麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

トロペジェンヌ

2022年03月30日 | 身辺雑記

南仏の定番スイーツ「トロペジェンヌ」。

ブルターニュ産発酵バターを使った

さくさくのブリオッシュ生地に、

オレンジフラワーの香り豊かな

カスタードクリームを挟んだ、

冷やして美味しいお菓子。

女優ブリジット・バルドーが名付け親、

……らしい。それをファミマで買って

家についたら0対1でリードを許していた

ベトナム戦。昨夜の話

ちょうど前半を終えた時間だった。

 

いわずもがな、サッカーワールドカップ予選。

既に本戦出場を決めたサムライ・ブルーは

11月に向けて、23人を絞り込むテストも兼ね、

ピッチに立つ顔ぶれを変えながら、ゴールを狙う。

 

トロペジェンヌを頬張りながら応援していたら、

後半の早い時間に追いついた。

その後も一方的に攻めたが、結果はドロー。

 

良くいえば厚い選手層。

世界で戦うメンバーがなかなか定まらず、

必然システムも、まだまだ固まっていかず。

ハラハラするが、ポイチ監督を信じよう。

 

フットボールともコンビニスイーツとも

関係ない下の写真は、渋谷の劇場の入る

ビル一階のオブジェである。

 

本日オフ。

ゆる~い内容になりました、とさ。

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きょうはなふぁ

2022年03月27日 | 俳優座

【京花、fin】

 

16日のブログでフランス語の「開幕」を使ったから、

閉幕にあたるFermetureで締めるべきとも思ったけれど

映画のおしまいの「fin」がちっちゃい頃から

何だか良いなぁと思っていたので、つい……

 

そしてタイトルがファンではなく「ふぁ」なのは、

発音検索した結果「ファ」としか聞こえなかったから

と、中国語の「花」の発音huaに少し掛けてみました

この作品と中国には一切関係ないのですが……

学生時代に習った尾っぽが、ちょろっと。

 

 

前置きが長くなりましたが、

劇団俳優座LABO公演vol.38

『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』は

COVID-19禍、蔓延防止等重点措置が

公演会期中に解除されたとはいえ、

まだまだ予断が許されない中、

全12回の幕を下ろすことができました。

上の写真は演出と出演者で記念写真。

 

実は25日は演出・森一の誕生日でもあり・・・

・・・お祝い。

 

さて、数ある田中千禾夫戯曲から選んだ二編。

その対称に、多くの賛辞をいただきました。

例えば『京時雨~』が内面的、対して『花子』の開放力。

前者は悲しみの70分、後者は健康的笑いの30分などなど。

 

詳しくはこちらにまとまっています。

 

俳優座LABO『京時雨濡れ羽双鳥・花子』感想など まとめ

★ 俳優座LABO『京時雨濡れ羽双鳥・花子』✨戦後、価値観の激変に苦悩しながらも日々をひたむきに生きる男女を描いた 田中千禾夫 の名作✨ #俳優座 を担う若手を配した二本立て...

Togetter

 

 

年度末の多忙の折、たくさんの皆様に観劇いただいたこと、

末筆ながら改めて御礼申し上げます。

演劇活動の大半を俳優座の座付作家として過ごした

田中千禾夫作品を、今後とも上演したいと強く確信できる

多くの励ましの声が嬉しかったです。

・・・(嬉し泣き)

 

只今、5階はバラシの最中、、、

「劇場」が「稽古場」に戻って、今度は6月に

次回公演の幕が開きます。

工具の音を耳にしながら6階にて。

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満開2022

2022年03月26日 | 身辺雑記

 

自分とこの芝居にかまけている隙に桜が咲いていた。

幕を開けて数日経った出掛けに、テレビが「開花」と

言ったのを耳にしたのをうっすら覚えている。

明日は、もう満開だという。

 

桜もだが、六本木(に限らず都心)のあちこちで

目につくのが、電動キックボード。

 

 

いろいろ問題もあると聞くが……。

益々あったかくなって、需要は増えそう。

 

春  

そーいえばプロ野球も開幕して、

我がスワローズは7点差をひっくり返す

劇的な勝利でシーズンのスタートを切った

 

昨年の日本一が何故ビジターで初戦?

と思ったら「本拠地開幕権」がコロナの影響で

ずれているのだとか。ここにもCOVID-19禍

 

それを知らなかった自分。

野球への興味が随分下がっていると自覚。

・・・とっても難しいとは思うが、

燕二連覇を願ってはいます。

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とあるランキングをたまたま見て思ったこと。

2022年03月25日 | スポーツ

ソフトバンク系列のニュースサイト

「ねとらぼ」が3月11日から3月17日にかけて

今年の箱根駅伝出場校で好きな大学は?

というアンケートを実施した結果、

我らが東洋大学が、分不相応にも1位に輝いた

 

3位青学(393票)、2位中央(580票)に対し

942票と思いのほか大差での一等賞だった。

「鉄紺」の、一秒を削り出す走りに

多くの賛同をいただけたようだ。

 

一調査団体の3500弱の結果だから

どこまでの精度かわからないけれど

正直に嬉しい。

少し補足すれば……。

投票を呼び掛ける際に21校(学連選抜含む)から

青学、順天、駒澤を写真入りで詳しく紹介して、

最後のまとめに「往路を9位で終えたものの

総合4位に食い込んだ東洋大学、

初出場ながら最後まで襷をつないだ駿河台大学

なども話題になりました」と。

 

その情報の中「鉄紺が好き」という方が

突出した数字だったことは、えも言われぬ心持ちだ。

 

三月下旬。22年シーズンはまだ先だけれど、

勿論、闘いは始まっている。

 

今年の箱根を回避したスーパールーキー

石田洸介(新2年)、エース松山和希(新3年)、

そして主将となった前田義弘(新4年)を中心に

柏、及川、児玉、清野(以上新4年)、

佐藤、九嶋(以上新3年)、梅崎(新2年)と

ざっと名前を挙げただけでもワクワクする布陣。

きっと新入生にも力のある韋駄天がいるはず。

「諸学の基礎は哲学にあり」の地味な大学は

走る者、走れない者、支える者も皆の力をあわせて

「一秒を削り出します」

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3月23日

2022年03月24日 | 身辺雑記

祖国を蹂躙される大統領が、アジアの端っこの国で

オンライン演説をおこなった3月23日。

奇しくも247年前の今日、パトリック・ヘンリー

(米国の政治家)が有名な演説をしている。

英国の植民地だったバージニアで、

ニューイングランド地方の抵抗運動に参加すべきと。

「自由を与えよ。然らずんば死を」は

歴史に残る名句と言われている。

のち独立戦争を経て、彼はバージニアの初代知事に。

 

演説の83年後に生まれたのがドイツの平和主義者

ルートヴィッヒ・クヴィデ(1858-1941年)。

ビスマルクの王政に始まり、4つの時代に目を光らせ、

1927年にノーベル平和賞受賞。

独仏融和への尽力に対して贈られたものだが、

ともに受賞したのが仏国の教育学者・哲学者の

フェルディナン・エドゥアール・ビュイッソン

(1841-1932年)。無償、義務、非宗教性の確立に

寄与したことでも有名な人物。

 

二人が受賞した二年前、ゼニンスキー大統領の

演説を聴いた国の熊本で生まれたのが

「打撃の神様」川上哲治(1920-2013年)。

いうまでもなく、現役時代は赤バットから

通算2351安打、1319打点を叩き出し、

首位打者5回、本塁打王2回、打点王3回、MVP3回。

また監督して在任14年間でV9含む優勝11回!

(リーグ優勝、日本シリーズとも)。

入団の1938年からは投手も担い、

「元祖二刀流」の一人ともいえる。

 

また川上の異名のひとつが「弾丸ライナー」。

グンと伸びる打球は、まさに・・・

《浮くライナー》・・・ウクライナ。

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きょうはなどゅみみりゅう

2022年03月21日 | 身辺雑記

【京花、demi、milieu】

 

(手前=佐藤礼菜、奥=安藤みどり)

 

16日に開幕した劇団俳優座LABO公演vol.38

『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』は

(作/田中千禾夫、演出/森一、於/俳優座5階稽古場)

本日6ステージ目を終えて、ちょうど中間(milieu)。

半分(demi)を終えて折り返します。

 

17日のアフタートークで、みなもとごろう氏が

三島由紀夫と田中千禾夫の比較論を展開。

前者は世界的作家で、後者は現在においては

国内ですら万人に知られているとは言えないが、

実は大きな仕事をした一人だという持論。

 

例えば「戦後の戯曲」との切り口で言えば、

発表された時期が1945年8月15日以降という点で

「戦後の」と言うことは勿論できる。

が、それは戦前戦中に書かれたものだったり、

心持ちがまだ戦後でないものも多く、

真の意味での「それ」を書いた作家こそが

田中千禾夫であると私は思う、と。

 

(右から順に、安藤、河内浩、関山杏理)

 

写真は、一枚目と四枚目が『花子』

二、三枚目が『京時雨濡れ羽双鳥』である。

(撮影は三枚目のみ、若井なおみ。他は坂内太)

 

(橋の上=右が釜木美緒、左が小島颯太、橋の下=右が安藤、左が辻井亮人)↑

(右から順に、河内、佐藤、安藤)↓

 

後半は、さらに加速します!

『京時雨~』約70分、『花子』約30分。途中休憩あり。

明日は完売ですが、他はまだチケットございます。

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ささじい逝く。

2022年03月18日 | 

笹山栄一

1931年3月13日、三重県生まれ。

下村正夫らが創設した新演劇研究所に学び、

後継劇団の新演に参加。師・下村と

演出研究所の八田元夫を中心に発足した

東京演劇ゼミナール(1959年)を経て、

62年に劇団東演へと発展した歩みにも共した。

以来、旗揚げメンバーが鬼籍に入るなか、

最後の一人として東演を牽引した俳優である。

 

今年の3月13日、91歳の誕生日を迎え、

その二日後、天寿を全うした。

 

私が、ひょんなことから東演に籍を置いたのが97年。

その時、笹山さんは60歳半ば。

劇団運営には一切かかわらず、役者道を邁進していた。

 

私が多少は制作者らしくなって、企画から予算組、宣伝等々、

まるっとプロデュースを任されるようになって

手掛けた作品たち・・・

『温室の花』(03年、作/今井一隆)

『浄瑠璃の庭』(04年、作/藤井貴里彦)

『大地のカケラ』(06年、作/はせひろいち)*

『空ゆく風のこいのぼり』(08年、作/藤井貴里彦)

 演出/磯村純(無印)、河田園子(*)

・・・そこには欠かさず笹山さんがいた。

 

飄々とした演技はどれも印象的だが

『浄瑠璃~』は特に印象深い。

私が東演を巣立ったあとも「またやりたい」と

言ってもらえた作品の一番手だった。

 

誕生日から間もなくの逝去と書いた。

16日は、今私の居る俳優座のラボ38の初日。

舞台監督は八木澤賢。

彼も元東演で、単身の笹山さんの面倒をみてきた男だ。

彼の仕事の邪魔にならないよう前日に逝ったのは、

「笹じい」の最期のやさしさだったと勝手に思う。

 

素足にサンダルで、自転車を漕いで稽古場へ。

私は2009年に退団したから、

それは随分と昔の風景だったりもする。

食いしん坊だった「笹じい」に下北沢の桜の下、

花見でたらふく食べて、話して、笑って……

ここ数年、開催できなかったのはちょびっとだけ

心残りだったりはする。

 

劇団の拠点「東演パラータ」で、昨日、送る会。

ラボ38を終えてから逢いに行ったので22時過ぎ着。

もちろん会は終わって「寝ずの番」の劇団員のみ。

なんとか挨拶だけはできた。

 

誤解を恐れずに言うと、挨拶は形式的に済ませた。

俳優・笹山栄一は亡くなっていないし、

今後も、すぐ近く……はさすがに勘弁だけれど、

彼の台詞や人物造形よろしく、良い塩梅の距離で

私の近くに居ると、これもまた勝手に思う。

 

昨日、誕生日を祝う話を書いた。

来るひと去るひと。季節のめぐり。

 

やすらかに、笹じい。

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きょうはなきょうはおばちゅあ

2022年03月16日 | 俳優座

【京花、今日はouverture】

 

 

自動販売機は20日午前に修理が来て、

Tシャツも一枚一枚みたら、

途中からは京花のもので数も足りていた。

そんなこんなはいずれにしろ些事。

(3/13付ブログに、この件の詳細を書いています)

 

場当たりとゲネでも問題は出て、

というか問題をクリアするために行うから、

ひとつずつ潰した15日火曜日……

と、そんな昨日は小島颯太の誕生日

今回初舞台でもある彼を祝った。

 

↑ キャストに囲まれた小島(中央)

後ろは上階の社長、取締役と制作・霜垣。

↓ 演出の森とふたりで。

 

あけて本日は、ouverture(フランス語の「開幕」)

・・・田中千禾夫がフランス文学者でもあったので。

おかげ様で満員での幕開けとなりました。

明日も完売しております。

 

劇団俳優座LABO公演38

『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』は27日まで。

5階稽古場にて。

ちなみに次回公演から「俳優座スタジオ」と

改称するので、この芝居が掉尾を飾ります。

座付作家・田中千禾夫で幕をおろす……

良いのではないでしょうか。

 

 

 

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2022年03月15日 | 身辺雑記

タイトルの入れ忘れではなく、

句点の【。】なのである。

 

ある雑誌が創刊1000号を迎え、

たくさんの寄稿で構成されていた。

百人百様の文章を読むなかで、

内容とは別に句点の使い方も目に止まった。

 

世代が広いからだと、まず思う。

年代により作文の授業における指導が

変わったからであろう。

【。」】を実践しているグループと

句点なし括弧閉じの派があって。

確かめようがないけれども、中には

句点あり括弧閉じだったけれど、

成長過程で目にした新聞雑誌等をみて

【 」】に転向した族もあったりで……。

 

書き手の都合はさておいて、

出版社の編集方針で統一されることもある。

今回俎板にあげた雑誌は、

筆者の原稿が生かされているようだった。

何にせよ、大した話ではない。

ふと思うのは・・・

句読点などは理屈もなく覚えて使うけれど、

教育で学んだことは身につくとなかなか解けない。

遠い国の軍事侵攻、隣国の歴史認識などなど

・・・風呂敷を広げすぎかしら?

 

風呂敷や着古した着物から雑巾。

それは『マリアの首』等で知られる劇作家

田中千禾夫の、執筆前のルーティンだったそう。

 

 

劇団俳優座LABO公演38

『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』

作/田中千禾夫 演出/森一

3月16日~27日、俳優座5階稽古場

身辺雑記ながら珍しく宣伝。

明日、初日。

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きょうはなもうしあげのころあい

2022年03月13日 | 俳優座

【京花、もう仕上げの頃合い】

 

劇団俳優座LABO公演vol.38

『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』の開幕が近し。

三日後です。

 

稽古場に能指導の柴田稔氏がいらしたのが9日。

同日、歌唱指導の天野眞由美(弊団女優)が

歌録りに夜遅くまでつきあってくれた。

10日、朝日新聞夕刊に「老舗復活の兆し」と記事。

躍動する、俳優座 運営若返り、演出家が頭角 一体感アップ:朝日新聞デジタル

 老舗劇団の俳優座に復活の兆しがある。戦後の新劇界を引っ張ったが、看板役者の不在で低迷していた。2021年に上演した5作で第56回紀伊国屋演...

朝日新聞デジタル

 
OGPイメージ

劇団俳優座、創立80周年へ“原点回帰”…初演から70年経て『花子』上演「戦後描いた田中作品には心打つすごみ」:中日スポーツ・東京中日スポーツ

劇団俳優座は劇作家、脚本家、仏文学者として知られ、俳優座演出部員だった田中千禾夫(ちかお)さん作の舞台「京時雨濡れ羽双鳥」と「花子」(...

中日スポーツ・東京中日スポーツ

 

そうそう、東京中日スポーツに大きく掲載されたのは8日だ!

 

・・・と、日々イベント(?)が続き、

芝居も「刻一刻」ペースで深まっております。

 

 

深まるなかでアクシデントも当然ある。

キャストの小島颯太デザインのTシャツが12日着。

が、あけてビックリ

白はラボ公演38のものだったけれど、

黒は、函館の豚丼屋さんのスタッフTシャツ。

は、はこだてって、えらく遠いぞ。

土曜日は自動販売機も故障して、

ボディにある問合先に速攻電話したのだが、

無情にも留守電メッセージが流れた……。

 

そんな苦難(?)を乗り越えながら進んでいきます。

詳しくは、こちら。

https://haiyuza.net/performance-2-2/labo38/

 

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