麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

もう一人の・・・

2006年12月30日 | 東演
 27日・・・

 06年のご愛読ありがとうございました。

 と一度締めつつ、

 PRAXISは、今月20日のブログにも書いたが東演の「花の99年組」が二人参加している上に。。。

 とダラダラ書き足し始めたのは、

 その主宰が区民Aで“芝居の味”を知ってしまった者で(かつ、今年も参加しいるのだが)、さらには主演女優が、その区民Aを卒業して既に劇団を立ち上げたメンバーの一人で・・・と、何だか血の近い集団なので、コメントしづらくて。。。

 ってことよりも何よりも、話が前後するが「花の99年組」がもう一人いて、その彼が『今度は愛妻家』を見に来て、“あ、彼もいたいた”と。そして、このことには年内に触れなくちゃな、と、思ったわけなのである。このままでは年が越せない!と。

 ただ彼はもうカタギなので、名前を出せない。

 彼は、某サッカーの名門高で10番を背負っていた男で、『月光の夏』がまだ舞台劇だった頃、主人公役を射止めた逸材でもあった。
「世界に通用する役者になるため海外に勉強に行く!」と劇団を去って、だから退団後も弊団の公演に顔を出すことがなく、観には来ないが自分の出る芝居のDMを送ってくることもなかった。
 ので、すっかり忘れていた。
 ああ恐ろしい脳細胞の爆発的な崩壊

 今は出版社にいて、というか今年30になって「就職」というものを初めてして、長年つきあっていた彼女と来年6月結婚すると云う。
「じゃ、久しぶりだし飲みに行こう」と誘ったら、明日むこうの両親に挨拶に行くと云う。
 Mの幸福を祈る

 そして、このブログをいつも、或いはたまに、中には今日たまたま覗いた・・・とにかく読んでいただいた皆様の、良い年末年始…さらには良い07年が訪れることを願いながら・・・2006のブログをおしまいにします。


 では、今度こそ来年
  
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12月の観劇を振り返る

2006年12月27日 | 鑑賞
 今月は今日現在5本
 なので、今のところ06年の1月1日から数えて110本の観劇となる。なんか、もう一息頑張ってゾロ目にしたいところだが…。
                                    
 今月は本数こそ少なかったが、学生~と云っても日本では屈指の演劇科!~から、演劇の国・ロシアの伝統ある劇場~基本的に欧米では「劇場」が日本で云うところの劇団の役割を担う~まで、つまりこれから“演劇”にどっぷり漬かる可能性ある世代からウン百年漬かり続けたところまでを観て、改めて「芝居」の奥深さを感じたわけである。
 一言では言いあらわせないが。。。強いて云えば「責任」(笑)
 ちょっとこのネタ多用しすぎだけど、個人的にハマってます。僕の国の総理の発言とすれると情けないけど、M-1を制したチュートリアルと同じくらい僕にはツボです。
 軽口はこのへんで。

 真面目な話「責任」を思った。
 人前で、それが無料だろうがS席7000円だろうが、額じゃなく(勿論取るからには取るなりの、って見方もあるが)見せるからには「責任」があって、とゆー初歩の初歩を、改めて。。。
 それは、今のところ今年最後の観劇となっているPRAXIS『今度は愛妻家』~東演パラータでの公演で、プロアマ混合の、けれども集団としては旗揚げ公演~を含めて、ありとあらゆる作品に対して※

 勿論、何より我が東演がそうで、あたり前田にできている自負はあるが、年末の良い時期でもあるし、しっかりと足下を見つめるのもいいでしょう。

 ただそれは、まだ数日ある「今年のうち」に回して、とにかくスゴイことになっている机の上を何とかしなきゃな敏腕Pなのだった。
   今日で、事務所は閉まるのに。。。

 なので、ブログも今日あたりで年内は終了し(おい、「あたり」って、片付け終わらないかもと思ってるのか、おまえ!)・・・07年の東演の事務所開きは、なんと暢気に9日で、だけど区民Aの稽古が6日からなので再開は、まあ6-9の間のどこかになります
(アバウト
06年のご愛読ありがとうございました。
                      

※PRAXISは、今月20日のブログにも書いたが
 東演の「花の99年組」が二人参加している上に、
 実は主宰が区民Aで“芝居の味”を知ってしまった者で、
 (かつ、今年も参加しいるのだが)
 さらには主演女優が、その区民Aを卒業して
 既に劇団を立ち上げたメンバーの一人で・・・
 と、何だか血の近い集団なので、コメントしづらくて
 さらりと触れたが、読み直して注釈を入れたくなった。
 (明日に続く)
  
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年末総会~06年おつかれさまでした

2006年12月26日 | 東演
 昨日、東演は11時から大掃除。
 劇場、稽古場に廊下に談話室にトイレ…。隅々まで綺麗にするとともに、事務的な部分も出来る限りクリアにして「命」一字で象徴された一年を締めくくる準備をしました。「責任」をもって。。。
 これはとある国の偉い人の一字一字じゃないじゃん!

 そして3時から年末総会。
 劇団の行く末の為にそれぞれが真摯にかつ熱くぶつかる日頃の「総会」と違い、簡単な事務連絡のあと、御神酒で乾杯して終了する・・・まあ「納会」です。

 ただ、来年春の公演『恋でいっぱいの森』の座内オーディションが今日あったので、皆早々に引き揚げて牙を研ぐ者、あるいは稽古場に残って遅くまで爪を研ぎ澄ます者・・・まるで納まっていない雰囲気ともいえたのだが…。

 オーディションは後から決まったし、まあ07年公演という意味では年を納めたとも言える。
 で。26日、激しい雨の火曜日。
 その天候より激しいバトルが1階のパラータで繰り広げられました。
 結果・・・は、お楽しみに
 おっと
 大ベテランの笹山、矢野のコンビが明日、マスコミの仕事を控えているから完全なフィニッシュは27日となる。
 厚生省管轄のVPの仕事で「イヌと暮らそう」という作品。
 高齢者とペットの生活から生まれるホスピリティ。。。今回で云えば、イヌと暮らすことによって癒されることをドラマ仕立ての啓蒙ビデオに仕上げるのだと云う。
 大丈夫か? この雨は

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ラゾーナ川崎

2006年12月25日 | 身辺雑記
             『燕のいる駅』 
             3/21(祝)~25(日)
             於:ラゾーナ川崎プラザソル
             安田扶二子/客演決定!

 僕は川崎に生まれ育ち、一昨年の転居までの三十ウン年を川崎だけで過ごした。今は高円寺住まいだが川崎を愛している。マリノスサポーターだが川崎を愛している
 そんな僕が遅ればせながら、噂の“ラゾーナ”に行ってきた。

 メインの仕事は別にあったからまずは東口に出た。
 ちょうど正午だったから、アゼリアの時計がクリスマスソングを奏でていた。中央の指揮者はサンタの服、頭にはトナカイを被っていた。

 アゼリアの誕生は20年前。当時日本最大の地下街として、まだまだグレーのイメージだった川崎。。。言うまでもないがバンドのGLAYじゃなく灰色の方です。。。を少しく明るくしたし、冒頭の仕掛け時計が時間で動くたび鈴なりの人だかりができたものだった……。
 市役所もあるし、川崎大師もある。野球場に競馬場に競輪場に、さいか屋などのデパート、銀行、飲食店……とにかく何でも東口にあった。
 92年には川崎マリエン、02年にはチネチッタがオープンし、川崎駅といえば東口だった。
 それが2年前、川崎市政80周年を記念して、本格的な音楽専用ホール「ミューザ川崎シンフォニーホール」を核としたオフィス、ショップ&レストランのランドマークタワーが西口に堂々の完成をみたのに続き、ついに今年9/28、ラゾーナの誕生で、西口はターンノーバーを果たしたと言える。…詳しく云えば、パスポートセンターなどを有する「ソリッドスクエア」から西口の逆襲(?)は始まるのだが、あまりインパクトがなかったのは事実だ。

 話が大きく逸れました。
 すっかり“川崎史”になってしまった
 
 東口での仕事が一段落し、ラゾーナをみて帰ると宣言したら「五階のホールにも寄ってよ」と言われた。そう云った御仁は「ラゾーナ川崎プラザソル」の役員でもある川崎の名士で、弊団の『朗読劇/月光の夏』をそこでやりたいと言ってくれてもいる方だ。
 冒頭のお知らせにもあるとおり、そのキャパ200のホールで、3/21(祝)~25(日)に上演される『燕のいる駅』に安田扶二子の客演も決まっていて、その演出は、今演劇祭でお世話になっている千田恵子さんだったりもする。

 そんなこんなで足を向けた。
 平日だと云うのに、すごい人手だった。クリスマス前の12/22ってことも少しはあったのだろうか? とにかくその数からすると、地元っ子の僕が知り合いと出くわしてもおかしくないほど…。とはいえ、川崎は135万人都市東京横浜などからも来ているだろうし…結局、誰にも会わなかった。

 まあ、とにかくラゾーナはまるで川崎っぽくないのだが、じゃあ川崎っぽさって?と自問自答すれば、母にとっては海で海苔が取れた故郷であり、僕の時代はやっぱ公害で、あるいは大洋が、ロッテが、ベルディが次々と去って行ったなんて思い出が蘇る。。。つまりはそれぞれの「川崎」ってこと。

 さて、これから先、どんな未来をこの街は見せてくれるのか?
 受け身じゃなく能動的にできる一つの手段・・・選挙が来春ある。
 統一地方選・・・だから川崎に限らず、それぞれの街の未来のために、投票しましょ
 
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区民A着る

2006年12月24日 | 東演
     今夜はクリスマスイヴ
     さすがに街にはカップルが目立つ

 そんな06/12/24、区民上演グループAは年内最後の稽古です。稽古の頭に衣裳合わせ。今回はプロの衣裳さんは立てず、演出を中心に皆が持ち寄ってのパレード*です。
 昨夜、忘年会を終え、このあと通して※06年は締めくくり。年明け6日まで、しばしのお休みです。

   *パレード=衣裳パレード。
         それそれが衣裳をつけて役に合うか、
         他とのバランスはどうかを確認。
   ※通し=通し稽古。
       最初から最後まで止めずに演じる稽古。


 今回の演目は『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』。
 すでに多くの方から「学園モノ?」と聞かれます。なるほど、カレッジ=college(単科大学)に、ウインド=wind(風)とくれば青春っぽい響きを感じるわな。でもカレッジはcourage、つまり「勇気」なのですヨ

 出演者は14名。
 11/19付のブログで、今年の主人公はいわゆるヒロインヒロインしたタイプではなく「つなぎの4番」だ!と書いた。
 全体の構造をサッカー的に解説するなら

 これまでサイドバックで“区民Aのロベカル”と呼ばれたねもとふくこ(ほしみ)を初めてFWに起用。CFながらやや下がり目で1.5列、司令塔のポジションも兼ねる。前線には他に新人の木下聖子(あやめ)と阿部秀宣(鉄平)、2年目の松井一郎(菊川)と若手を配した。木下が真ん中でねもとと縦に並び、阿部、松井を左右に従える形。
“私が好きな人と、私を好きな人”DJあやめと夫の鉄平、あやめの番組担当のディレクター菊川……このトライアングルが機能するかが鍵だ。 
 
 中盤は厚く「ほしみの家族たち」が構成する。成田功(父ギンペイ)、江草晴美(母ナミコ)、山崎貴美子(祖母タケコ)、ピグ(妹ツキエ)、今井恒允(弟ヨウタ)。監督の千田も、この中盤の動きを重要視している。5人にほしみを加えた「高梨家」での細かなパス回しでゲームをコントロールしたい。FWの決定力に不安があるので、成田の飛び出しや山崎のトリッキーなポジショニングから突破口を開く練習にも時間を割いている。

 守備陣は、センターバックに橋谷典子(松倉)、ユユ(萩本)の入院患者二人、ウイングバックに刑事の今井吉清(薄田)と有岡正秀(蒲原)だが、今井・有岡は両翼からのオーバーラップに重きを置く戦略なので、ディフェンスは事実上、橋谷、ユユ、そしてGKのHIROKA(藤枝)の3人といえる。キーパーのコーチングは守備の生命線だ。
という感じか( )内が役名。
      役者名は今回の参加名で本名以外の人もいます。

 本家のキャラメル『カレッジ~』とは違うサッカーを、オシム千田が仕掛けます。
 
 有馬記念を制して、見事に自らの花道を飾ったディープインパクトのような圧倒的な強さはないけれど、1区の出遅れを、アジア大会銀メダリストで主将の小林祐梨子らの活躍で見事高校女子駅伝で優勝した須磨学園高(兵庫)や、高校男子駅伝で仙台育英の4連覇を阻み、古豪復活を果たした世羅高(広島)のような、チームのまとまりで「勝つ」舞台を目指したい!
 ちなみに世羅OBには、アンガールズ田中卓志がいる。

【文中敬称略】  
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ボルコフ記念劇場

2006年12月22日 | 鑑賞
 12/21(木)の夜、前夜の演出家との遭遇に続いて、再び池袋へ。
 昨夜はロシア国立ボルコフ記念劇場を観た。東京芸術劇場中ホールにて。
 ロシア最古の劇場とのこと。パンフレットによれば「フョードル・ボルコフ名称ロシア国立アカデミードラマ劇場」が正式名で、その創立は1750年。

 日本でいえば江戸時代、吉宗Jrの家重が将軍の頃だ。余談だが、人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』がその2年前にできている…。

 そんな由緒正しき劇場が、かのゴーゴリー先生の名作『検察官』を上演。
 一般の人からすると「検察官」というタイトルは、ちょいと前に花形だった女優さんが、あるいは、長らくパッとしなかったが年を重ねて渋くなった男優さんが、主役を演じる2時間ドラマみたいに思うかもしれないが、近代演劇の祖国の生んだ金字塔のひとつである!

 モスクワを囲む「黄金の環」と呼ばれる都市のひとつ、ヤロスラヴリからやって来た歴史ある劇場のエリート達が、古典作品を、その気品を保ちつつもエネルギッシュに表現してくれた。
 個人的には、ユーリイ・プリャルキンの、ある時は効果音のごとく心情を表す音楽が、その使われどころの妙とともに印象に残った。
 また役者では、検察官に間違われる男の従者・オーシップを演じたワレーリイ・キリーロフの切れ味鋭い演技に目が奪われたが、それもそのはず、ロシア功労俳優にして、今回持ってきた他の演目『熊』と『結婚申込』の、後者で主演&演出を担っていることが、帰宅後パンフを読んで判明!!

 いつもスポーツにばかり例えているからちょいと趣向を変えれば。。。
 香川でも老舗のうどん屋さんが東京に出店というニュースを聞いて、早速食べに行ったら、さすがに旨かった
そんな感じでした。

 恐らく饂飩好き、もとい新劇界でも、そう多くの方が思ったらしく、役者・プロデューサー・演出家等々、大物の顔を多く客席に発見した。

 23日(祝)まで。すべてAプロ(検察官)。
 Bプロ(熊/結婚申込)は既に終了。
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バンドマンのカノジョの憂鬱

2006年12月21日 | 東演
                               【文中敬称略】

「ぱらーたの会」の来年度の募集要項の、レイアウトや文字校正をメールやFaxでデザイナーとやり取りしながら、最終的なチェック及び完成データを貰いに劇団を出たのは、21:15頃。1時間弱で池袋駅北口から徒歩10分のデザイン事務所に到着。
 来年の宣伝美術全般の打ち合わせまで済ませて駅に向かったのは零時を回っていた……。
 そんな時刻の山手線のホームで意外な人物と遭遇した。

  松本祐子

 いよいよ今日から稽古が始まる劇団東演第127回公演『マーヴィンの部屋』の演出を務める、文学座所属の今をときめく演出家である!

 妹ぎみのバンドのライブの帰りだと言う。確かにベースを肩から掛けている女性が隣に。回りにも楽器を持ったり、そういう匂いのする面々が…。

 ところが互いに何故こんな時刻に池袋なのかのアウトラインをノタマったくらい、時間にすればちょうど電車が走り出すほどの刹那で、今をときめく演出家から出た言葉は、

「本、買ってよ! 小説出したの、妹が」
「・・・」

 相変わらずのハイテンションである
 余りの急展開に目が点になりました。

 冷静な妹ぎみの話によれば・・・とゆーか、祐子さんは高田馬場で嵐のように下車して去ってしまい、どーやら姉と仕事をしている人だと認識した女性と、ということは解ってくれたなと思っている男、初対面の二人がま~るい緑の山手線のとある車輌に取り残されたわけで・・・それを引き受けた沈着冷静な妹ぎみによれば、

 ソニー・マガジンズの文庫レーベル“ヴィレッジブックスedge”から『バンドマンのカノジョの憂鬱』という小説を出したのだそうだ。

 ちなみに松本美弥子

 バンド活動はあくまで趣味で、現在の本業はシナリオライター。この作品が初の書き下ろし小説で11月に発売されたばかり!
 
“神様、私のカレシは、なぜパンクスなんですか?”
 田舎から上京し、憧れのトーキョーライフを満喫していたひな子。
 ファッション誌に載っているようなお洒落な恋愛がしたい!
 ――そう願い続けて出会ったのは、パンクスの富士夫だった!
 ひな子と富士夫のトホホで切ない恋物語。

 小説のフライヤーにはこのように綴られています。

 ヴィレッジブックスedge自体、今年2月に創刊された「気鋭の国内作家が、極上エンターテインメントの世界へあなたを誘います」というコンセプトのシリーズ!!

 皆様もよろしければお手にとって下さいませ

 末筆に改めて記すれば『マーヴィンの部屋』は今日、初顔合わせ。
 稽古再開は年明けになりますが、
松本祐子のエネルギッシュな稽古がスタートです

         ※ぱらーたの会とは、東演の公式後援組織です。
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花の99年組

2006年12月20日 | 東演
「花の○○組」といえば、最近「キューティ☆マミー」というユニットを組んだ早見優、堀ちえみ、松本伊代ら1982年にドドーンとデビューしたアイドル豊作年=「花の82年組」が有名だ。
 ご存知とは思いますが、他に中森明菜、小泉今日子ら現役組と引退した石川秀美。女性陣ばかりではない。石川と同期結婚の薬丸裕英。ヤックンといえば、モックン(本木雅弘)、フックン(布川敏和)のシブがき隊…てな陣容。

 あるいは80年生まれ(正確には80年4月2日~81年4月1日)の選手がプロ野球で多く活躍することから、その中でも格の違いを見せた男の名を冠して松坂世代。
 福岡ダイエー=新垣、杉内、和田、北海道日本ハム=森本、西武=赤田、広島=梵、永川、東出、横浜=村田、古木、阪神=藤川、巨人=木佐貫等々、いや本当にスゴいメンツ!

 で、東演にも突出した世代がいくつかあって、最近で云えば「花の99年組」。
 今も在団中の南保大樹と福田雅美の入団年のメンバーで、座を去った男優陣を加えた計5名。人数もさることながら、そのレベルからも近年希にみる逸材揃いと云われた。

 南保、福田の活躍はここで記するまでもないだろう。
 で、退団した中の2人が、昨日から東演パラータに入った。
 PRAXIS『今度は愛妻家』(作/中谷まゆみ、演出/花房トオル)。
 一人は俳優として。もう一人は舞台監督として。今回はブカンの彼も現役の俳優で、先週役者として舞台に立っていた。11月には弊団の小池友理香と夫婦役を演じてもいる。
 前者が廣田徹、後者が小西要司(現在は藤井としもり)。
 そうそうNHKのドラマ『生物彗星WoO』に津田好二が、ヤクザの一人として出演していたのを先日偶然見たなぁ……。

 というわけで、5人ともバリバリである!

 そんな来る者去る者が四十数年積み重なっての「劇団東演」である。
 1959年創立。来年は48年目だ。

[文中敬称略]

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防音工事とばんぺいゆ

2006年12月18日 | 東演
 本日、3階稽古場の床面を、中堅若手で貼り替えております。
 
 一般の家庭でいえば年末の畳の張り替えみたいなもの。一年間の厳しい稽古で、稽古場のパンチ(まあ薄い絨毯ですネ)が摺り切れます。それを剥がして真っさらなのものに…。
 それに伴って、今回はちょいと本腰を入れて、コンパネ(平たい木材)に薄いリノリウムに古いパンチをミルフィーユよろしく重ねて防音効果を高めようと云う作戦です!

 今年は、5月に劇場正面の掲示板も新設しました。
 明大前の稽古場から拠点をこの代田へ移して28年、建物はその前から鉄工所としてあったわけで、結構な風雪に耐えているわけである。
 掲示板は、コンクリで固めた脚の根本がポッキリ!
 大盛りの丼飯をどんなにかっくらってもまるで太らない青春期から、エレベータをやめて階段を懸命に上り下りしてもお腹の回りに肉の付く中年期へ……我が拠点も、人間ドックにこまめな検診、日々の体重及び体脂肪、ウエストのチェックが必要ということか。

 その一方で、経験を積み役職にもついて、社の重要な戦力となる世代とも言える。
“演劇の街シモキタ”で最も古い劇場として演劇界でも確固たる地位を築いた《小劇場》=東演パラータ。メンテナンスを怠らなければ、この5mを超えるタッパと独特の雰囲気を持つブラックボックスは、恐らく東京の数多い小劇場の中でも特色ある素晴らしい空間として、これからも演劇シーンを牽引できると確信している。

 さて。皆が汗を流しているところへ、九州は熊本・八代から「ばんぺいゆ」が届きました。彼の地の名産品。
 晩白柚(ばんぺいゆ)は、世界最大の柑橘類。ザボンの一種で、大きいものだとバレーボール級にもなり、重さは3kg以上にもなる果物です。グレープフルーツから苦味を取ったようなジューシーな甘さと爽やかな香り。原産地はマレ-半島。

 それが、ドンと届きました。
 過日の『朗読劇/月光の夏』の上演実行委員会の皆様から

 ありがとうございます。

 
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区民A闘う

2006年12月17日 | 東演
 昨日の「区民上演グループA」の稽古場には、若い若い、まだ桐朋の学生の石川博章くんを殺陣指導に招いて、男性陣が汗を流した!
 そのせいか、いやそれよりも師走の忙しさだろう、全体に疲れがみえた稽古だった。

 アクションで実際他者と格闘するより、本業の忙しさとの闘い、その中で台詞にきっかけにミザンセーヌにダンスにアクションを覚えることとの闘いからの、疲労。
             
 サッカー的に言えば「足が止まる」。
 単純なその試合の疲労の場合と、所属チームの試合の間に、代表の召集―移動―試合が入り、再びリーグ戦なんてケースもある。。。今回はまさに後者だ。

 師走・・・一年の締めくくりの目の回る忙しさに、365日の蓄積された疲労が加わっての「昨日」だったと思う。
 たった一晩で回復するわけもなく、今日も苦しい展開
 演出は、定時の18時より早く稽古を終えた。
 見事な判断だ。

 いよいよ年内の稽古は、来週の土日の2回となった。
 年明けは6日から。
 オフィシャルの稽古はいよいよヒトケタになる!
 
 マラソンなら一番キツい30㎞・・・ってところだ
 
 そんな中、18時以降、残ってダンスのおさらいをする面々の顔も・・・。
 
 角度を変えて言えば、ただ楽しくボールを蹴る段階からゲーム形式に、さらに要求は高度になって“このタイミングで、この場所に、この速さのパスを”となって、ただ元気にはやってられないって分析も可能だ。

 いずれにしろ闘いは、これから激しさを増す。
 2/3(土)、4(日)の本番で、沢山の皆様に楽しんでいただくために


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