麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

憧憬と現実

2013年06月29日 | 身辺雑記
前回、最近は「隔日更新」
なんて書いたけれども
「中二日」も空いてしまった。

気付けば六月も残り僅か
都議戦の看板は、
参院のそれに替わりました。

さて選挙といえば、
ショックだったのがJVA
(日本バレーボール協会)
の理事選である。

「ミスター・バレーボール」
と呼ばれた森田淳悟が
理事改選で信任に至らず
強化本部長を事実上
解任されたとの報。

書くまでもないけれど
知らない人の為に記せば
松平監督のもと優勝した
ミュンヘン五輪の中心選手。

レフトの横田忠義、大古誠司
二枚の大砲とセンター森田は
誰が名づけたか「ビッグスリー」
と呼ばれてました。
まぁキャッチフレーズ好きな
松平さん発信っぽいけど

所属は我が日本鋼管
松下電器との二強時代、
新日鉄との二強時代にプレー。

森田の真骨頂は
なんたってドライブサーブ。
その速さもさることながら
フォームが格好良かった
そして一人時間差を
考案したのも彼だ。

とにかく僕は彼に憬れ
バレーボールを始めたので
書き出すと限がないから
辞めるますが……
日本コカ・コーラ社から
やってきた会長とともに
「協会刷新」の旗のもと
去ることになったようだ。

去ることを自ら決めたのは
日本柔道に五輪無差別で
初めて金メダルを獲得した
上村春樹。

「その業績を知るだけに残念」
とあるキャスターが言った時、
確かに素晴らしい方ですがと
前置きしたあと、まるで
現役時代の一本背負いさながら
鮮やかに斬って捨てたのが、
山口香
まさに「女三四郎」。

話があっちこち行くけれど
彼女は新生JVAの理事になった。
初めて他のスポーツ界から
招かれる理事として
初めて現役プレーヤーから
選出された竹下佳江と二人、
「改革」のシンボルとなる!

さて。今回の一連のくだりを
《名選手名監督にあらず》の
一言で片付けたくはない。
この話はもうちょこびっと
時間をかけて、いつか書きます。

勝手なルールで、このブログは
1000文字前後と決めてるから。
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脳力の不思議

2013年06月26日 | 身辺雑記
最近すっかり「隔日」投稿になっております。
(><)
天気同様湿りがちです

さて。時折、脳の不思議に驚くことがあります。
こないだ「ちっちゃいの」という単語が
突然あたまの中から転がり落ちてきました。

その単語は突然でしたが、
豪雨による落石のように
「要因」はありました。

ある日、清楚な女性が
街を歩いている僕の
目の前を横切りました。
まるで今風では無いいでたちで
勿論髪はストレート、色白で切れ長の瞳。

例えるなら「由美ちゃん」のような。
と言われて多くの方は「?」でしょう。
彼女は僕の幼稚園から中学の同級生。
その間わりと多く同じクラスにもなった娘。

でも格段親しくはなかった

まず彼女が極めておとなしかったこと。
勉強もスポーツも目立たなかったので、
決して不器量ではないのに
男子が頼まれてもないのに決める
人気ランキングにも登場しなかった。
(まぁ女子は女子で開催するんだから
お互い様だけれど(;^_^A)

加えて僕には「めぐちゃん」という、
勉強もスポーツもできる幼なじみがいた。
幼稚園から中二までの実に10年同じクラスで
まぁそうなれば阿呆な飢鬼のする行為は
言わずもがな(*^_^*)
でも、それはまた別の話。

なので時折「めぐちゃん」はどうしてるかな、
とは思うけれど「由美ちゃん」に
想いを馳せることはなかった。

だのに。
ただ僕の前を横切ったその面差しが
彼女に似ていた瞬間、脳味噌はすんなり
「由美ちゃん」というデータを提出し、
で、ここからが肝心なのだが、
彼女の親友に今泉とゆー女の子がいて、
その小さくて色黒のニックネームこそが
「ちっちゃいの」だったのだ。
それも忘れることなくダウンロード。

脳の力、恐るべしである。

はてさて「由美ちゃん」と「ちっちゃいの」は
やっぱ結婚して平和な家庭を築いているかしら。

それと、関係は続いているのだろうか。
年賀状のやりとりくらいしているかしら。
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喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α

2013年06月24日 | 制作公演関連
昨夜、観たのは、
「喜多見と狛江の小さな小さな映画祭+α」
の中の、いわばプラスアルファに当たる
二本のお芝居。これもまた「小品」。

『茶色の朝』と
『いつかあなたはここにいて、
わたしはいつもそこへいく』
両方で40分ほど。

前者はフランスの短篇。
世界各国でロングセラーになっている。
昨日はたまさか都議選の投票日だったが、
まさに相応しい内容でした。

カフェで話す二人の男。
国が「茶色い犬」以外は禁止したので
安楽死させたと片方が言う。
ごく日常の話として。
実はその前には「茶色い猫」以外が
禁止されていた。
その時は別の一人が愛猫とさよならした。

その施策に疑問を唱える
新聞がなくなり、さらには、
ただ「犬」とか「猫」と書かれた、
ましてや別の色の犬猫の描写のある
出版物が発禁になっていく…等々
「茶色信仰」がエスカレートし。

ついには過去に「茶色」以外の犬猫を
飼ったことがある者が逮捕されて行く
という物語だ。

男は「もっと早く『おかしい』と
声を挙げなかった結果」だと嘆くが
時は既に遅かった・・・。

3.11後を描いたモスクワカヌの戯曲
『いつか~』は聾唖の女優・今野真智子、
プロジェックトMの小山貴司、横澤有紀の
三人のアンサンブル。
今野の立ち姿が実に美しかった。


上は、受付に並んだDVDや沖縄の絵巻物。

映画祭自体は6/30(日)まで。
タイトルから判るように
喜多見の歯科医二階のMAPにて。
メインは沖縄映画で、他に反原発映画、
上述のような演劇やライブと盛り沢山。

http://kitamitokomae-artfes.com/

で『ハルメリ』にも出演していた
高山正樹が実行委員長を務めていて、
観劇後その場で軽く飲んだのだが。
会場は彼の事務所で、その業務の一つ、
地図の作成のアルバイトに
東演の若手が多数お世話になっていた事を
その場で初めて知った。

いや東演の若手女優が
「地図のバイトを喜多見でやってる」
というのは知っていた。
記憶が正しければ、
安田扶二子(現在は退団)が最初で
自由も効くので彼女の先輩後輩が
次々に出入りをしていたようだ。
それが高山さんの会社だったとは。


話を戻す。
わずか30席の小さな会場は
住宅街の中程で少々わかりづらいが、
刺激的なセレクトで皆を待ってます。
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西池袋通りは演説銀座

2013年06月22日 | 身辺雑記
我が家は池袋の繁華街からは
ほんのちょっぴり逸れているのだけれど。
最初の大きな十字路に警察署と消防署があり、
その狭間を直進して線路をくぐれば明治通り。
逆方面にまっすぐ行くと山手通りに当たる。

つまり二本の幹線をつなぐバイパスとして
長い長い工事の末、数年前やっとこ開通。
住んで五年くらい経つけれど、
引っ越し当初はまだ道を拡張してる最中だった。

「西池袋通り」といつのまにか標識も立った。
それより先にスーパーが出来、
それはまだ新しいアスファルトを挟んで
我が集合住宅の真ん前にある。

さて都議選は明日投票日。
西池袋通りは選挙カーがまた良く走る。
走るどころか人が集うスーパーの前で
演説する候補者のなんと多いことか。
今日はグルメレポートでお馴染みの
彦摩呂が登場し、数時間後には
武見敬三が、また先週は石破茂がマイクを握った。

毎日家にいるわけじゃないけれど
この勢いだと候補者全員がやってるな。

わざわざ「選挙事務所」や「立会演説会」に
出向かずして公約だの聞けるとは幸い
、、、ということにしておこう(;^_^A

てなわけで我が家の前は盛り上がっている。
が明日の投票率は本当に心配だ。

参院選に向けた前哨戦。
我々一人ひとりに課された宿題の、
まず最初の提出日。

ぶっちゃけ誰を選べば良いのか
悩む顔触れではある。
それでも「西池袋通り」をわたって、
小学校を目指さねば。

あ!
その道すがら、今はコインパーキングの場所に
個人経営のこぶりな店があった。
前段の大手電鉄系スーパーの登場から
わずか半年ほどで経済の戦いは決着した。

巨大与党と、そーじゃない野党の戦いの行方は
果たして、どーなるのだ???
多くの都民が諦めないことを願う。
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巨頭のしゅせき

2013年06月21日 | 身辺雑記
「演劇集団阿吽」代表の側見民雄、
「遊戯空間」主宰の篠本賢一、
それぞれ己の目指す演劇創造の
先頭に立ち、作品を紡ぐ男である。

その二人が初めて酒を酌み交わす場に
昨日同席した。
篠さんが今年も師走に上演する
『仮名手本忠臣蔵』(全段通し)に
側見さんが出ることになり、
互いに芝居は見合ってるけど
きちんと話したことがないから
軽く一献を・・・ってわけだ。

その作品の制作をするし、
直前の阿吽の『空の記憶』の
制作でもあるし、で参戦。

その日、某高校にアクションを掛けた
帰りだった側見さんは、
阿吽の「黒幕」こと浜さんと一緒に現れた。
四人でイタリア料理の店に。

うち三人が同じ劇団出身で、
篠さんもそこで演出経験があるから
ついつい東演が酒の肴になった。

もちろん忠臣蔵の話が芯。
脱線して某女優の武勇伝(?)
でも何故か矢鱈盛り上がったりの
ビール→ワイン→ハイボールな夜。



巨匠のしごとの次に
巨塔のしゅせきときて、
さて次回は・・・

ちなみに文中公演の日程は


演劇集団阿吽『空の記憶』
2013年11月1日(金)~4日(祝)
スタジオAR
同11月7日(木)
安積黎明高校(福島)

遊戯空間『仮名手本忠臣蔵』
2013年12月20日(金)~21(土)
木馬亭


遊戯空間は上記公演の前に
『子宝善哉』が控えてます。
2013年9月6日(金)~8日(日)
座・高円寺2

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巨匠のしごと

2013年06月19日 | 身辺雑記
アトリエ・センターフォワードの
次回作のことを昨日すこし書いた。
中目黒に向かうとも。
その往路の車内で
『風立ちぬ』の広告を見た。

宮崎駿氏の最新作で大正時代、
飛行機設計技師を目指した少年
の話なのだそうだ……。

おぉ、かぶってる。
ACF『プロペラとスカーフ』と。
題名は仮題で企画書の段階だが
内容は近そう。
うまく生かしたいな~。

で。アニメの巨匠に対して
影絵の巨匠・藤城清治氏の
特集をワイドショーで見た。
那須塩原にオープンした美術館の
開設までに密着していた。

その中にも描かれていたが
当初四月完成が延期になった。
僕はそれを、たまさか四月の
『猫町』(ピタパタ公演)本番中に
舞台監督から聞いた。

代表の加藤さんはじめ日替わりで
舞監を担当してくれた加藤事務所が
実は藤城氏の仕事を一手に担っていて
裏話など聞けたのだ。

ちなみ加藤さんVTRにちょいと
映りこんでました。

と。
本日は巨匠と掠った話になった。
さて前述のACFやピタパタや
来月のW・ローズ、九月には遊戯空間
……と色んなカンパニーに制作で
関わっていて、その中に未来の巨匠が
いるのかもしれません。

     

それはともかく2013年下半期も
頑張っていこう!
宮崎氏72歳、藤城氏89歳。
エネルギッシュな先輩達に
負けないように。

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六月十八日

2013年06月18日 | 制作公演関連
あれ、アトリエ・センターフォワード
『ヘッダ・ガブラー』は閉幕して
もう二日も経ってしまったよ


まるでなんだか解らないだろうが
左あたりの薄いピンクは風船。
バルーンアートに使う細長い、
犬とかになる……あれです。

本作はギャラリーでの公演につき
照明はクリップライトが主で
音響は基本なく、
開演前から奏でられる
アコーディオン

小杉美香がこの稽古で初めて
手にして習得……誰もが経験者と思う
見事な演奏でした。

それから劇中効果的に音を刻んだ
メトロノームと、そして銃声には
くだんのバルーンを使用。

ちなみに空気を入れているのは
主宰で演出の矢内文章自ら。
本番中の照明操作に舞監、
作品とは裏腹の陽気な(?)前説と
出来うる仕事は一手に担っていた。

で。次回のACF公演は
再び矢内の作演出に戻って、
会場もフランチャイズと言える
シアター風姿花伝。
『プロペラとスカーフ(仮)』。
大正時代、飛行機開発に賭ける
民間人と忍び寄る軍部との物語
・・・だそうです。
11月15日(金)~25日(月)
制作で参加予定。

さて。それは少し先の話。
このあと高橋はW・ローズ
『ROSE』に参戦します。

昨秋の公演を観たシアターΧに
声掛けいただき、なんと月一の
ロングランシアターとなります。
それは明日以降おいおいと。

今日は、名誉副支配人を務める
ウッディシアター中目黒での
支配人との会議(?)となる。
このあと18時より。なので出ます。
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さらば「ルデコ」

2013年06月15日 | 制作公演関連
あれ、アトリエ・センターフォワード
『ヘッダ・ガブラー』は明日千秋楽だ。

こないだまだ五分の一とか宣ってたのに。


ある演劇サイトには以下のような感想が。

      

本格的な心理描写の芝居ですが、
難しい演技を、見事に全員が
表現している力量は素晴らしいです。

*****

小さな空間で味合う濃密な演技。
贅沢な気分になりました。

*****

海外戯曲ということで
内容は少しお堅い物語でしたが
若い人から年配の人まで
幅広い客層の人でした。
芝居好きな人が見る本当の芝居だと思いました。

      

ああ明日でシンドラー社製の
エレベータともお別れだ。
定員は8人なのに、5人でブザーが鳴り、
昨日は「5」のボタンが戻らなくなり
用もないのに我が階にやってきて
大変迷惑した


箱の中には「手で扉を押さえる」
よくやってしまう行為を
固く禁じる注意書きのある、
昇降機・・・それから下は
洒落た入口の各階の案内板



芝居小屋じゃないので
使い勝手も違い戸惑いもあったが、
二週間も通うと、やっぱ愛着が沸く。

さて現状まだチケットはあります。
が、今日の2ステージがそうだったように
開演までには数枚の当日券を残し
完売すると思われます。
チャンスは残り数時間です

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『ヘッダ』と嘘と後修正

2013年06月14日 | 制作公演関連
梅雨らしい天候になった東京。

昨日梅雨入りでもいいのに。
一方、西日本などは
めっちゃ暑いらしい。
沖縄に到っては梅雨明けだ。

故井上ひさしの戯曲に『雨』がある。
彼の遅筆は演劇に関わらずとも
広く世に知られていて、
初日が伸びること多々。
同様に気象庁の入梅も修正がある。
ただ後からこっそり(?)行われる。


枕が長くなったが、
そんな6月13日木曜日。
肌寒い雨の日にも関わらず
アトリエ・センターフォワード
『ヘッダ・ガブラー』はほぼ満席。
有難い。

さて、その『ヘッダ』の登場人物は
人間臭い小さな嘘をつく。
それを見抜いて追い込んでいく
ヒロイン=ヘッダ。
だが彼女自身が張り巡らせた
蜘蛛の糸のような「人間関係」に
あるいは「心の裡」に
自ら絡みとられて行く……。

気象庁のように後訂正できたなら。
この芝居のラストシーンは変わったろう。

あけて14日金曜日。
本日も御蔭様で完売

曇天(時に雨)の東京で
都議選がスタートして選挙車が巡ている。

彼らには「人間臭い嘘」や
「後から修正」は許されない人々。
本当は。
絶対に。
・・・けれども。
なので。
清き一票を。
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いま、憲法のはなし

2013年06月12日 | 制作公演関連
『ヘッダ・ガブラー』をお休みして

昨日から今日の昼まで
非戦を選ぶ演劇人の会
『いま、憲法のはなし』の
現場にいました。

僕は昨年お手伝いで加わって、
大きな失敗をしでかしたので
今年は罪滅ぼしの参戦……
の筈が結局ほとんど役に立たず
気づけば2ステージの幕が降りた


天候には恵まれなかったが
両回とも多くの観客で埋まった。
意識の高さが会場から伝わった。

「非戦」の特色は当日券の多さ。
昨日は早々に前売が完売。
用意した当日券もどんどんはけた。
今日は満席にはやや遠いと思われたが
物凄い勢いで当日券の列ができ、
テーブルの上のチケットは消え、
遅れてきたお客様はロビーで
映像にてご覧いただくことに…。

***

只今、渋谷のギャラリー・ルデコ。
『ヘッダ・ガブラー』本番中だ。
「非戦」は打ち上げで
盛り上がっている頃だろうか……。

まるで余談だが、
昼「非戦」、夜『ヘッダ』という
僕と同じ動きの観客が数名あった。

多くの舞台作品がある中で、
たまさか僕の関わる舞台を選んで頂き
光栄である。
今日ダブルヘッダーを試みないまでも
『いま、憲法~』とACFをともに
ご覧いただいた方は片手では足りない。

注目の高い作品に関われて、
制作冥利である。
と、まもなく芝居が終わるので
慌ただしく投稿します。






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