麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

下校します。

2006年10月10日 | 東演
 『大地のカケラ』。打ち上げは大いに盛り上がって、今日は後かたづけ。
 屋上には洗濯された衣裳がはためき、セットと小道具の一部は大月倉庫へ…。
 いつもながら芝居の痕跡がまったくなくなる、この感じは、達成感とともに寂寥感が胸をつきます。

 3階稽古場には入れ替わりに『臨時病室』の小道具が用意された。
 そう、東演は休む間もなく、10/27-29のプレビュー公演の準備に入る。昨年好評いただいた中国を代表する劇作家・沈虹光さんの作品が蘇る!

 その前に、15日には市川で『朗読劇/月光の夏』の公演がある。

 10月15日(日) 14:00開演
      市川市市民会館
      料金1500円(全席自由)
      出演/小高三良、能登剛、山田珠真子、古田美奈子
      ピアノ/江口文絵
      主催/いちかわグリーンネット
      後援/市川市、市川市教育委員会
      ※2006年度市川市1%支援事業の一環です。

 つまり、明日から2作品の稽古が並行して行われる。

 稽古といえば「下北沢演劇祭/世田谷区民上演グループA」が土曜からスタートする。今年のAグループは男性6名、女性10名(キャスト・スタッフ含む)。リピータがなんと12名もいる・・・。

 てなわけで、慌ただしさがすぐ後ろに迫っているのだが、今日はのんびりな気分でもある。

 ランドセルしょっての帰り道、野に咲く草花をものさしでペシペシ叩いたり、ブロック塀に昇って手をピンと開いて歩いたりするような・・・。

 『大地のカケラ』の舞台となった烏山高校(今はコミュニティーセンターになっている)から、ゆっくりと下校しよう。稽古初日、いや、この企画を立ち上げた2年前からの日々を噛み締めながら……。そうして今日までを振り返って、クルリと身を翻せば、倒れたはずの樹齢170年の大ヒノキが、凛と立っていることだろう。

          
コメント
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