麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

長崎は明日も晴れだった

2023年09月30日 | 鑑賞

名作の題名のパロディ作品で

面白いものにお目にかかるのは

昨晩の仲秋の名月を拝むより難しい。

のだけれど、今夜拝見した

劇団一の会vol.53.5番外公演

~祈り~は、

大変上質の舞台であった。

 

 

『千羽鶴』作/四方田直樹

『長崎は明日も晴れだった』

作/太田善也

ふたつの短編からなる70分の公演。

 

前者は不条理劇の匂いのある

ライトな物語。

後者は広島に原爆が落ち、

長崎にはまだ落ちる前の「時間」を

切り取った作品。

 

どちらも反戦を真っ向から語らず、

けれどもまさに~祈り~に立脚した

「演劇」として観客をとらまえる70分。

 

明日が千秋楽。

その明日もあと数時間に迫っているから

とやかくいわずにアップするけれど、

時間のある方は、江古田へ!

 

16時の大楽が狙い目らしい。

 

 

余談。

早めに江古田についたので、

ネット検索して高評価のラーメン店へ。

「お客様が最後です」と。

直後に券売機前に立った

いかにもラーメン好きな中年男性は

「ごめんなさい、スープ切れです」と

断られて渋々退散。

 

それから。

観劇後に、東長崎まで歩いて、

ふらりと入った居酒屋も当たりで

三打数三安打一本塁打

もちろんホームランは一の会。

 

追記

二枚目の写真は西武池袋線

東長崎駅のオブジェ。

 

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仲秋の名月

2023年09月29日 | 鑑賞

仲秋の名月を、武蔵小金井駅を降りて

現代座会館へ向かう道すがら

拝むことができた。

「曇り空の雲の隙間に、もしや」と

各局の気象予報士が言っていたから、

ラッキーだったのだろう。

 

そもそも、彗星やナンチャラムーン的な

天体ショーに疎くて

朝ニュースで見聞きして、その時は

「夜空を見上げよう」と思うのに、

大概は芝居を観て、その後仲間と盃を重ね、

翌朝鮮やかに映る星や月をワイドショーで眺め、

「しまった、また見逃した」と

 

そうして半世紀以上生きてきたので、

今回のライブビューは珍しい。

 

 

筆者が珍しく見上げた空には

やはり〈珍しい〉未確認飛行物体が

右上に5機写りこんでしまいました。

     

 

まんまるなお月様に導かれて、

たどりついた舞台は

『 わすれものはありませんか?』

(作/武本武之、補作・演出/木村快、

共同演出/黒澤義之、主催/現代座)

 

移動支援とタクシードライバーの物語で、

つまりは福祉に関わる作品。

2008年初演ののち二年に渡り上演。

その後、作者が18年急逝し、コロナ禍に。

追悼公演に着手できぬまま漸く今回、

新しいキャストによる再演となったそう。

 

そして、前述のテーマゆえ、現代にも充分、

いや今にこそ必要な舞台であった。

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Nada Soso

2023年09月23日 | 身辺雑記

いきなりの涼しさに、ホットコーヒーを

思わずコンビニで買った朝。

そのちょいと前に遭遇したのは、

Tシャツ姿で傘を持った西洋人。

反対の手にはカフェの発泡製カップ。

彼も温かい飲み物を選択したようだ。

 

とても明快な音量で音程も完璧な口笛。

曲は『涙そうそう』。

そう、名曲に国の垣根はない。

 

すれ違った時は♪晴れ渡~る♪あたり。

冒頭書いたように、雨だったけれど。

 

仕事を終えた頃、雨はあがり。

その時間にすれ違ったのは法被姿の「地元娘」。

後ろ姿ゆえ年齢は不詳だし、

今時それは〈ナンチャラハラ〉になるのか。

ε=ε=┏(・_・)┛ ε=ε=┏(・_・)┛

 

 

いきなりの涼しさに、思わず

流石秋分の日と思った2023年9月23日。

でもまだまだ残暑と明快に天気予報。

そしてヘンテコな気候に国の垣根はない。

 

地球に♪正常♪はかえってくるのかしら。

というか、50億年くらいのネンゲツに

何が正しくて何が嘘ですか・・・

ギャ~

それは『不良少女白書』の一節

 

さておき。

季節は秋に傾いていて、いろんな町では

祭が催うされる時期なのだ。

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《特》

2023年09月19日 | 身辺雑記

「十年に一人の逸材」だとか、

「今年一番の話題作」などなど、

その素晴らしさを表す言の葉が

逆に陳腐に聞こえたりもする今日この頃。

と、敬老の日にフワッと思ったのは、

たまたま手に取った菓子パンが

〈高級〉と〈スペシャル〉だったから。

 

 

ただ、そもそも100円ほどの菓子パンで、

それを更に安く購入した筆者である。

詐欺だとか声高に叫ぶ気持ちは、零。

 

    

 

見方を変えれば・・・

安価にしては高級だとか、

加工技術がスペシャルなのさ、

という製造元にはセイゾウモトの

思いがあるのやもしれない。

「いや、そこはノリじゃ~ん。

突っ込むは野暮の極みだよ」と

おっしゃっるなら、それはそれで納得。

 

それはパンから思い当たったこと。

同時に、昨朝早く生でみたラグビー🏈

イングランドの精度の高いパントを見て、

日本代表を煽るマスメディアの

「史上最強」的なワードと菓子パンが

結びついたりもしたのでした。

 

闘球一択ではない。排球や籠球も……。

テレビ、新聞にはまた、それぞれの事情。

 

65歳以上の高齢者が3623万人。

総人口に占める割合が29.1%で過去最高。

世界一! さらに80歳以上は10%超え。

こちらは正真正銘のスペシャルだ。

・・・いろんな意味で。

 

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案山子を誉めるぜ、SU。

2023年09月18日 | 鑑賞

 

昨今急増するコラボカフェのひとつ、

パセラボタワー新宿東南口店にて開催中の

映画『シティーハンター/

天使の涙(エンジェルダスト)』の脇を抜け、

芝居を見に行ったと、昨日書いた。

 

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

第131回公演『星をかすめる風』を

紀伊國屋サザンシアターにて。

 

演出のシライケイタが良い仕事をしていた。

ホームの温泉ドラゴンでの仕事とは

一味違う演出で「青劇」の魅力を

最大限生かす舞台を創出した!

 

7月には、劇団俳小『これが戦争だ』で

やはりカンパニーの力を引き立てる

作品を紡いでいたが、まさに脂が乗っている。

 

      

 

所属するクラブチームではトップ下に座り、

ゲームメイクする10番が、

日本代表では一列下がってボランチ。

これはフットボールの喩えだが。

 

ゴルフなら、攻めの番手で遠くに打つ

ラウンドメイクではなく、

余りに起伏に富んだコースに強風という

コンディションを踏まえて、

我慢の刻むゴルフを選択するような……。

 

日本の刑務所で獄死した

韓国の国民的詩人・尹東柱

(ユン・ドンジュ)を描いた

イ・ジョンミョンの同名小説を原作に

2020年9月に初演された

青年劇場×シライの初タッグ作の再演。

 

観劇日は14日。昨日先週末。

このあと全国各地を巡演。

 

ポジションやスタイルをかえる、

と書いたので作品タイトルを

無理苦理アナグラム

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シティーハンター

2023年09月17日 | 鑑賞

 

芝居を見に新宿を歩いていたら、

上の掲示板をめっけた。

 

北条司『シティーハンター』を

週刊少年ジャンプで読んでいたのは、

中高と思っていたが、どうやらそれは

『キャッツ♥️アイ』(1981-84年)で、

85年から連載開始の『シティー~』は

浪人から大学の頃になるらしい。

 

 

そんな漫画から、テレビアニメ、映画が誕生。

今、展開中のキャンペーンは、

現在上映されている「劇場版最終章」。

新宿を舞台にした物語だけに絶妙!

 

主人公・冴羽獠の相棒、槇村香役の

伊倉一恵さんとは少しくご縁があって、

劇団東演時代に『月光の夏』という作品に

ピアニスト根岸弥生とともに、

我々の前に現れ、当時の若い劇団員は

超めちゃくちゃザワメいたのだった。

伊倉さんは、アーティスト「やよすけ」の

プロデューサーいう立ち位置。

もう大人の我々はそれを十二分に理解し、

100tハンマーでの「天誅」のことなど

喉元でグッとこらえて、

ベートーベンや特攻隊の話をした。

 

作品の正式名称は〈ピアノソナタ

「月光」による朗読劇『月光の夏』〉

という平和を希求する作品だったのだ。

 

さて、『シティー~』は誕生から38年、

長らく愛され続ける〈ハードボイルド

ラブコメディ〉だけれど、

『月光~』も舞台劇時代を含めれば

27年を数えるロングラン作品になった。

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スポーツの秋2023

2023年09月16日 | スポーツ

もう、なんだかスポーツの2023年である。

矢継ぎ早に次々と・・・

 

阪神は「アレ」 18年ぶり6回目。

その数が意外や意外に少なくて、

セ・リーグでは下から二番目。

最少は横浜の2回。なのだが、

その2度とも日本シリーズを制していて、

「日本一」でいうと虎が最も少ない1回。

勿論、巨人に並ぶ伝統のチーム。

1リーグ時代の優勝4が入っていない。

 

  

 

ふと思い出すのは、中学時代。

「中体連」地区大会のため教室が寂しい。

サッカー部と陸上部の面々が朝からいない。

翌日は剣道部・卓球部・新体操部が……

とか言っているバレー部の僕は、

その日、コートの設営からの試合になる。

 

弱小バレー部は、普段校庭の隅っこの

コート片面に排水溝が通る場所から、

県大会常連のテニス部が君臨する

校庭の真ん中に、ポールを打ち込んで

ネットを張り、ラインを引く。

おっと

話が完全にタッチラインを割りました。

 

2023年、晩夏というか初秋。

バスケからラグビーなのであります。

 

ブティックには、下のような商品が前面に。

そして、某ラーメンチェーンのカウンターには

大手ビールメーカーがラグビー日本代表を応援

……しつつの、消費拡大作戦のポップ!

 

で、桜のジャージの第2戦を前に、

明日はバレーボールのW杯!

まずは女子が開幕

 

なんだかスポーツの年だと書いたけれど、

二年前には東京五輪に湧いたばかり。

さらには。COVID-19の影響で

次のオリンピックは、もう来年だ。

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平河町ショートトリップ

2023年09月14日 | 身辺雑記

二度ほど探して見つけられなかった

昔むかーしのバイト先。

要人警護メインの警備会社で、

9月4日付弊blogでも少し触れているが、

その本社が平河町にある……いや、あった。

その場所にはもうなかった。

 

 

平河天満宮のすぐ近く。

ただ初老脳の記憶は「平河さんを登った奥」に

すり替えられていて、二度とも紀尾井町側に

ずれた道を歩いていたのだった。

井上陽水のアレではないけれど、

♪探すのをやめた時 見つかることも

よくある話で♪よろしく、

実は今回は探していなかったのだが、

たまさか別の用事で歩いていたら

「あれ、この坂の感じアレじゃない?」

と、かつてのビルを発見しちゃったのだ。

 

そうそう、プロ野球から少し目を離した隙に

阪神がマジック1(驚!!)

また、その優勝を「アレ」と言うのが

巷で盛り上がっていると、恥ずかしくも

昨日初めて知りました。

 

言うまでもなく、文中の二つのアレは、

井上陽水の「曲」であり、

坂の感じは「バイト先の会社」であり、

優勝ではありません。

優勝といえば意外にも、

高校日本代表が初めての世界一に。

かつても凄いメンバーがいたから、

一度くらい頂上に登ったと

勝手に思っていました。

と書いた墨の乾かぬうちに。

スーパースターがいるチームが

甲子園で優勝することは寧ろ少なくて。

 

名将・馬渕監督は、侍ジャパンU-18に

2023年の「高校四天王」スラッガー陣、

佐々木麟太郎(花巻東)、真鍋慧(広陵)、

佐倉侠史朗(九州国際大付)の三人を

選出せず、スモールベースボールで

〈勝つ野球〉にこだわったのであった。

四天王の中、唯一の投手前田は選出・・・

というか、前田悠伍(大阪桐蔭)は

現段階ではずぬけた完成度。

ただ、それがこの先も、とは限らない。

 

 

平河町から一本、交通量のある道を渡れば

隼町。国立劇場が間もなく「さようなら」。

おつかれさま、初代!

 

 

今日もフラリふらり、内容が散歩しちゃいました。

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ラフタリーの丘

2023年09月11日 | 鑑賞

 

決して「白」ではない作品世界を、

あえて白。それも純白ではないホワイトで

魅せた松生紘子の舞台美術。

 

その色味で最も映える衣装を整えた

小泉美都。

 

扉の軋みなど生活音のようで、

実は登場人物の一人の脳内とリンクし、

かつ、それを超えた広いイメージをも持つ

勝見勝一の音響。

 

照明の石島奈津子、映像の栗山聡之が

互いを尊重しつつ譲れない部分はきっちりと!

バランス良いプランニング。

 

もちろん俳優陣の演技は言わずもがな。

そして、久方ぶりのホームでの演出となった

髙岸未朝の、丁寧な仕事。

 

まさに〈総合芸術〉と呼ぶに相応しかった

劇団俳優座No.354『ラフタリーの丘』

作:マリーナ・カー

翻訳・ドラマトゥルク:坂内太

演出:髙岸未朝 於:俳優座スタジオ

時:2023年8月29日(火)~9月10日(日)

 

多くの言葉のいらない舞台、昨日終幕。

 

一枚目の写真

左から荘司肇、加藤佳男、髙宮千尋、山田貢央。

 

松本潤子↓

 

齋藤隆介↓

 

右:荒木真有美↓

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髪すらっしゅ3ミリ

2023年09月07日 | 身辺雑記

髪を切りに行った。

 

  

 

最近は「後ろと横はバリカン、

上はあわせて適当に」とオーダー。

「バリカンは3mm、高めまで」と。

 

すっかり定着した〈1000円カット〉。

気付けば、徐々に値上がりして

1350円になっていました。

また以前は、店を畳んだ風の

ベテラン紳士が多い印象でしたが、

最近は老若男女バラエティーな陣容。

 

今日私の頭を当たったのは若い女性。

長めのバリから入り短いバリ……

からの、さらに短いバリと、

七割以上バリカンを駆使する流儀。

ベテランは、長バリ短バリのあと

鋏で整えるのに時間を要して、

その鋏も持ち変えて後半にバリ一寸、

で、最後の仕上げも鋏という流派。

 

いや「流派」ではなく手順か

 

演劇界においても……釘を口に咥えて、

ナグリと呼ばれる金槌でってのは前世。

近年はタッカーでプシュプシュ!

おっと、タッカーは建築用ホッチキス。

蛇足ながら。

 

【本文とは関係のないイメージ画像】

 

今日は某大手芸能事務所の会見あり。

そのオフィスのある街に夜出向いたけれど。

エンタメの流儀も、昔どうりにはいかない。

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