麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

私も、大型家具店に行く。

2015年08月30日 | 制作公演関連
TDLに行ったことがない。
ランドにすらだからシーは言わずもがな。

ここまで来ると自慢できるだろうか?

基本的に人がわんさら来るところが苦手。
色んな意味でマイナー気質だから仕方ない。

そんな僕だからIKEAやコストコとも
これまで無縁であった。
が。
生まれて初めてスウェーデンからやって来た
世界最大の家具販売店IKEAを訪れた。
『私もカトリーヌ・ドヌーヴ』で使う
椅子を購入すべく港北店へ。

新横浜からシャトルバスを使ったが、
30分おきに出る中型車は満員。
さすが
さらにはそのバス内のモニターで
IKEAについての映像が流れている。
買い物の仕方や会員の説明など
ふむふむ。初めてでも安心。

港北インターからすぐの巨大な量販店
……とゆーよりエンターテイメント施設。


しかしそれを楽しむ余裕はなく、
一目散に28番の棚を目指し、
さくっと会計、とっとと宅配の手続きをして
再びシャトルバスに乗った。

先月お休みした月一ロングラン公演
『ROSE』本番が夜に控えていたのだ。

話が少し脇道に逸れるけれど・・・
朝早く出て徹夜も多かった土建業の親父は
始発前に家を出たので当然自動車通勤で、
仕事場は巨大な港湾や真夜中の道路等、
つまりは満員電車や昼間の雑踏などと
無縁な生活を送っていた。
混雑を好まない体質にならざるを得ない。

一方で、遊園地のプールなど人の集まる場所を
造るのが仕事だったりした。
余談だが、新横浜からIKEAに向かう時
左手に聳えて見える日産スタジアム内の
プール造成も親父の仕事の一つだ。

大阪万博はじめ神戸ポートピア、
つくば宇宙博などの「期間限定イベント」は
そのパビリオン群の勉強も兼ねて
欠かさず足を運ぶ男だった。

パビリオン内の展示を普通は見に行くのに
親父の興味はその建物構造であり、また、
広大な会場の舗装などを含めた「造り方」に
あったのだろうと、大人になった今思う。

僕のマイナー嗜好に関係あるのかないのか。

お土産がわりに駅前の歩道の、
愛する横浜F・マリノスのマンホールをパチリ。

シアターΧに向かいましたとさ。


(本稿の内容は8/28の話です)
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私も、本所の稽古場に居る。

2015年08月28日 | 制作公演関連
川を渡る風が急に秋めいた東京で、
パリ郊外を舞台にしたお芝居
『私もカトリーヌ・ドヌーヴ』。
(作・演出・美術・作曲/ピエール・ノット)

昨日は照明の佐々木さんがいらっしゃっり
一昨日は音響の川口さんが顔を出してくれた。
舞台監督・藤森さんは稽古初日から居て、
フランス気鋭の演劇人ピエール・ノットを
招いてのプロダクションだけに
スタッフワークは、がちっとしております。

外国の方なので、当たり前だが、
通訳兼演出助手の山上さんはベタ付き。
さらに翻訳協力の八木さんまでも
毎日足を運んでくれてている。

そんな稽古が連日繰り広げられているのは
地下鉄「蔵前駅」近くの、所番地でいうと、
厩橋を渡った墨田区本所になる。


(厩橋からの風景)

今や「世界の」スカイツリーがある
墨田区は、本所と向島二つの区から
成ったのだという。
そして本所といえば「世界の」
王貞治を生んだ町でもある。

さて町の話ついでに書けば。
墨田のもうひとつの顔である
現国技館は、両国に1985年建った。

僕の幼い頃、国技館といえば蔵前で、
隅田川の向こう隣の台東にあった。
仮設を経て1954年から84年まで、
大相撲の聖地を担った蔵前国技館。
キャンディーズのコンサートや
『あしたのジョー』の矢吹対金竜飛戦も。

さて国技館はそもそもは両国にあった。
今とは少し異なる場所に1909年誕生し、
二度燃えて、戦時下は風船爆弾工場に、
戦後はGHQに接収され、両国メモリアルホール、
日大講堂などと名を変えるのだが、
長くなるので割愛します。

そんな新旧国技館の間に位置する本所で
『私も~』は本番に向けて一直線!
蝉の声がとんと弱々しくなった晩夏に
稽古を重ねております。
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Quiete.Quiete閉幕す。そして……

2015年08月25日 | 制作公演関連
Quiete.Quiete-vol.6『楽屋』
(作/清水邦夫、演出/辻崎智哉)
一昨日、全公演を終えました。

日曜日11時開演の回も
他のステージと遜色ない客入りで
ほっとしたとゆーか
少し、驚いてすらおります。

関西では定着しつつあると
聞いてはいましたが、
実際この目で見て、かつ
「午後が有効に使える」だの
「一日二本見るとして、
二時六時だと正に休みなく
観なきゃなので、頭と気持ちの
入れ換えができていい」だの
生の声を聞いて……
成程、今後の採用に
前向きにならざるを得ません。

問題は役者の体が起きるか、ですな。

ラップを取り入れたりと
斬新な作りに様々な感想も
寄せていただき、
Quiete.Quiete初の東京進出は
成功と言えたと思います\(^-^)/

あ、京都拠点の辻崎のユニットなのです。

そして。
「古都」からの芝居を終えて、
今日からはフランスから演出家
(戯曲、美術、作曲も
を招いての『私もカトリーヌ・ドヌーヴ』が
本格的な稽古が始まるのです。

隅田川のほとりの、とあるスタジオにて
20日間のコンパクトな稽古。
勿論、役者達で事前のそれを積み重ねての
本日からマッチングとなります。

一言でいうと「苦い芝居」です。
口当たりの良い、もっといえば
歯応えのない舞台が横行する昨今、
一石を投じる作品になることでしょう。

9月16日~20日、上野ストアハウスにて。

詳細は改めて。
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辻崎『楽屋』開幕す!

2015年08月21日 | 制作公演関連
清水邦夫の代表作の一つ『楽屋』は
日本で最も上演されている
とも言われている戯曲だ。

ロングランが1000ステージ達成!
といった具合に一つのプロダクションで
数を稼がれる作品もあるわけだが、
『楽屋』のそれは、プロの○○座から、
劇団△の養成所発表、大学の劇研、
高校演劇部やシニアのカルチャーセンターと
幅広い層が上演している、その数を指す。

そんな、沢山の方々に愛されている名作を
Quiet.Quietが本日8/21(金)~23(日)、
下北沢の小劇場「楽園」にて。



作/清水邦夫、演出/辻崎智哉

出演/秋葉舞滝子(SPIRALMOON)、
齋木亨子、阿部恍沙穂、
呉城久美(悪い芝居)

本日7:30~に開幕
明日は14:00と18:00、
千秋楽は11:00と15:00。
全ステージ開演の異なるタイムテーブル。

そう日曜日「午前開演」という
珍しい設定もあるのですが、
関西では定着しつつあり、また、
評判も上々らしい。

話が前後したけれど、Quiet.Quietは
京都からやって来た辻崎のユニット。

彼は長く東京で演劇活動していたが
(その頃、一度ご一緒した縁で
今回制作に入りました
2011年東京を離れ、佐賀を経て故郷へ。
13年に立ち上げたQuiet.Quietは
今回が早くも6回目の公演となる。

京都の中核劇場として生まれ変わる
ロームシアターのオープニング記念事業を飾る
団体の一つにも選定されるなど
精力的に活動していますぞ。
お見逃しなく。

料金設定も以下のように色々取り揃え、
伝説の劇場「ジャンジャン」を彷彿とさせる
小さな二面舞台にてお待ちしております。


一般前売2,800円、一般当日3,000円、
一般ペア割5,000円、
U-25前売2,200円、U-25当日2,500円、
U-25ペア割4,000円、
U-18前売・当日共1,000円。
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ピエール・ノット来日す。

2015年08月19日 | 制作公演関連
昨日、ピエール・ノットが無事
フランスからやって来た。

まず彼は日本演出者協会主催の
演劇ワークショップの講師の仕事をし、
それが終わると、自らの作演出の舞台
『私もカトリーヌ・ドヌーヴ』の
日本初演の稽古に臨む。

既に出演者四人による事前の稽古は
行われていて、またそれは
「したまち演劇祭in台東」の提携公演
でもあるのだが、その開幕前々日に
決起集会が都立産業貿易センター台東館で
夕刻から開催されたので、
観世葉子(母親役)


乾杯の音頭を仰せつかった観世
団体のアピールをする高橋、小林、菅原



高橋和久(長男役)、小林亜紀子(長女役)、
菅原奈月(次女役)の全出演者と
制作の僕と近藤寿美子で参加した。



その話も詳しくしたいのだが、
これからピエールと会う為家を出るのと、
実はPCのキーボードの幾つか
……AとかFとかが駄目になって、
大変億劫なのだ

てな訳で今日はここで投稿
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お金の問題ではない!

2015年08月17日 | 身辺雑記
きっと金額の問題ではないのだろう。

とあるカレーのファストフードチェーンでは
利用するとサービス券が貰える。
その枚数によってトッピングが得られ、
10枚以上はカレーライス一皿と交換可能だ。

詳細を提示しても詮ないことなのだが…
2枚でコロッケ(単価は70円)、
4枚でフィッシュフライ(同110円)、
10枚で440円のポークカレーが食べられる。
さらに頑張って15枚なら欧風ビーフカレー。
こちらは普通に購入すると590円なり。

確かにどんどんグレードアップする。

が、券1枚あたりの価値に換算すると
……コロッケ35円、フィッシュフライ27.5円、
ポーク44円、ビーフ39.3円とわりと凸凹。

消費者感覚では貯めれば貯めるほど
お得になるもんだと考えるが

逆にいえばコスパを求める人は、
10枚ためてポークを食らうべきだし、
何はなくてもフィッシュフライが好き
って人は27.5円何するものぞ、だ。



さて、演劇を含めた趣味趣向の世界も
まったくもってポーク一皿かフライかだ。

たまにはおめかしをして大劇場へ
正装のスタッフに「いらっしゃいませ」と
迎えられつつ、ふかふかの絨毯を踏みしめ
階段を登った扉の先の豪華な舞台装置……
多少台詞が聞こえづらくても、
普段テレビで見る有名人が目の前に
そして終演後は洒落たバーへ

一方。
無名の役者たちの熱い演技を、
ぎゅうぎゅう詰め狭い小屋で見て、
「ヒロインはまあまあだったけど、
悪役の方、三十後半であの芝居じゃな~」
と、一串100円の焼鳥とホッピーで
口角泡を飛ばすのも観劇の形だ。



とか戯言を書いたところで。
とあるとんこつラーメン店で
サービスチケットを貰った。
5枚でトッピング1品、
10枚でラーメンまたはつけ麺1杯、
15枚でオリジナルTシャツ。
トッピングは100円まで、
ラーメンは550円だから、
20円/枚、55円/枚となり……
Tシャツも原価はもっと安いだろうが
1500円くらいはするだろうから、
100円/枚となり、なんだか普通。

これはこれで少々寂しい
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7020150815

2015年08月16日 | 鑑賞
標題は銀行の口座番号みたいだが。
昨日は第二次世界大戦の終戦から
70回目の8月15日だったわけで。

僕は古巣である劇団東演の
『ピアノソナタ「月光」による
朗読劇/月光の夏』を下北沢の
北沢タウンホールで観劇した。

初演の2003年から上演の続く舞台。
毛利恒之の原作からなり、
舞台劇の誕生は1996年まで遡る。

今年は昨年入団の新鋭・木野雄大が
初めて「東演の財産演目」に立った。
13日からの打ち日で、14日には
まもなく座歴40年に達するベテラン
和泉れい子も初めて「月光」を語った。



平和を希求する演劇は各地で
上演されたことだろう。

15日14時からは新宿瑠璃光院の
如来堂で、アニメーション×演奏×朗読
『平和交響曲・誕生会』と
『天使の羽根の降った街』があった。
『月光~』と時間が重なるため、
前日のリハーサルに伺った。

TVアニメ『タッチ』や『ジャングル大帝』の
監督・演出で知られる宇井孝司の作・演出、
さらにアニメーション操作も担う作品。

そして『天使~』は7月にJ-Theater公演で
オーディションを勝ち抜いた若手キャストで
楽しんでいただいた作品を、
声優の山田栄子、秋田まどか、
俳優の小林拓生というメンバーで。

さすがに腕のある役者に掛かると
リハながら、聴き応えがまるで違った。

シアター711(下北沢)では
たざわちぐさの原画と
武田直之のバリトンで届けたが、
今回は絵は変わらずに、
須永諒子のフルートと内田久己のピアノ。

また『平和~』は二人の演奏と
世界中のこどもたちの絵のコラボレーション。
9カ国のこどもたちが「明日」「夢」を
テーマに描いたものが「動く」のだ!

もっと多くの国のこどもたちの絵を集めて
今後もこのプロジェクトは続くそうだ。

    

偶然だが2本とも音楽と朗読劇の
コラボレーションになった。

前者は《ピアノソナタ「月光」による》
と謳うだけあって4人の朗読者とピアノ演奏。
今年は根岸弥生(13日)、仲道祐子(14日)、
佐々木崇(15日)が奏でた。

近年、数としても増えている朗読劇。
音楽やダンス等とのミックスも多い。
そのことはまた別に書くことにする。
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真夏の贅沢

2015年08月11日 | 鑑賞
ピアノを、東京文化会館に聴きに行った。


ピアノってだけで何だか素敵だけれど、
日本のクラシックの殿堂となれば
さらに贅沢さが増すわけである。

が。
大変申し訳ないことに、開演に遅れた僕は
ロビーで一曲演奏が終わるのを待つことに。

ロビーと言ったって、普段僕が制作で入る
下北沢の小劇場の建物ごと三つ四つ
収まるほどの広さでございまして
そこに「お客様」は僕一人だ。



演奏会場の扉に係の若い男性がすっと立ち、
バーコーナーでは若い女性が時折
グラスを鳴らしたりする中、
モニターからはベートーヴェンが聴こえる。
なんだか我が家にピアニストを招いて、
ソファーで音楽に身を委ねるような
「超贅沢」な錯覚にとらわれた。

若いドアマンは執事。
メイドが鑑賞用にオン・ザ・ロックを作る音が
ピアノに絡むパーカッションにも感じられて…。
嗚呼、至福の時

※※※

植田伸子ピアノリサイタル2015

プログラムは・・・

モーツァルト
ピアノソナタ第4番/変ホ長調
k.282

ベートーヴェン
ピアノソナタ第21番/ハ長調
作品53「ワルトシュタイン」

ブラームス
三つの間奏曲/作品117

シューマン
作品9「謝肉祭~
4つの音符による面白い情景」

で、アンコールが三曲も。
つまりは遅れて下手奥の最後列に座り、
生の演奏が、先程の「超贅沢」より
さらにスーパーな至福な時間になった訳で。


末筆ながら。
植田伸子(うえたしんこ)さんは
佐賀県在住のピアニスト。
今年のリサイタルは、既に
唐津(7/17)、福岡(7/18)、
そして東京(8/10)を終え、
残すは佐賀(8/28)となりました。
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てつをたぢから

2015年08月10日 | 身辺雑記
一昨夜の暑気払いで、ひととき鉄道話で
大いに盛り上がったことは驚きで、
また「鉄ヲタ」が如何に多いかを
改めて思い知らされる酒席にもなった。

 

大学の劇研で二枚看板を張っていた女優
(正確には「元女優」というべきか?
ただ今春、一人は久しぶりに舞台に立った)
とは今年の正月に飲んだ顔触れだった。

「同じ面子じゃ詰まらないから誰か誘え」
と一学年下の娘から命令を受け、
共通の知人という枠組の中で何人かに当たり、
僕同様、観客として二人の勇姿を見た側の、
大学時代の親友をゲットした。

思えば彼と会うのは三年ぶりくらいになる。
で。
当然「華のキャンパスライフ」とか
芝居の話に花が咲くと思いきや、
(その話題が、そりゃ中心ではあったが)
鉄道に関して何故だか興を得たのだった。

確かに僕の親友は、オタクまでいかないが
鉄道は好きな部類で、彼のプランによる
旅の回数は両手で足りない。

そこにもってきて、元女優の夫君が
揃って二人とも「鉄ヲタ」だったので、
その薫陶を受けた妻二人も詳しく……
山手線の古い車両がどこどこを走ってる、
京急の線路は普通のより広いから
スピードがめっちゃ出るとか、
旅先でボックスシート好きな人に出会い、
さすがについて行けなかった等々
僕にはぶっちゃけどーでも良い話で
小一時間を費やした。

繰り返しになるが
やはり鉄道を趣味とする人の数は、
ほとほとさよ~に凄いのである。

演劇のマイナーさが奇しくも明確化された、
長く続いた猛暑日が途切れて、
暦の上では秋の、少し過ごしやすい夜
八月八日のお話でした。



そうそう。
東洋大学文学部中国哲学文学科
(今は印度哲学科と一緒になり、
東洋思想学科だかになってしまった
の同級生の彼は「明日、義父母の金婚式で」
と、その準備のため一足早く帰ったのだった。

この場をかりておめでとうございます。

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Jのかたちのつづき

2015年08月07日 | 制作公演関連
夏の甲子園が開幕した
100年目
けれども第97回大会だ。

戦後70年とも関わる数字の差異。

若き闘いはどんなドラマを生むか。
そうそう。
既に公演を終えた「若き俳優達」と、
その育成に力を注ぐJ-Theaterのことを
8/4に書き始めながら……
佐田詠夢さんの結婚報道が飛び込み、
本日に至ったのだった。

※※※

俳優養成の現状は、
毎日授業のある「場」が減って、
週2ないし3が主流になって久しいが、
最近は「週一」の所まであるらしい。

カルチャークラブか~

そこにはきっと事情もあるだろう。
また「ただ時間を費やせば良い」
ってもんでもないのは言うまでもない。

昨今は、民間の大きな劇場で
プロのスタッフがサポートする
「卒業公演」を打つ養成機関も多い。

ただ誤解を恐れずに言えば、
それらは《公演という名の発表会》だ。
舞台上には生徒、客席に仲間やご両親。
進路を鑑みてプロダクションのスカウトを
招いているところもあるだろうが、
いずれにしろ一般のお客様は少ない。

で。小林拓生率いる(と言うか、
正規のメンバーは彼一人だが)
J-Theaterなのだが・・・。

当然様々な眼に晒される上に、
共演者にプロがたくさんいることが、
授業の数十分の一の稽古時間ながら
何千倍かの栄養を与えることになる。

個人差は、勿論あるのだが・・・



客席に親御さんクラスメートが多い。
そもそも養成所生を使った「発表会」で
金を取るのか。等の厳しい声も聞く。

そういう点が皆無とは言わない。
準備期間が短く本番に臨む傾向が高く、
結果、客席の身内率が高いことは
重々承知している。改善を試みながら、
J-Theaterの、というよりも
日本の演劇界の将来に繋がるような、
高邁な精神を忘れずに、
次回は10月末から11月中旬まで。
下北沢の3劇場を股にかけて!

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