訪中レポートにかまけてましたが、東演はもちろん未来に向かって進行形を続けておりまして、例えば明日は、南保大樹が外部出演する『尼の泣き水』の本番です
記憶の良い方は「あぁ、あれを演るのか」とお思いでしょう。
そうです。海老名に伝わる伝説に材を得たモノ・オペラで、二年前に初演された作品です!
大きな反響を呼び、我々劇団員すらチケットが入手できなかった舞台の、待望の再演なのです。
海老名在住の声楽家・作曲家の甘利真美さんの脚本・作曲・独唱による舞台に、南保は語り手として、ヒロインの尼の愛する漁師を演じます。
どのくらい盛り上がっているかというと、昭和12年創業「御菓子司・山口屋」さんが新作和菓子として『尼の泣き水』を発売したほどです「黒ごまくるみ」と「ゆずはちみつ」・・・伝説自体は古くからあるわけで、モノ・オペラだけの力ってわけではありません。
そもそも
多くの人が歴史の授業で習う海老名の国分寺と深く関連しています。
奈良時代、聖武天皇が発した国分寺建立の詔(741年)で、全国に国分寺と国分尼寺が建てられたことは脳の奧の引き出しの隅にあると思いますが、その代表格として紹介される相模国・国分寺。
往時は七重塔があり、現在は街のシンボルとして駅前広場に縮小再現されたものが建っている。近代的なショッピングモールのド真ん中に「歴史」を刻むべく鎮座しているのだ
つまり海老名には長く根付いてはいて、ただ人口流入出による「新海老名市民」など知らない人も増える中で、このモノ・オペラが掘り起こす大きなきっかけになったのは確かなようだ。
話を『尼の泣き水』に戻しましょう。
その七重塔の輝きが相模川の水面に光って、肴が寄りつかないと南保演じる漁師は困り「他の場所に移るしかない」と恋仲の尼に告げる。漁師を思う尼は、国分寺に火を放ち、捕らえられ処刑されるが、その場所から湧き水が……というのが大筋です。
いよいよ明日、海老名文化会館小ホールにて。開演は13時半です。今日の明日では予定も立ちにくいでしょうが、近隣の方、興味のある方は東演まで。
ほかにも、奥山浩、星野真広、安田扶二子の同期トリオが、ギイ・フォワッシイの『関節炎』を青年座の千田恵子さんの演出で・・・長くなったので、詳しい話は別の機会に。
記憶の良い方は「あぁ、あれを演るのか」とお思いでしょう。
そうです。海老名に伝わる伝説に材を得たモノ・オペラで、二年前に初演された作品です!
大きな反響を呼び、我々劇団員すらチケットが入手できなかった舞台の、待望の再演なのです。
海老名在住の声楽家・作曲家の甘利真美さんの脚本・作曲・独唱による舞台に、南保は語り手として、ヒロインの尼の愛する漁師を演じます。
どのくらい盛り上がっているかというと、昭和12年創業「御菓子司・山口屋」さんが新作和菓子として『尼の泣き水』を発売したほどです「黒ごまくるみ」と「ゆずはちみつ」・・・伝説自体は古くからあるわけで、モノ・オペラだけの力ってわけではありません。
そもそも
多くの人が歴史の授業で習う海老名の国分寺と深く関連しています。
奈良時代、聖武天皇が発した国分寺建立の詔(741年)で、全国に国分寺と国分尼寺が建てられたことは脳の奧の引き出しの隅にあると思いますが、その代表格として紹介される相模国・国分寺。
往時は七重塔があり、現在は街のシンボルとして駅前広場に縮小再現されたものが建っている。近代的なショッピングモールのド真ん中に「歴史」を刻むべく鎮座しているのだ
つまり海老名には長く根付いてはいて、ただ人口流入出による「新海老名市民」など知らない人も増える中で、このモノ・オペラが掘り起こす大きなきっかけになったのは確かなようだ。
話を『尼の泣き水』に戻しましょう。
その七重塔の輝きが相模川の水面に光って、肴が寄りつかないと南保演じる漁師は困り「他の場所に移るしかない」と恋仲の尼に告げる。漁師を思う尼は、国分寺に火を放ち、捕らえられ処刑されるが、その場所から湧き水が……というのが大筋です。
いよいよ明日、海老名文化会館小ホールにて。開演は13時半です。今日の明日では予定も立ちにくいでしょうが、近隣の方、興味のある方は東演まで。
ほかにも、奥山浩、星野真広、安田扶二子の同期トリオが、ギイ・フォワッシイの『関節炎』を青年座の千田恵子さんの演出で・・・長くなったので、詳しい話は別の機会に。