“其処”に入ったら、新田恵利の『冬のオペラグラス』がかかっていた。
僕は読み物にすぐ集中したので、その後は覚えていないが、ふと文字から目を離した時は、渡辺美里が流れていた。
曲名はさだかでないが、その間も80年代のヒットソングがランダムに“其処”の空間を埋めていた気がする…。きっとそれが“其処”のコンセプトなんだろう。
そういえば最近、中村あゆみや渡辺美里の露出が増え、ついに「リンドバーグ」が再結成とか。
アラフォー世代には、めっちゃ懐かしいっす
若い頃聴いてたってことに加え、同世代っすから。
そう。アイドル的要素もあった彼女たち。
ティーンから20代前半にブレイクしていて。
しかし、渡瀬マキは40歳には見えないよな…
おニャン子の会員番号4番の新田はどうしているだろう?
今もコンスタントに芸能活動しているのは国生(8)、満里奈(36)、静香(38)、あと生稲(40)……ああ、あと17番のお城こと城之内早苗か。
*( )数字は、云うまでもなく会員番号
思えば。小学校の野球チームで絶対的エースだった男が、中学では外野に回っていたり、中学ではピンチサーバーでの出場がやっとだったのに高校では小柄ながらオポジット(スーパーエース)になったり・・・人間いつピークが来るか解らない。
『イカロス』のリーフレットの入稿締め切りはいよいよ明日。
構成と校正を同時にこなすギリギリなスケジュールの中、ふと“其処”で思った。
その『翔べ!イカロス翼-君は翼を見たか-』の中にも、人間の浮き沈みは出てくる。
それでも頑張って行こう!的なシーンが、ある。
いや逆に、そんな稽古を見ているから、J-POPからそんな連想をしたのかもしれない・・・。今もいる人、いない人。。。
あ
『イカロス』だから、当然『道化師のソネット』が劇中に使われると思っている人も多いでしょう。
実際、1986~95年の東演の『イカロス』では使用させていただいておりました。
が
今回は、すべて刷新してお届け!というコンセプトなので“あの”独特の高音は登場しません。
でも。観劇後、あの曲を愛してやまない人の心には、静かにあの曲が流れるような、そんな舞台にはなるように創っています。