっても
*「国体の精華」にもとづかなければならないとしている
(敬称略)
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⛳出典、『「戦前」の正体』
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「神皇正統論記」「易姓革命」「国体の精華」
(ネットより画像引用)
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