護国寺のランドマークはもうひとつ。
出版界の二大グループの一翼、
「音羽グループ」の雄・講談社である。
有楽町線護国寺駅の6番出口は、
1909年創立の総合出版社の目の前に出る。
懸垂幕はやはり「半沢直樹」だ。
僕的に講談社といえば「マガジン」。
ただ、子供の頃の僕は、
首位を独走していたマガジンではなく
ジャンプ派だった。既に判官びいきで
「でっかいもの」を敵視(?)していた。
とはいえ、好きな作品は勿論あって、
『野球狂の詩』(水島新司/1972-77)
『オフサイド』(塀内夏子/1987-92)
『ダイヤのA』(寺嶋裕二/2013-15)
などなど多数。
……ん? 全部スポーツ漫画だ
『野球狂~』は、初の女性プロ野球選手で
水原勇気(*)のイメージが強いけれど、
岩田鉄五郎ら個性豊かな、
文字通り「野球狂」のドラマが
基本一話完結で描かれるのが熱く、
なかでも「北の狼、南の虎」は名作。
*アニメ版の声と実写映画版の水原を
木之内みどりが演じていたのも
我々世代には涙チョチョギレだ
高校サッカー漫画『オフサイド』は
当初、塀内真人名義で連載していた。
主人公がGKからストライカーに
コンバートする物語で「川高」こと
私立川崎高校の熊谷五郎が主人公。
作者自身チャキチャキの川崎っ子だ。
『ダイヤ~』は高校野球が舞台。
『ダイヤのA actⅡ』として連載中。
・・・と横道に逸れ過ぎました。
昨日で六本木の稽古場は閉じましたが、
護国寺のスタジオは今日が最終日。
『北へんろ』は骨太の筋書きに
希望の光を射す民謡の歌声が相まるのが
魅力のひとつで、民謡歌手・佐藤理加さんの
伸びやかな声が、今日も稽古場に響きました。
そしてブログも2020年は書き納め。
21年も引き続きマイペースに綴れたら、と。
良い年末年始を