甲子園、智弁対決も気になったけれど、
劇団俳優座No.347『戒厳令』の
衣裳付き通し稽古はもっと気になったので稽古場へ。
13時開始予定だったけれど、前日の課題などを確認し、
その中で新たな問題が出て、その修正に時間を取る
・・・という流れで、14:10から始まる。
こういう予定外が、演劇の魅力だったりもする。
と、ここで少し脱線。本来の「ドレスリハーサル」は、
本番さながらの通し、つまりゲネプロと同意語で、
今回で言えば照明や映像がまだだから
厳密には「ドレス~」とは言わない。
さて昨今。
読み合わせと本読みが、もともとの意味は異なるのに
今や混同している人が多数……どころか、
昔でいえば間違っている方が主流と思われている。
てなことも含めて、あえて「ドレリハ」をタイトルに。
話を戻します。
前述したように、まだ照明も映像も入っていない中、
それでもカミュの『戒厳令』は、今、強く迫ってくる
演劇作品になっていた。
手前味噌になるけれど、かなりの仕上がりだ。
前作『インク』もお蔭様で高い評価を得た。
例えば「シアターアーツ」には、以下の劇評
http://theatrearts.aict-iatc.jp/202108/6837/
米屋尚子氏の筆。
もう少し、舞台の魅力を出しにしたいところなのだが、
「見てのお楽しみ」が多いので、ごめんなさい。
★おまけ★
「本読み」とは、作家または演出家が本を読み、
作品の意図などが説明されること。
「読み合わせ」は、それを踏まえて、
俳優が持ち役のセリフを読む。
・・・のだけれど、後者を今や多くが「本読み」という。