麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ホッピー

2019年09月28日 | 身辺雑記
「家業」を継いだ三代目の社長の頑張りで
ホッピーブームが再来したのは有名な話だ。

わたしもその流れに乗ってホッピーを知り、
そのままハマり続けている一人。

置く店も増えた。……増えたけれど、
メニュー上の扱いが多岐で困る。

独立した「ホッピー」枠が好ましいが、
「焼酎」のカテゴリーに入っていたり
(確かに割材は焼酎なのだが……)

「ビール」のお尻に居たりする。
これはホッピーの出自が、
当時高くて呑めなかった「憧れのビール」
の代用品として愛飲された流れから
まぁ、なくはないわけである……。

よくメニューを見ずに「とりあえずビール」。
の後に気がつきテンション下がる、
という経験をかなりしている。
・・・私だけ?



唐突だが。
チラシは劇団俳優座の次回公演
『インコグニート』である。
前回の弊ブログ文末に
チケット好評発売中と書いたが、
出演者四人で二十一役を演じる翻訳劇。
また、脳科学の話でもあり、
観客の開拓に制作部はじめ、
いつもとは違う「脳」を使っている。



冒頭の三代目社長による「復活」は、
ホッピー「第三次ブーム」だそうだ。

火付役の「ホッピーミーナ」こと
石渡美奈氏が副社長に就任以降、
まず、社内改革の整備が整い、
外的要因・・・道交法改正に伴う
ノンアルコール飲料への注目、
健康志向(特にプリン体ゼロ!)、
さらにはレトロブーム・・・も加味、
売上が回復していった。
そして、満を持しての社長就任は、
創業100年の節目だった!!

話が、行ったり来たりしたが。
決して派手さはない「演劇作品」ゆえ
・・・彼女のようなアグレッシヴさで
『インコグニート』も盛り上げたい。
    
ちなみに稽古初日は、10月1日だ。

◎公演データ◎

2019年11月12日~24日。
俳優座座5階稽古場

劇団俳優座No.339『インコグニート』
作/ニック・ペイン
翻訳/田中壮太郎
演出/眞鍋卓嗣
出演/安藤みどり、志村史人、
保亜美、野々山貴之



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転宅

2019年09月26日 | 俳優座
アリにパンダに鳩にツバメ……etc.
引越業者のマークはきっともっとある。
それはまた競争の激しさを物語る。
   

昔は親戚やご近所の力で行うもの。
で、時代そのものも長閑だったから、
荷台に人が乗るのは当たり前。
箱車はまだ希有で、平ボディが大半。
シートもたやすく手に入らず、
毛布やロープで押さえるわけだけれど、
完全には効かないから人の手で……
という理由に加えて、転居先に移動する
自家用車に乗り切れない者を運ぶ
という側面もあったと記憶している。

高度経済成長期
一家に一台マイカーがある時代では、
まだなかった1960年代後半の話だ。

私は二歳。
川崎市川崎区藤崎から同市麻生区王禅寺へ。
その道すがら、やかんが転がり落ちて、
道路を跳ねて去っていく画像が
(実際は車が猛スピードで
やかんを置き去りにしたのだが……)
私のまなこに強く焼き付いている。

大好きだった美津枝お姉ちゃん
・・・実の姉ではなく、親戚でもない
ご近所の少し年上の幼なじみ・・・
との訣別が、やかんのカランコロンと
結びついている。……というか、
彼女とバイバイした絵は記憶にない。
何故なのだろう? 説明が難しいが
でも、この拙文を読んで、
頷く方も多いように思わないでもない。

以上長いイントロダクション。



劇団俳優座は、長年お世話になった
北戸田の倉庫から寄居へ、今日転宅。

♪親父が初めて負けて 大きな家を払った♪

さだまさしの『転宅』は、
事業に失敗した父が屋敷を手放し、
家族でちいさな借家住まいになる
・・・という、普通は歌にしない世界を
詩情豊かに描いてみせた。
それはそれとして。

多くの劇団が大道具などの倉庫を、
都内近郊から群馬や山梨へと移している。
それはかなり前からの傾向で、
道具や衣装に相応の規模と、
その費用対効果を考えれば当然だ。



さて、アウトロダクション。
寄居……最寄駅でいえば小川町に向け、
単身東武東上線で下ったのだけれど。

やかんのカランコロンから約20年後、
私は大学へ通うのに、白地に青いラインの
東上線を使うことになるのだった。
キャンパスのあった朝霞台、
その周辺駅には下宿組の友人宅、
さらには体育の授業のあった鶴ヶ島
・・・それらを通り越した場所が
俳優座の新たな倉庫になった。

No.339『インコグニート』も
好評発売中です。

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東山千栄子『桜の園』

2019年09月24日 | 俳優座


劇団俳優座では、後援会委員主催の
メモリアル企画として東山千栄子主演
『桜の園』の上演会を開催した。
(昨日23日、祝日)

昨日の弊ブログは、闘球W杯の話、
最後を日本代表の愛称である
「ブレイブブロッサムズ」で締めたが、
たまさかが続くことに…。

さて。
東山千栄子(ひがしやまちえこ)
1890年9月30日~1980年5月8日)。
築地小劇場を経て俳優座の結成に参加した
新劇女優で、自伝のタイトルも『新劇女優』。

さらに詳しく書けば・・・

千葉県千葉市生まれ。
十人兄妹の三番目で、仏英和女学校
(現・白百合学園高等学校)に学ぶ。
夫・河野通久郎がモスクワ支店長時代、
モスクワ芸術座『桜の園』を観劇したのが
演劇との出会いとなった……。帰国後、
築地小劇場に第二期研究生として入団。
同期に岸輝子、村瀬幸子、薄田研二ら。

翌1925年に初主演を得ると、
27年『マクベス』のマクベス夫人、
同年『桜の園』ラネーフスカヤ夫人と
次々に大役を演じ、特に『桜~』は
東山の当たり役となった。

28年、築地小劇場の分裂。
青山杉作、北村喜八らと同劇場に残留し、
劇団築地小劇場として活動。
その後も演劇界には解体や結集の時間が
しばらく続き、1944年の俳優座結成をみる。
(千田是也、東野英治郎、小沢栄太郎ら)
52年『桜の園』で芸術選奨文部大臣賞。

・・・と、演劇についてまとめられる。

さて、往時の俳優座は映像でも活躍。
溝口健二『女優須磨子の恋』、
吉村公三郎『源氏物語』、
今井正『喜劇 にっぽんのお婆あちゃん』等、
東山は映画でも存在感を示した。
小津安二郎『東京物語』での笠智衆との
老夫婦役は代表作。
享年89歳。

メモリアル企画「東山千栄子」は
五階稽古場にて昨日盛況のうちに幕。

20日は、同じ場所で、俳優座研究所
第29・30期中間発表『友達』を。
21日には、劇団東演『紙屋悦子の青春』
(東演パラータ/下北沢)と
iaku『熱い胸さわぎ』
(こまばアゴラ劇場/駒場東大前)。
さらに22日、雷ストレンジャーズ
『リーグ・オブ・ユース』
(シアター711/下北沢)と、
個人的には観劇三昧な週末となった。

二日にわたり降り立ったシモキタの、
昔行きつけだった店の跡地に
タピオカ屋が出来ていた。



我らが「ぐらんばー亭」は何処に…
とネット検索してみたら・・・
「劇」小劇場ちかくに復活していた。

再開するとは聞いていたけれど、
再オープンから既に一ヶ月経っていた。

それを伝えたのは、ネット紙の
「下北沢経済新聞」で9月20日付。

ママは、89歳よりは少し若い74歳。
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ワールドカップ二つも。

2019年09月23日 | スポーツ
ラグビーワールドカップ2019
日本大会が華々しく開幕!
9月20日から11月2日、
10都市で熱い戦いが繰り広げられる。
  

初戦、白星発進した日本。
これは、追い風になる。
随分長い時間をかけて張った
キャンペーン・・・関係者の皆様が
胸を撫で下ろす姿が目に浮かぶ。

その一方で・・・
「日本でラグビーW杯って…」と
危惧したのは僕だけではないだろう。
そして。
「さすがに国を挙げて力を入れると、
なんとかなるのね…」と感嘆したのも
僕だけではないはずだ。

自動販売機のデコレまでだもの。



「四年に一度じゃない。一生に一度だ」
というキャッチコピーも、
結果的にはプラスになったのかしら。

さて、闘球のW杯は今回が9回目。
1987年から始まったばかりの
歴史の浅い大会である。
サッカーは男子が1930年から
(ちなみに女子91年から)

日本においては「ワールドカップ」
と聞くと、排球を思い浮かべる方も
さぞかし多いはずである・・・
特にアラフィフ以降にとって。

男子は65年から、女子は73年が第1回。
また、その格付けで言うと、
「オリンピック、世界選手権と並ぶ、
四年に一度開催の世界三大大会のひとつ」
と公表されているけれど……

男子は73年が休止で、次の77年大会から
女子は栄えある第1回の次大会(77)から
日本が、恒久開催国となったことが、
正直「格付け」を下げている。

その77年の「今牛若丸」花輪晴彦に始まり、
大会ごとにヒーローヒロインが生まれ、
日本バレー界に「ニッポン、チャチャチャ」
と、勢いをもたらしたのは事実だ。

ただ「チーム」として世界との差が
出始めたのと前後して…
某テレビ局と某事務所のタッグによる
「お祭り騒ぎ」
やや一人歩きになって、とほほ…
と世界からは見られているわけである。

奇しくも「FIVBワールドカップ2019」
女子が9月14日に開幕
(29日まで)、男子は10月1日~15日。

そんな第13回女子大会。
黒後愛はいないが、石川真佑の
頑張りに期待がかかる。


んで。「ブレイブブロッサムズ」
次戦は世界ランク1位のアイルランド。

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一週まわって、一周も廻る。

2019年09月20日 | 身辺雑記
『八月に乾杯!』北海道巡演から還り、
気付けば一週間になろうとしている。
……この七日間を、ざっくり振り返る。

帰ったのは14日。
その前の旅公演に出る前(7月上旬)は
基礎工事をしていた場所が、
夏の旅から帰った時(8月上旬)は
足場が高く組まれ、それから時を経て、
9月中旬「野外円形劇場」らしくなった。





そうそう。
北の大地から、家のある池袋に戻った日、
東武百貨店が北海道フェアを開催していた。
・・・これは不思議とゆーか、愉快

翌日、MGC。
設楽は涙を飲み、服部は五輪切符。
我が鉄紺の先輩後輩の結果は二分。
ただ、悠太にも可能性は残っている。

現地で生で見た方、テレビで観た方、
さらにはニュースで結果を知った人々……。
そんな中、設楽悠太の「勇気」を称える
コメントが多かったけれど、
それって、日本人らしいよね。

さて、今回「四強」と前評判。
なのだけれど、やはり大迫、設楽、井上の、
三人+服部勇馬という図式だったと私見。

その意味で三強が敗れ……いや、
大迫傑には、このあとの結果次第では
五輪出場が保障されるアドバンテージがあり、
マラソン・グランド・チャンピオンシップ
最下位に沈んだ井上大仁(3人棄権した27位)、
37kmまでトップを走った設楽(14位)は
ファイナル・チャレンジが必須だ。

おっと、この話ばかりじゃね



帰京から一週間が経ち、今日
俳優座研究所第29・30期中間発表公演
『友達』(作/安部公房、演出/眞鍋卓嗣、
於/俳優座五階稽古場)の幕が開いた。

個人的な話だが・・・
俳優座に草鞋を脱いで11ヶ月。
『友達』といえば、1990年末、
それまで小劇場一辺倒だった僕が、
下北沢にある新劇団Tに迷い込み、
右も左もわからぬままに、
世田谷区民とともに創った芝居が
『友達』だったのである。


帰京から一週間。
一周廻って・・・友達
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はちかん旅日誌7~くしろ篇

2019年09月14日 | 俳優座


今まで地名が漢字だったのに、
釧路だけが平仮名なのは
我々を迎えてくれた鑑賞会名が
「くしろ演劇みたい会」だからである。

草創期「労演」の呼称で全国に広がった
鑑賞団体が「市民劇場」や「演劇鑑賞会」と
改名していく中、新しく誕生した団体の中に
「観たい会」や「みたい会」があった。

9月12日。
劇団俳優座『八月に乾杯!』宿泊の
すべての部屋に置かれたおもてなし
冒頭のメッセージカード。一座全員が、
感謝とともに、芝居で応えようと誓った。



昨日も少し釧路の魅力に触れたけれど……。
「世界三大夕日」は、その筆頭である。
駅前のホテルから、街の目抜き通りを直進、
北海道三大名橋のひとつ「幣舞橋」は、
そのビュースポットなのだが、橋を越え、
坂をのぼった所にある「まなぼっと」こと
釧路市境涯学習センターは、高台にあり、
夕陽はもちろん、釧路の絶景が一望できる。

九階には展望レストラン。
十階には展望室があるほか、
会議室、展示室、音楽や工房のスタジオ、
さらにはハイビジョン室もあり、
三階には市立美術館まであった。



そこが『八月に乾杯!』北海道巡演、
最後の舞台の会場となった。
・・・奇しくも仲秋の名月、13日。

昨年の近畿ほか14ステージに続き、
今夏の北の大地での5ステージ。
さらに来年、約20回の上演が予定される
舞台は、円熟味を増して一区切りとなった。



一区切りといえば・・・
主演の岩崎加根子に「お疲れ様」と
スタッフが労っている図に見えるが…、
実は、照明の沖森くんが、この旅の直前
入籍したそうなので、劇団代表・岩崎から
「おめでとう」のケーキ授与の一葉。

最後の公演を終え、バラシて、
坂を下り橋を渡った釧路の繁華街・末広町。
その一隅なのだが。
無数にある飲食店の中、たまたま選んだ店に
会員さんもサークルのメンバーと一献。
その一人は、開演前のアナウンス担当。

前夜の偶然に続く、奇遇となった。



14日。
飛行機は少し遅延はしたが、無事帰京。

北海道・・・旭川、函館、江別、釧路・・・
各鑑賞会の皆様、ありがとうございました。

キャスト・スタッフの皆様、
お疲れ様でした。

2020年は東北を巡ります
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はちかん旅日誌6~スーパーおおぞら篇

2019年09月13日 | 俳優座
北海道巡演も大詰めを迎え、
スーパーおおぞらで札幌から釧路へ。



唐突に。
フィッシャーマンズワーフМОО(ムー)の
夜景から始まりましたが、
昼過ぎに入釧し「くしろ演劇みたい会」
会員のお出迎えをいただき、以後自由。

制作は事務局に顔を出し、打ち合わせ。
ホテルに戻り、劇団との連絡も詰めつつ、
街に繰り出せば、よき時間。



函館のイカのように、各地「推し」あり。
釧路は路面にシャケ?……ほかにも
湿原、丹頂鶴や和商市場、漁醤ラーメン、
幣舞橋(ぬさまいばし)等々
見所満載の道東の中心地である。



その釧路の繁華街・末広町あたりでは
首からカードを提げた観光客多数…。
何やらイベントがあった模様。
で、あればと駅方面に戻って、
目についたのは「アシャ」の看板。
  

・・・中国哲学文学科卒業の僕は、
とある大学の「三哲」の一角を成したが、
その一翼・印度哲学科の主要科目
ヒンズー語の「希望」の意味のアシャ?
と、ドアを押せば、答えは「ハーン」。
(日本語でいえば「はい」です

しかもママは「くしろ演劇みたい会」会員。
   
加えて『太陽にほえろ』のロッキーこと
木之元亮さんと同級生で、
文化祭で彼に演出をした演劇部員だと。



こういう不思議な縁があるから
全国を巡るのはやめられない・・・。
俳優座はつい二年前『七人の墓友』で
お世話になっているものの
個人的には「初くしろ」での偶縁

『八月に乾杯!』於・まなぼっと。
北海道巡演最終公演は、いよいよ今夜。



アルブーゾフの作、袋正の訳・演出。
出演は岩崎加根子、小笠原良知の二人きり。
『八月に乾杯!』
(原題『古風なコメディ』)は
俳優座の財産演目のひとつである。
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はちかん旅日誌5~江別篇

2019年09月12日 | 俳優座
『昨日、悲別で』というドラマに
僕は随分ハマっていた……
それはともかく、北海道には
「別」のつく土地が多い。
その一つ、江別での公演が、
9月11日夜、江別市大麻の
えぽあホールにて。

悲別は架空の町だけれど、
「別」はアイヌ語の「川」。
石狩平野の中央に位置する「江別」は
「チョウザメのいる川(ユベオツ)」
と、ブリタニカ国際大百科事典は説明。
けれども。
「膿のように濁った川(イエッペ)」
「大事なところへの入り口(イプッ)」
など、由来は複数あるようである。



弊ブログに、こんな写真などと既述したが、
宿泊は札幌。10日に入札し、
快速で一駅の大麻駅へ移動。
ちなみに読みは「おおあさ」。
「たいま」ではありません。





さて、江別演劇鑑賞会。
『八月に乾杯!』を終え、来年二月の
劇団民藝公演『集金旅行』をもって
会の幕を引くことが決まっている。

だけれど。
江別は会員数を増やして、
我々を迎えてくれた。会員も皆、元気。


会場のラックを見ても、
音楽に特化していることが解る。
客席も反響を意識した壁。
それから。
この地の特産品の煉瓦を
強調したデザインだった。

楽器や歌唱は響くのだけれど、
芝居において台詞は割れがちになる。
しかし。
百戦錬磨のベテラン二人、
岩崎加根子・小笠原良知の
経験とテクニックで、それを凌駕!

そうそう。
創立75年の俳優座はベテランは勿論、
未来のスターも育成し続けていて、
その一人、研究所二年のMのご尊父が
楽屋に挨拶にみえられた。

また、帰りの電車では、
搬出をお手伝いいただいた会員さんと
偶然一緒になり、「旅日誌2」で書いた
京増のその後を少し聞くことが叶い、
個人的にはとても嬉しかった。



明けて12日。
スーパーおおぞらで釧路へ……。
いよいよ巡演の最終公演地に。

トマムや帯広などの風景を
眺めながら向かっている。





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はちかん旅日誌4~札幌篇

2019年09月11日 | 俳優座
タイトルには札幌と冠したけれど、
正確には「函館~札幌移動篇」だ。
前回のノリ日では特急名を用いたから
今回も、と考えたのだけれど、
スーパー北斗が被るのは避けた。
というか。
それはスケジュールから判っていた。
次の本番が江別、その前日の宿泊が
札幌だったので道庁所在地を題名に。

     

さて、9月10日火曜日。
さる日曜日のルートを逆走。
ちなみに10時48分発、14時41分着、
僕の席は4号車4C席と4が多かった
・・・たまたまだけど。
さらに言えば。
この公演で廻るのは四つの街。
「ウレ4イ」出会いの連続だ



戯れ言をたれている場合ではない。
劇団俳優座『八月に乾杯!』
北海道ブロック巡演は、
9日の函館演劇鑑賞会例会で
早くも折り返したのである。
残り2ステージ。
そして来年は東北を巡る。



途中、緊急停車もあり予定より
遅れて200万都市に降り立った。
休養に充てる者、観光する者、
それぞれである。
ホテルは時計台の近く・・・
そんな中、制作者といえば、
某財団に足を運んで未来の話。

物見遊山の時間はなかったが、
その道すがら人形劇専用劇場を発見。
思わず、パチリ。



この近くには巨大な音楽専用ホール、
こぶりな天文台、さらに文学館もあった。
旭川もだったが、公園に文化施設が
集約されているのは羨ましい。
んで。
これには土地の問題も大きいのだが、
それはまた別の話。



こんなオブジェもありました。
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はちかん旅日誌3~函館篇

2019年09月10日 | 俳優座
北海道を巡演中の劇団俳優座である。
『八月に乾杯!』組は、8日函館へ……。

函館は『八月~』でリーダを演じている
岩崎加根子の生まれた街でもある。
三歳までを過ごしたという。
「肌が覚えている。駅に降り立つと
風がとても馴染む」と彼女は言った。

ロジオン医師役の小笠原良知は、
一昨年の『七人の墓友』はじめ
五稜郭のある街を何度も訪れている。

『七人~』は今夏、中国ブロックを
巡ったばかりだが、我々の次の
中国演鑑連・例会作品である
俳優座劇場プロデュース『人形の家』に
客演中の長浜奈津子の地元でもあり、
函館は、縁のある土地と言える。



日曜日、駅での記念写真。
公演は9日で、例会場は
五稜郭と接した「函館芸術ホール」。



歴史にも名を刻む、この街の象徴
五稜郭の近くには、函館の
ソウルフード「ラッキーピエロ」も。

こちらは1987年創業の、市内ほか
道南地区に広く展開する
ハンバーガーチェーン
…というか、カレーにオムライス、
スパゲッティにラーメンと
メニューはめちゃ豊富だ。



さて、本番。
登場人物の動きに「あら?」
「生きてた!」と思わず声が漏れる
一体感のなかで進んだ……。

そしてカーテンコールでは
手作りのイカ型の袋に、
函館の銘菓等がぎっしり!!





そう。
イカもこの街を代表する名物だ。
夜のお店の紹介所にもイカ。
…と思えば。
五稜郭で戦った土方達を描いた
タクシーも走っていた。



函館演劇鑑賞会の皆様
ありがとうございました。



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