麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

小さな窓から覗く秋空が薄い青。

2018年10月31日 | 制作公演関連
日韓演劇交流センター主催
「韓国現代戯曲ドラマリーディング
vol.9」のオーディションは、
九回目にして初めて、参宮橋の
国立オリンピックセンターにて。

とはいえ、vol.5からの参加。
かつ今回は「制作」として
関わることができないのだが、
今日だけお手伝いにきた次第。



さて。
毎回思うのだが、俳優は無数だと。
今回も、初めて出会う役者多数。
オーディションでの佇まいも
百者百様だ(実際は延べ87人)

来年1月23~27日、座・高円寺1で
上演の三編と演出は・・・

『少年Bの住む家』大澤遊、
『刺客列伝』川口典成、
『黄色い封筒』中野志朗。

・・・演出の進め方も三者三様。

大澤はシアターゲーム型。
身体を動かし、絵本を使った
ディベートも組み込んだ。
川口はオーソドックスに読み主体。
それについてサジェストはなし。
中野は読みに細かく戯曲解釈を
割り込ませながら進めた。



あ、そうそう。
窓から差し込む秋の日射しに
照らされる役者を見つめつつ
〈巧いなぁ…、でも刺さらないな~〉
〈下手なんだけど、何だか魅力的〉
さらには〈芝居、好きなんだな~
ただ演じる側じゃなく、演出部で
力はむしろ発揮されるなぁ〉
等々、心密かに思ったりした。

それから。
アトランダムに組み合わされる
初めての役者の読み合わせで、
抜群のフィット感を醸す時がある。
ほんと、たまにだけれど、
とても「メッケモノ」をした気に……。

41Rには、グランドピアノが一台。
広い板張りの部屋は天井も高く、
高い場所にある窓から副都心。
晴れた空を見ることができた。

ま、10時から始まり、
終わりは19時だったから
途中から夜景に変わったけれど。

以上。
10月29日にしたためたけれど
PC不具合により、やっとアップ。
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JJCとMBEの千秋楽

2018年10月28日 | 制作公演関連
10月最後の週末を下北沢と両国で過ごした。

劇団ジャブジャブサーキット
第59回公演『ビシバシと
叩いて渡る イシバシ君』が
シモキタのザ・スズナリにて。

私が主宰するTHEATRE-THEATERに
かつて所属していた女優で、
今は藤枝で暮らす愛が観に来て、
地元の銘菓をくれた。



話を本題へ。

あえて大仰な芝居を嫌う、はせ作品。
今回の『ビシバシ~』は、
いつにも増して何も起こらない系
・・・いや実は、物語は深いのだ。
ただ、見た目の派手さはないし、
筋だけを追えば「え? 何??」と
思うのは確かな・・・舞台。

来年60回記念公演を控える
JJCは創立から30年超。
その間にスタイルも変わったし、
長い歳月のなかでメンバーも
入れ替わってきた。
最近は達者なベテランと
フレッシュな老若男女幅のある
若手(?)を融合した座組で、
その調理の仕方が絶妙な、
「はせシェフ」の演出が冴える

特に今回の『ビシバシ~』は、
サラダ感の強い芝居だった。
お洒落なカフェで出されるような
素材を生かした野菜に、
カリッと揚げたベーコンや
炒った豆類を組み合わせたサラダ。

かたやM.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』は
二つのカンパニーの初ジョイント。
俳優陣もバラエティに富み、
これも料理に例えるなら、
血の滴る牛のステーキ。
しかも輸入の歯応えの凄いやつ。

とにかく対照的な作品ではあった。
他にも・・・上演時間は
一時間半ちょいと四時間。
現代日本と南北戦争時のアメリカ。
ネオミステリーと家族の愛憎
・・・というように。

それはそうと。
ハロウィンは終わりましたか?
公演中、そこかしこに血まみれな
仮装をした人々を見かけた。

JJCの劇中に登場する、
映画製作をするチームも、
ハロウィンみたいないでたち。
今年、大ブレイクした超低予算の
「アレ」を意識しているのは明らか。
そしてM.B.Eの演出家が、近々
「映像甲子園」・・・字面から
判るとは思いますが、高校生の
「映像の全国大会」・・・の
審査員で、くだんの映画監督と
御一緒するらしい。

話がズレたところでおしまい。
それぞれの作品について、少しく
詳しく書くのは改めて……。

末筆ながらご来場やご支援頂き、
まことにありがとうございました。

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JJC初日とMBEゲネ

2018年10月26日 | 制作公演関連
10月25日、ドラフト会議。
無風というか、うまくバラけて。
かつ根尾は地元のドラゴンズ、
小園は野球の質が合致するカープ、
そして輝星は、甲子園のスターを
次々に獲得するファイターズと
収まるべきところに収まった。

個人的には一番プロで活躍すると踏む
藤原が弱小マリーンズ……
逆に伸び伸びできていいのか?

我が東洋大学からは大阪桐蔭と
同じく四人が指名された。

外れ一位の上茶谷はDeNA。
我がヤクルトと競合の末。
ああ、残念((T_T))
外れ外れ一位で甲斐野がSB。
梅津は「根尾様」に次ぐ二位で中日。
以上、投手三羽烏は揃って上位で。

キャプテン中川の七位は意外。
だが順位は関係ない。プロ入り後、
東洋の先輩の今岡や鈴木大地に
負けない活躍をすれば良い。

ちなみに今岡はPLの先輩でもある。
ただ甲子園ベスト8に対して、
中川は不祥事で監督が辞任し、
野球経験のない校長が後任に。
事実上、キャプテン中川が監督
…という「稀有な経験」を持つ。
地元関西のオリックスへ。



10月26日、ザ・スズナリ(下北沢)
劇団ジャブジャブサーキット
初日・・・ん?
公開プレビューだから初日は明日?

ま、いずれにしろ今夜から
お客様がやってきます。

只今、場当たり中。
場当たりといえば、両国の
シアターΧではM.B.Eプロジェクト
『喪服の似合わうエレクトラ』も
場当たりをしているはず。



こちらも明日、初日。
四時間の芝居ゆえ11時開演だ。
ソワレは17時から。

かたやJJCの『ビシバシと
叩いて渡る イシバシ君』は
一時間四十分なので土曜は
14時と18時半と「普通」の設定。
・・・なにが普通???



いつものスズナリ外観。
ひさしぶりに来たら、
ロビーの天井の下に
本棚ができていて、吃驚。



今はなき、演劇専門誌「新劇」、
今も頑張る「悲劇喜劇」に
「テアトロ」・・・本作が
掲載されていま~す(^-^)v・・・
などなど。ただ、落ちてきそうで
少々心配だったり、する。
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ラボ36、はじまる。

2018年10月25日 | 制作公演関連
M.B.Eプロジェクト最後のオフ。
その日はまた、劇団俳優座の
LABO公演No.36
『女と男とシェイクスピア』
稽古初日で、運良く顔が出せた。

オーストラリアの演劇界で
劇作家として人気を二分する
ジョアンナ・マレースミスと
デヴィッド・ウィリアムソン。

本作は後者の代表作で、原題は
『デッド・ホワイト・メイルズ』。
ウィリアムソンは60~70年代の
小劇場運動から出た作家で
風習喜劇を得意とし『デッド~』は
その一つの到達点と言われている。

大学講師が、シェイクスピアに対し、
ジェンダーやポストコロニアルの
視点から激しい批判を展開し、
それに対する学生達の反応が見処
・・・ということでタイトルは
『女と男とシェイクスピア』に。

てか、今回急遽いただいた仕事で
全て受け売りですけどね……


受け売りついでに。
「ポスト・コロニアム」についても
コピペさせてもらいましょう。

1980年代に提唱された概念で、
直訳すれば「植民地時代のあと」。
なるほど、オーストラリアらしい
テーマなのである。

西洋の植民地主義という歴史的事実と
植民地から独立したあとのイデオロギー。
階級、人種、ジェンダーといった
文化的な変化のプロセスを考察する学問。

硬い。難しい。
学術的には、そーなのだけれど。

それを踏まえた「豪州の今日的課題」を
奥手な大学生が、もっとも身近な
家族へインタビューする中で、
様々な発見をする物語なのである。

何故か、時空を越えてシェイクスピアも
出てきちゃうユルい展開だったりもする。

12月の公演なので、まぁそこいらは
おいおいと述べることにします。

その日は、一度通して読んで、
制作面のミーティングを小一時間。
「豪州関係のスポンサーを捕まえて
オージービーフやビール、ワインを
手に入れて、お客様も招いた
前夜祭みたいなイベントをやろう」等
前向きな(?)話題で盛り上がった。

個人的に「オーストラリアのワイン?」
と思ったけれど……。
それこそ植民地を経ている国だけに
仏、伊、独、スイスにクロアチア……
様々な国のワイン技術が融合して、
日本でも大ブレイクした「チリワイン」
同様「新世界」のー翼を担うらしい。

そう言われれば
カンガルーのラベルが可愛い
「イエローテール」を見掛ける。

と、これは月曜日の話。



明けたので、いよいよ今日。
M.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』は
シアターΧに小屋入り。

昨日(10/24)開幕した
卓球のプロリーグの会場と
同じ両国にある劇場です。

初日は、10月27日(土)。
28日(日)まで、全三回公演。

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ビシバシとシステム

2018年10月23日 | 制作公演関連
昨日はM.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』が
最後の稽古休みであった

一方。
『ビシバシと 叩いて渡る イシバシ君』
の東京公演が近付く、岐阜が拠点の
劇団ジャブジャブサーキットは
稽古ともに旅支度にも余念なし

さて「ビシバシ」といえば、
我々世代にとって、ピンとくるのは
1986年、住田隆と西田康人により
結成されたお笑いコンビ
「ビシバシステム」であるずだ。
94年、西田が脱退し、布施絵里が加入。
ただ最近は活動休止状態。

それはともかく。
その命名者は、中村ゆうじ
(のち中村有志、さらに中村ゆうじ
を経て、現在は中村有志)で
「石橋を叩いて渡る」が由来だと
wikipediaに書いてあった。
その諺とコンビ名の連関性に
すぐさまついてはいけないけれど。

住田、西田(現在は緋田康人)、
布施(現在、ふせえり)に中村も
1985~89年に、若者を中心に
衝撃的なインパクトを与えた
伝説の演劇ユニット「ラジカル・
ガジベリビンバ・システム」のメンバー。
あの、シティボーイ×宮沢章夫の世界から
派生している、と判れば納得がいく。

納得といえば・・・

「ビシバシステム」は、ふせの
結婚・出産を機に活動が止まったと。
で、そのお相手が三木聡。
映画『亀は意外と速く泳ぐ』や
ドラマ『時効警察』シリーズ等を手掛け、
ちょうど今は『音量を上げろタコ!
なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ』
が公開中の監督であり、
かつてはシティボーイズの舞台の作演出。

ほいでもって、亀にも時効にも
タコにも、全部奥さまが出演している。

・・・というようなことが色々
繋がってきて、なるへそなわけである。



ジャブジャブの公演タイトルの
他にも「ビシバシ」と「石橋を叩いて渡る」を
関連させたものがあった……って話は
予定より遥かに脱線した

土砂崩れが起きた夕方から翌朝まで
待機を余儀なくされた12人の、
それぞれの事情や過去にまつわる出来事が
タイトルに絡めた謎解きを含め、
ミステリー仕立てで描かれていく舞台は
いよいよ、10月26日から28日。
世田谷区(下北沢)のザ・スズナリにて。

そうそう。
待機を余儀なくされる場所は
「廃校になった中学校の再利用施設」
なのだが『喪服の似合うエレクトラ』は
北区の廃校になった中学校を再利用した
「ココキタ」で稽古をしていて、
本日から再開! ラストスパートです!!
こちらは27日と28日、墨田区両国の
シアターΧです。






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太宰に関する問い合わせ

2018年10月22日 | 身辺雑記
「太宰に関する問い合わせ」
とゆータイトルにしたけれど、
正確に書くと・・・

太宰治の作品を舞台化した
『もういいよったら もういいよ
~10人の女性から太宰治への
メッセージ~』という作品を、
今年の7月6日に三鷹市にある
芸術文化センター・星のホールで
上演したのだが、そのチラシを
たまたま手にした広島在住の女性が、
宣材にあった僕の連絡先(携帯)に
電話で問い合わせて来た。

・・・となる。

なんでも最近太宰に目覚めて、
まだ詳しくはないのだけれど、
休みを利用して「聖地」を訪ねた。

青森(というか津軽)生まれの
無頼派の彼は、上京後の長い時間を
三鷹で過ごし没した。墓もある。
(会場の斜め向かいの禅林寺)
ゆかりの場所も多いので、
ダザイストが行き交う街に……。

その際、ゆかりの店の一軒で
マスターから手渡されたチラシに
企画・主演の原きよが綴った文章が
彼女の心に刺さったのだという。

以上。
昨日の弊ブログの最後に書きかけた
「太宰関連の面白い話」でした。

ん? 別に面白くはないか
……なんて言うのか、こーゆー想定外の
繋がりって、愉快じゃない???

 

昨日は自販機から坂口安吾が丙午だと。
で、無頼派の太宰と繋がったわけだが。

そういえば『もういいかい~』の演出と、
制作の僕、そして主催サイドにひとり
「ひのえうま」がいたのだった。

さて、安吾と同じ1906年の丙午は、
ノーベル物理学賞の朝永振一郎、
HONDAの創業者・本田宗一郎。
つい演劇に絡めてしまうが、
大女優・杉村春子(文学座)に
新劇の巨人・滝沢修(民藝)等。

ビスコンティやワイルダーに
ベケットもだけど、外国の人は
「丙午」じゃあないか


**大いなる蛇足**

サミュエル・ベケット(英)
不条理演劇の代表作
『ゴドーを待ちながら』の作者。

ビリー・ワイルダー(米)
『麗しのサブリナ』『七年目の浮気』
『アパートの鍵貸します』などの
映画監督(脚本・製作も)

ルキノ・ヴィスコンティ(伊)
『若者のすべて』『ベニスに死す』
などの映画監督にして貴族。
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麒麟は仕事が早い

2018年10月21日 | 身辺雑記
帰宅がてっぺんを過ぎた。
駅前のロータリーにテレビクルー。
おじさんには目もくれずに
若いほろ酔いの女性へアタック。
『家、ついて行ってイイですか?』
(テレ東の深夜番組)だった。

繁華街を過ぎて、家に近くなると
一気に喧騒がなくなる……。
明るいのは自販機くらいだ

日本に200万台以上あるらしいが、
丁度いま時分はコールドのみから
ホットもあるバージョンへの
移行時期でさぞや忙しいはず。

ちなみに、我が直近の6台中、
温かいのが飲めるのはキリンの2台。
アサヒ、サントリー、ポッカと
伊藤園の各1台は冷たいまんま。

我が愛するキリンは仕事が早い!

てか、シェアNo.1のコカがないな。
大手は住宅街には目もくれずに
高立地を抑えまくってるのか?!

そう台数でいえば。
2位がサントリー、3位アサヒ、
4位にダイドーがいて、我が社
(働いているわけじゃないけど、
ファンとしての、我がキリン)は
5番手ですから入れ替えも早い??



と、今日書くべきことは
ざっくりこんなところだ。
勝手に一話1000字くらいと
自分で決めているので……
字数がまだある。
よし、昨日の補足を

1906年10月20日生まれの
坂口安吾は丙午(ひのえうま)。
つまり。
我ら昭和丙午の一回り先輩。
かつ。
個人的には東洋大学の先輩で。

も少し言えば。
「哲学館」から始まる大学で、
哲学、印度哲学、中国哲学文学の
三学科は、難易度こそ高くないが
大学のシンボル的位置にあった。

で、安吾は印哲で、僕は中哲。
かなり近しい先輩といえる。
2013年、阿呆な経営陣は、
この伝統ある「二哲」を
あろうことか一緒にして、
「東洋思想文化学科」に。
   

と、この件は永くなるからパス。

・・・坂口安吾。
大学の先輩とも、同じ丙午とも
知らずに読んだのは、推理小説の
アンソロジーの中の一篇
『不連続殺人事件』だった。

・・・坂口安吾。
太宰と並ぶ無頼派ツートップと
言われつつ、やや後塵を拝する
イメージなのは「鉄紺」の校風?


太宰関連の面白い話があったんだ。
でも1000字を越えたので、また。



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ふたたびの六本木

2018年10月20日 | 制作公演関連
劇団俳優座『首のないカマキリ』の
制作をお手伝いしたのは春。


日本有数の歴史ある老舗劇団は
余りに敷居が高かったのだけれど、
出演俳優の少ない家族的座組で、
また作品も小劇場のiaku主宰
横山拓也氏の書き下ろし・・・
新劇の中堅劇団・東演時代も
はせひろいち氏、藤井貴里彦氏など
小劇場の作家と新劇の融合を
生命線としていた僕にとって
・・・この点もプラスに働き、
とにもかくにも大変勉強になった。

時の移ろいは早く、夏。

しかも歴史に刻むだろう猛暑を過ぎ、
ストンと秋。

今度は俳優座のラボ公演を
手伝うことが急遽決まった。
本番は十二月。

実は『~カマキリ』の残務処理で
事務所を訪れた頃が、来月本番の
本公演『われらの星の時間』の
立ち上げの時期で、担当者から
「腕のいい宣伝美術いませんか?」
と相談されて、一人紹介した。
その流れで『~星の時間』の
パンフレット、Tシャツの作成に
ちょいと絡んでいたりもする。

そんなこんなでM.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』の
合間に六本木に顔を出している。

さる火曜日は、ラボ公演の
美術打合せを下北沢にて。
プランナーの加藤ちか氏とは旧知。
演劇集団ア・ラ・プラスや
J-Theaterなどでお世話になっている。

また彼女自身、俳優座の芝居に
何度も関わっているのだが、
今作演出を担う森一氏とは、お初。
てなわけで、同行するこてに…。

舞台監督は石井道隆氏。
この業界では「チャーリー」の方が
通りが良いのかもしれない。
スヌーピーの飼い主に似ているから、
と由来を聞いたような気もするが
格段似ているとは思わない……。
というより。
『スヌーピー』をちゃんと見たり
読んだりしていないことに
今更気づく。閑話休題。

石井×加藤は俳優座の別作品で
既に仕事をしているという。

かくいう僕とチャーリーは、
東演の『大地のカケラ』で組んだ。
前述のはせ作品。12年前の話になる。
……公演は、そう丁度10月だった。

ミーティングはちかさん御用達の
シモキタの西口からすぐにある
ベトナムカフェで行われた。

井の頭線の踏切を渡って、
ひたすら道なりに行くと、
かつて小田急線の踏切があった
小高い丘を越え、長い坂を下ると
春には桜が美しい遊歩道だ。

まっすぐ進めば、前段登場した
東演の事務所とアトリエがある。
左に折れると代沢小学校に出る。

今は改装工事中なのだが、
ある作家がかつて代用教員を
務めたことでも有名な学校だ。
それから、元総理の孫で、
タレント(歌手というべき?)
DAIGOの出身校でもある。

作家は坂口安吾。
偶然にも、今日10月20日は
彼が生まれた日だ。
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ココキタに来たエレクトラ

2018年10月19日 | 制作公演関連
10月2日の弊ブログに書いたのは
山ちゃんが稽古場に来た件。
本作スタッフは所謂「篠本組」が
勢揃いして心強い的な内容……。
その末席に制作の僕がいる。

そして。
本日北区にあるココキタに来た。
舞台監督・田中新一を中心に
セットを仮り組みして、通した。
照明・朝日一真、音響・山田健之が
見守る中、一部衣裳もつけて。

・・・そうそう、時系列でいえば、
仕込後に、衣裳の時間を取った。
今回、久しぶりの竹内陽子・・・
若くして、アパレル業界で
ブランドを立ち上げた彼女が
演劇に魅せられて転身したのは、
ちょうど世紀の変わり目でもあった。

今時はSNSでアピールもできる。
が!
まだ当時はデジタルアナログ混在期。

竹内は自作の衣装をカラーコピーし、
色気のない茶封筒で片っ端から
劇団にDMを出したらしい。

僕の古巣にも届いたのだが、
個人的に、そーゆーの大好物なので
すぐ連絡して、事務所に御足労……
いや、駅前の喫茶店で会ったのか?
いずれにしろ。
独特の世界観に光を見い出した。
……のだけれど、いかんせん
劇団ではまだ力がなかったので
セルフプロデュースの芝居に起用。
これが想像以上の出来映えで、
早速、当時の制作者仲間に
「不幸の手紙を送りつけてきた」を
紹介のキャッチフレーズにして
ガンガン引き合わせたりもした。

そんなチャンスを一つひとつ生かし、
今では海外公演を何本もこなす
「売れっ子」になっているのだった。



話を戻す。
プランナーに全体の流れを観て貰い、
「スタジオ初日」は終わった。

M.B.Eプロジェクト
『喪服の似合うエレクトラ』
パンフレットの作成も進めている。
ドラマトゥルクからの原稿に、
〈ユージン・オニール生誕150年〉と。

チラシなどには謳っていない情報。
それを記念、したわけではないが
今回、パンフレットは有料である。

そうそうたる研究者による
読み応えのある冊子を準備中

【出演】

エズラ・マノン旅団長
・・・をはり万造

クリスティーン(その妻)
・・・横尾香代子

ラヴィニア(その娘)
・・・松川真澄

オリン(その弟)
・・・藤田三三三

アダム・ブラント(船長)
・・・荒川大三郎

ピーター(砲兵大尉)
・・・草野峻平

ヘイゼル(その妹)
・・・立花芽衣

セス(マノン家の庭師)
・・・佐々木梅治

ジョーゼフ(医師)ほか
・・・春延朋也

ジョサイア・ボーデンほか
・・・神保麻奈

ヒルズ牧師ほか
・・・青木恵
 
アイラ・マッケルほか
・・・鈴木寿和

アブナー・スモールほか
・・・坂口寿一

船歌の音頭取り
・・・篠本賢一

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トラバー点

2018年10月17日 | 身辺雑記
詳しくは書かないけれど、
最近は俯いて歩きがちである。
と。
〈トラバー点〉なるものを発見。



発見!とゆ~か、ずっとあったのに
私が気づかずにいただけのもの。

で、地べたにあるものだから
土建屋のパパなら詳しいだろうに
彼は数年前に荼毘にふされたから
残念だが訊くことが出来ない。

ネット検索してみた。
測量に関する基準の点だと
ざっくりな認識はできた。
ま、そんな感じはハナからあったが。



意識的に見れば、マンホールやら
何やら地面には色々あって……
それこそ個性的な重い円形の蓋を
全国津々裏々見て歩く方が、
少なくないことは知っている。

〈普段その存在に気づかない〉
という意味では、日本の演劇も
哀しいかな似た状況にあるのか?
マンホール好きな一定数と同様、
一部の芝居好きな人に支えられ、
残る大多数の国民からすれば
トラバー点同様、日々あるのに
目に入らないみたいな、ね((T_T))

わわっ(゚Д゚;≡;゚д゚)
また俯きがちな話になるのか?

一年間で半分勝ってないチームに
ノーヒットノーランを食らい、
我が燕軍はあえなくCS終戦。

広島がボッコボコにしてくれると
信じています。頑張れカープp(^-^)q

それよりも。
概ね残り五節となったJ1で
(台風などで一部未消化試合あり)
我がジュビロが自動降格および
入換戦の16~18位にギリギリの
15位というヤバイ位置なのも
下を向きたくなるこの頃の一因だ。
しかも。
降格圈ゆえにシャカリキになる
長崎(18)、湘南(13*)と今月戦い、
31~34節は、広島(2)、東京(4)、
札幌(5)、そして川崎(1)と、
優勝争い及びACL出場の掛かる
クラブに当たる厳しいカード。

(括弧数字は暫定順位。
*は延期になった28節。
ついでにACLは「アジア
チャンピオンズリーグ」)

頼むぞ名波! 俊輔もね!!
(名波はジュビロ監督。
俊輔はジュビロの司令塔。
ともに日本代表の10番を背負った
天才レフティーです、蛇足ながら)

取らないと得点を。

取らねば点・・・とらばーてん、

トラバー点


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