麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

川を渡る~児島行その1

2006年10月23日 | 東演
 週末、岡山県倉敷市の、児島ってところに行って来ました。
 中国地方の演劇鑑賞団体のブロック総会への参加でした。
 


 八時半の新幹線に乗る。
 朝が早く、というよりまたまた前夜に遅くまで呑んでしまい、従って朝が辛く、のぞみの中は爆睡となった。気付けば名古屋。ようやく鞄から会議の資料を取り出すも秒殺で、目覚めれば京都…ってな調子で、岡山着はお昼。
                      
 岡山からはマリンライナー(快速電車の名前です)で児島へ。
 車窓からの風景を楽しむ頭の中には、テレ朝の長寿番組のテーマ曲(作曲は溝口肇さん)と石丸謙二郎氏のナレーションが流れる。

 岡山市街を抜けて広がる田園風景は、僕を育んだ川崎のはずれ・柿生に似た懐かしい絵だ。
 いくつか小さな川を渡る。
 そんな時思い出すのがチビの頃の冒険だ

 小さな柿生という町も、子供にとっては全世界だ!
 少しずつ自分の足で行くエリアを広げ、そんな中、橋を渡り川を越えるのには、一大決心がいる。そこは僕たちとは別の、違う誰かの領土であって、我がもの顔で遊んでいればやられるのが掟。
 喧嘩はいけない。だけどそこから友情が生まれ、数年後には同じ教室で机を並べ、今度は同じ女の子を巡って火花を散らす。そんなこんなで、やがて親友になるのだ。
 そんな日本中、いや世界中で繰り返される風景を、思い出した。
 快速電車の僅か15分ほどの間に。

 そして。悲しいニュースが確かに多いけれど、今でもそんな冒険をする子供達がいっぱいいっぱいいることを、僕は信じている!



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