麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

それが私の生きる道(後編)

2006年10月13日 | 身辺雑記
 昨日の続きです。
                   
  「直進→東京、右折→西生田」と書かれた道路標示をみて、
   都道府県と町というカテゴリーの違いが嫌だし、
   まるでそっちに行ったら、
   金輪際「東京」に行けないみたいじゃないか!

という、滅茶苦茶強引な書き出しで始まった話の後編。
(まあ、このまとめ自体がゴウイン過ぎるので詳しくは
 昨日のブログを読んでいただければ幸いです)

      *     *     *

 東演自体、劇団員は色んなルートで入団してきます。
 今年のメジャーの斉藤隆の活躍を例に挙げるまでもなく、世界のトップで闘うまでの道筋も今や本当に多岐に渡っている・・・。
 大学全入時代が迫る“少子化”の日本では、地元の小学校に地元の中学校の校長先生が「是非我が校へ!」と宣伝に来るのだ、とも聞く・・・。
 僕が、道路標示ひとつでキーキー言わずとも、確実に「道」は多様化しているのだろう。
 義務教育からプロスポーツ、そして地味な演劇までそーだから、要はこの世の中全般がそうなってるはずだ!!!

 たまさか、同業者が相次いで劇団を去ると聞き、少々ナーバスになっただけ、と、一夜明けて今は落ち着いてそう思う。

      *     *     *
 
 昨日、東演では次回公演『マーヴィンの部屋』のキャストオーディションが行われた。役者が必ず通らなければならない、さらには年中通らなければならない難所の一つだ。
 また、ここでダメだから二度と這い上がれない場所ではなく、直進も右折も、最終的にはその轍が「自分の歩いた正規のルート」になり、余り触れたくない話題だが、運や縁を含めた「才」に恵まれず劇団を、或いは演劇界から逸れたとしても、これだって、その人の「正規のルート」にかわりはない。
 
 え? 何かカッコイイこと言ってるようですが、芝居こそが道なき道であり「逸れる」ことが、いわば真っ当な道に戻ることですヨ。
 と、そんな声が聞こえなくもないのだが、仮に、舗装道路を外れて荒れ野を今進んでいるとして、これがまさに「私の生きる道」ってことです。ハイ。

      *     *     *
 
 気合を入れまくって制作した『大地のカケラ』を終え、ちょいと心が空虚な上に、妻がNY公演に行って留守なので、一人ぽつねんと部屋でコンビニおでんなんか突っつきつつ、阿呆なことばかり考えている。。。

 
コメント
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